KFエンジン 1概 要 ,2WD車 ,4WD車 1)特 徴 ダ イハ

ダ イハ ツエ 業株 式会 社
KFエ ンジン
通
称
ミラ イース
1概
車 両型 式
名
DBA― LA300S
DBA― LA310S
エンジ ン型式
KF― VE(N/A)
適 用 時期
2011.9´ V
出
典
資
料
新型車解説書 No.1(EK21lE)
新型車解説書 No.2(EK221 E)
修理書 No.l A巻 (」 K21lKA)
修理書 No.2(JK221E)
要
KF(N/A)エ ンジ ンは,低 燃 費,低 振動 ,低 騒音 ,小 型軽量化 を狙 い に開発 した直列 3気 筒 エ ンジ ンです。
KF(N/A)エ ンジ ンは,次 の環境性能 に対応 して い る。
(1)2WD車 ,4WD車 と もに ガ ソ リ ン乗 用 車 の 平 成 17年 基 準排 出 ガス 75%低 減 レベ ル を『JC08Hモ ー ド+
」C08Cモ ー ド』で達成 して い る。
(2)「
エ ネ ルギ ー使用 の合理化 に関す る法律」に基 づ く2015年 (平 成 27年 )燃 費基準 に対 して,2WD車
,4WD車
と もに 2015年 (平 成 27年 )燃 費基準 20%を 達成 して い る。
1)特
徴
(1)低 燃費
m DVVT(可 変 バ ル ブ・ タイ ミング)機 構付 きDOHC4バ ル ブの動弁機構 と高効率 ス トレー ト吸気 ポ ー トの採
用 に よ り吸排気効率 を向上 した。EGRシ ス テ ムの採用 に よるポ ンピング・ ロスの低減 ,エ キゾース ト・バ
ル ブ遅開 き化 による排気損失 の低減 ,及 び電子 ス ロ ッ トル・ ボデ ー によるきめ細 かな空燃比制 御 な どによ り
,
高性能 。低燃 費 ・低 エ ミッシ ョン化 の両 立 を図 った。
(口 )高
着火性 イリジウム・ スパー ク・ プラグの採用 ,イ ンジェ クタ噴霧微粒化 ,燃 焼室形状 の最適化 ,及 び ビス
トン頂面 を斜 め ス キ ッシ ュ構 造 にす る こ とよって,燃 焼 に最適 な タンブル流 を発生 させ燃焼効 率 の 向上 を
図 った。
レ⇒ピス トン・ リ ングの薄幅化 によ り張力 を低減 し, また スカー ト部 に樹脂 コー トを追加す ることによ リシリ ン
ダ 。ボア との フリクシ ョンを低減 して い る。
(二 )オ
フセ ッ ト・ クラ ンクの採用 によ り,ビ ス トンのス ラス ト荷重 を軽 減 し,フ リクシ ョン・ ロス の低減 を図 っ
た。
(ホ )エ
ンジ ンの圧縮比 を上げる ことによ り,燃 費 を向上 させ た。
(2)低 振動・ 低騒音
的 ア ル ミ 。オイル・パ ンの採用 によ り,エ ンジ ンの振動 を低減 して い る。
剛性 アル ミ 。ブ ロ ックによ り,エ ンジ ンの振動低減及 び結合剛性 を向上 して い る。
1/Nl鍛 造 イー チ 。
バ ラ ンス・ クラ ンクシャフ ト(各 気筒 にバ ラ ンス をとった クラ ンクシャフ ト)に よ り,打 音 ,曲
(口 )高
げ振動 を低減 して い る。
(二 )エ
ンジ ン・ マ ウ ン ト・ ブラケ ッ ト(RH)を タイ ミング・ チ ェー ン・ カバー と一体化す る こ とに よ り,振 動 を
低減 して い る
- 38 -
(3)小 型 ・ 軽量化
的 直打式 DOHCの 採用 によ り,シ リ ンダ・ヘ ッ ド周 りの小型軽量 化 を図 った。
(口 )イ
ンテー ク・ マ ニ ホール ド,ス ロ ッ トル・ ボデ ー, シリ ンダ・ヘ ッ ド・ カバ ー な どの樹脂化 によ り,軽 量化
を図 った。
レ→シ リ ンダ 。ブ ロ ックのアル ミ・ ダイキ ャス ト化 によ り
,軽 量化 を図った。
2
構造・機 能
1)構 成部品 の配置 (図 I-1,2,3)
オイル・ コン トロール・バルプ (OCV)
イグニ シ ョン・ コイル ※2
インジェクタ
バ キューム・スイ ッチ ング・パルプ (エ バポパージ用 VSV)
スロッ トル・ ボデ ー (ス ロッ トル・ ポジシ ョン・ センサ)
バ ッテ リ電流・パ ッテ リ温度一体型センサ
コンピネーシ ョン・ メータ
EPSコ ンピュータ
DLC
リレー・プ ロ ック
才
″
/
│
フューエル・ポンプ
トランスミッシ ョン・ コン トロール・ コンピュータ
(CV丁 /eco・ !DLE・
ECU)
エ ンジン・ コン トロール・ コンピュータ
スキ ッ ド・ コン トロール・ コンピュータ (ABS・ ECU)※ 3
スキ ッ ド・ コン トロール・ コンピュータ (VSC・ ECU)※ 4
ニ ュー トラル ・スター ト・ スイ ッチ
バキューム・ センサ (吸 気管圧力・ 吸気温一体型センサ)
カム角センサ
水温センサ
EGRバ ルプ (ス テ ッパ 。モータ式)
ノ ック・ センサ
オキシジェン・センサ (リ ヤ02セ ンサ)※
アクセル レータ・ペダル (ア クセル・ ポジシ ョン・センサ)
エ ンジン回転センサ
オキシジェン・ センサ (フ ロン ト02セ ンサ)※
1
1
※ 1:ヒ ータ付き
※2:イ オン電流検知装置内蔵
※3:VSC非 装着車
※4:VSC装 着車
図
I-1
構 成 部 品の 配置
- 39 -
・ シフ ト・
ポジシ ョン信号
・大気圧信号
フューエル・
ポンプ・モータ
エ アコン作動信号
エ ア・ クリーナ
ラジエータ・
ファン・モータ
A/Cコ ンプレッサ・
アイ ドル・アップ
要求信号
スロットル・
ション・
センサ
・
マグネット
クラッチ
バ ッテ リ電流・
バ ッテ リ温度
一体型センサ
エバポパージ用 VSV
車速信号
チ ャコール・
キャニスタ
エ アコン
EFI―
オイル・
コントロール・
パルプ
丁端子信号
イグニション・ コイル※
1
フューエル・ポンプ
OFF
インジェクタ
可変バルブ・
タイミング・
コン トローラ
フロン ト02セ ンサ
(ヒ ータ付き)
水温センサ
ノック ロセンサ
エ ンジン回転
センサ
リヤ02セ ンサ
ータ付き)
(ヒ
※ 1:イ オン電流検知装置内蔵
※2:VSC非 装着車
※3:VSC装 着車
※4:オ ー ト・エアコン装着車
※5:マ ニュアル・エ アコン装着車
図
I-2
シス テ ム図
- 40 -
PCVバ ルプ
エキゾース ト・
パイプ
プ ローバイ・ガス・ ホース
(プ ローバイ・ ガス対策)
チ ャコール・ キャニ スタ
(燃 料蒸発ガス対策)
エバポパージ用VSV
吸気管圧力・ 吸気温一体型セ ンサ
エ ンジン回転センサ
(点 火時期制御装置)
│
カム角センサ (点 火時期制御装置)
i,
可 変 バ ル ブ ・ タ イ ミ ング 装 置
EGR/$/1,7(Z7y r\ - jE-rit)
リヤ02セ ンサ (ヒ ータ付き)
イグニ シ ョン・ コイル
エキゾース ト・マニホ ール ド
(三 元触媒)
図 I-3
フロン ト02セ ンサ (ヒ ータ付 き)
出ガス浄化装置の配置
リト
2)構 成部 品の構造 ・機能
(1)KF型 エンジン燃 費向上 技術
И
概
要
e:S(LA300系
)は ,既 存 の技術 を徹底的 に磨 きあげ,低 燃費 を実現 して い る。
エ ンジ ンを下 記 の技術 によ り,さ らなる低燃費へ 進化 させ た。
(L275系 ミラに対 して変更 した技術 を中心 にまとめて い る。)
目的
採用技術
分類
圧縮比 ア ップ (10.8→ 11.3)
燃焼 改善
耐 ノ ッキ ング性 能向上
・ シ リ ンダ・ヘ ッ ド燃焼 室薄 肉化
・ 燃焼 室素性 向上
イ リジウ ム・ プ ラグ採用
イ ンジェ ク タ噴霧微粒 化
シ リ ン ダ 。ブ ロ ック・ ボア 間 ス リッ ト追加
ビス
トン・ ス カー ト低 剛性 化
ビス
トン・ ス カー ト樹 脂 コー ト追加
プ ロ ック・ ボア・ クロスハ ッチ角度変更 (45° → 30°
燃 費向 上
)
オイ ル・ シール材 質変更 ,低 緊迫力化
バ ルブ・ ス プ リ ング低荷重化
フ リクシ ョン低 減
バ ルブ 。リフタ外周 の 面粗 度 向上
タイ ミング ・チ ェー ン細 幅化
タイ ミング ・チ ェー ン背面低 フ リクシ ョン化
チ ェー ン・ テ ンシ ョナ にチ ェ ック・バ ル ブ 。ベ ン ト追加
(タ
イ ミ ング・ チ ェー ンの低 張力化 )
補機 ベ ル トの背 面 ゴム化
ピス トン・ リ ング低張力化
- 41 -
I
目的
採 用技 術
分類
ウ ォー タ 。ジャケ ッ ト・ スペ ー サ採用
オイ ル・ ポ ンプ 。リリー フ圧 低 減
ウ ォー タ 。ポ ンプ 。イ ンペ ラ樹 脂化
フ リクシ ョン低減
バ ルブ・ タイ ミング変更 (エ キ ゾース ト・ カム シャフ ト)
燃 費 向上
エ キ ゾース ト・ マ ニ ホ ー ル ドの ガス流 れ改 善
ポ ンピ ング ・ ロス低 減
EGRシ
ス ロ ッ トル制御
CVT協 調制御
樹脂 製電子 ス ロ ッ トル・ ボデ ー採用
減速 エ ネ ル ギ回生機 構
エ コ発電制御
消 費電力低 減
フュー エ ル ・ ポ ンプ吐 出量 を軽 に特 化
ス テ ム採用
lHl 燃焼改善
シリンダ 0ヘ ッド(図 I-4)
・ ビス トンとシリンダ 0ヘ ッ ドの変更 によ り燃焼室を変更 し,圧 縮比 を 10.8か ら11.3に 上 げ,燃 焼効率 を向
(■
上 させた。
・燃焼室部分の薄肉化 によ り,冷 却性 を改善 し,耐 ノッキ ング性能の向上を図っている。
・燃焼室各部のエ ッジを除去す ることによ り,燃 焼を改善 し,耐 ノッキ ング性能の向上を図っている。
・斜 めスキッシュのスキッシュ長 さを拡張 し,燃 焼 を改善 してい る。
スキ ッシュ長さ拡張
薄肉化
図 I-4シ リンダ・ヘ ッド
(b)イ ンジェクタ (図
I-5)
・ イ ンジェクタをロング・ ノズル化 し,燃 焼室のよ り近 くで噴射す ることによ り,イ ンレット・ ポー ト壁面ヘ
の燃料 の付着 を防止 している。
・噴霧 を微粒化す ることによ り,燃 費 を向上 している。
ロング・ ノズル
メー カ
e:S(LA300系
ムー ヴ (LA 100系
ミラ (L275弄 ⇒
図 I-5
インジェクタ
- 42 -
ボ ッン
)
)
ユ
デ ンソー
噴 口数
い フリクション低減
(a)ビ ス トン (図 I-6)
・ ムー ヴ (LA100系 )で 採用 した斜 め ス キ ッシュのス キ ッシュ長 さを拡張 し,更 なる燃焼改善 を図って い る。
・ ビス トン・ ス カー ト部 の剛性 を低減 し, フリクシ ョンを低減 して い る。
・ ビス トン 0ス カー ト部 に樹月
旨コー トを採用 し, フリクシ ヨンを低減 して い る。
参考
コンロ ッド及 びクランクは,ム ーヴ(LA100系 )同 様である。
ビス トン・ リング
ビ ス トン ・ ス カ ー ト部
樹脂 コー ト
図
(0
バル ブ・ スプ リング及びバル ブ・ リフタ (図
I-6
ビス トン
I-7)
0バ ルブ・ スプ リングの最大使用時荷 重を低減 し,動 弁系 のフリクションを低減 している。
・バ ルブ・ リフタ外周部に, よ り精密な仕上 げ加工を施 し,燃 費 を向上 している。
・ 表面 の粗 さを,ム ー ヴ(LA 100系 )に 対 し,約 75%低 減 している。
最大使用時荷重 N
Jリ
精 密 な 仕 上 げ 加 工 (外 周 部 )
L
「
ミラ
=
(L275系 )
e:S
ムーヴ
(LAl∞ 系) (LA3∞ 系
)
図 I-7 バルブ・スプリング及びバルブ・ リフタ
(C)タ イミング・ チェーン及びチェーン・ テンショナ (図
I-8,9)
・ タイミング・チ ェーンは,細 幅化及 び新 チ ェーン・ テ ンショナとの組み合せによるチ ェーン張力低減 での
,
メカロス低減,摺 動摩擦低減 により,フ リクションを低減 してい る。
・ タイミング・チ ェーンの背面研磨 は,ム ー ヴ(LA 100系 )同 様 である。
e:S(LA300系 )
ムーヴ (LA100系 )
リンク枚数 :5× 4
リンク枚数 :4× 3
図
1-8
タイミング・ チェーン
ー
43 -
・チ ェー ン・テ ンショナは,油 圧 とスプリングカ を併用 し,チ ェー ン・テ ンション・ アームを押す ことでタイ
ミング・チ ェー ンに常時最適な張力を与えている。
・ ムー ヴ(LA 100系 )に 対 し構造 を変更 し, タイ ミング・ チ ェー ンの張力が必要以上に大 きい状況 での張力 を
低下 させ,フ リクションを低減 してい る。
偽YI
e:S(LA300系 )
ムーヴ (LA100系 )
´°
き
´
・
図 I-9
国
ポ ンピング・ ロス低減 (1-EGR)(図
Oi一
EGRシ ス テ ムの採用 によ り,
´
●
♂
"儀
チェーン・ テンショナ
I-10)
シ リ ンダ・ヘ ッ ドに EGRバ ル ブ及 び EGRガ ス通路 を設定 して い る。 イオ
ン電流 セ ンサ によ り燃焼状態 を把握 す る ことで従来 では不可能 で あ った燃焼領域 で も制御可能 として い る こ
とが特徴 で ある。
・ シ リ ンダ・ヘ ッ ドに直付 け され た電子制御式 EGRバ ル ブを採用 し,運 転状態 に応 じた最適 な量 の排気 ガス
を燃焼室へ 再循環 して い る。
・従来 の EGRシ ス テ ム は,燃 焼温度低下 による NOx低 減 が主 な 目的で したが ,新 システ ムでは,吸 気損失低
減 による燃費性能向上 を目的 として い る。
シ リンダ ・ヘ ッ ド直付け
EGRガ ス経路図〉
〈
エ ンジンECU
EGRバ ルブ
Sl
EGR流 量制御
エ ンジン回転センサ
ガ
I-10
ロス低 減
・
ビ 4
4
ン
ポ .
図
ステ ッパ ・モータ
S3
アクセル・ センサ
困 スロ ッ トル制御 (樹 脂 スロ ッ トル・ ボデ ー)(図 I-11)
0電 子制御式 ス ロ ッ トル 0シ ステムを採用 している。
・エ ンジ ンECUに よ リスロッ トル・ モー タを駆動 し,ス ロ ッ トル・バ ルブを開閉 して吸入吸気量を制御す る
システムであ る。 (ISC領 域 を含 め)
0運 転状況 に応 じて,最 適なス ロ ットル開度 に制御す ることで, ドライバ ビリテイを損なうことな く燃費を向
上 させる。
アクセル・ペダル開度
アクセル ・センサ
スロッ トル・バルプ駆動
スロッ トル・モータ
↓
﹄
エア・ ク リーナ
スロットル・バルプ開度
スロットル・バルブ
スロットル・ポジション・センサ
エ ンジンEC∪
スロッ トル・モータ
AヽD コ ン パ ー タ
アクセル ・センサ
スロットル・ポジション・センサ
エ ン ジ ン 回 転 セ ンサ
マイクロ・
コンピュータ
システム図〉
〈
図
I-11
アクチュエータ
ス ロ ッ トル 制御
- 45 -
(a)凍 結防止構造 (図 I-12)
・ ス ロ ッ トル・ ボデ ー の温水配管廃止 に伴 い,凍 結防止構造 を新規採用 して い る。
・ ス ロ ッ トル・ ボデ ー入 り口 に トラップ(2重 管 )を 設 け,水 分 の吸入 を防止 して い る。
・ サ ー ジ・ タ ンク内には, トラ ップ (壁 )を 設け, トラップ部で凍結 させ る ことで,ス ロ ッ トルヘ 行 く水分 を減
少 して い る。
参考
ブーン(M600系
)と
同様である。
0減 速時 の発電比率 を高めたエ コ発電制御 (減 速 エ ネル ギ回生機能 )の 採用 によ り,調 整電圧 を変更 して い る。
・ 調整電圧 は,EFI・
ECU(C端 子 )か らの デ ュー テ イ指示 によ り無段 階 に調整 され,最 高電圧 15.5Vに
減速 エ ネ ルギ回生機能 でのバ ッテ リ充電能力 を向上 して い る。
エア・ ク リーナよ り
水 滴
トラップ (2重 管)
①
エア・ ク リーナからの取 り付 けパイプ
スロットル・ボデー
スロッ トル ・バルブ
① ボア壁面 を伝わ って くる
水分を,2重 管の隙間部で
一旦 トラップする。
ゆ
② 2重 管溝内を ドレイン溝と
して機能 させ,水 を最下端
に集める。
③ バ ルプが 開 いた ときに
溝 内軸受 けか ら遠 い最下
端か ら下流 に流す。
,
ゆ
エ ア・ クリーナ内部
トラップ (壁 )
図
ー︰←▼ボ
驀 デ
スロ ッ トル
・カバー内部
シリンダ・ヘッド
ブローバイ・ガス
I-12
凍結防止構造
- 46 -
より
,
減速 エ ネル ギ回生機構 (エ コ発電制御 )(図
内
I-13)
・減速時 の発電 比率及 び発電効率 を高め たエ コ発電制御 (減 速 エ ネル ギ回生機構 )の 採用 し,減 速時 は充電 ,加
速時な どのエ ンジン出力が必要 な ときは無発電状態 としエ ンジ ン効率 を高め燃費 を向上 させ た。
e:S(LA300系
70A
容量
ムー ヴ (LA 100系
)
12.8V∼ 14.5V
12.OV∼ 15.5V
調整電 圧
)
エコ発電制御 は,減 速時 に回生モー ドになる と,減 速エ ネルギによる発電 (回 生発電)の 制御 を行 う。
エ コ発電制御 は,バ ッテリの SOC※ が一定値 を下回 らない ように,エ ンジ ン負荷 による発電 とあわせ,効 率
的 に回生発電を行 う。
※SOC:State 0 0fe charge(ス テー ト・ オブ 0チ ヤー ジ)バ ッテリの充電状態 のことである。
エ コ発電制御 イメ ー ジ〉
〈
SOC(制 御)
満充電
=③
:G・
OFF
.
―
①
O、
アイ ドリング・
ス トップ許可
⑤
A線
B線
アイド リ ング ・
スト ップ
﹁分
約
①
前 回 IG o OFF時 の SOC
②
IG・
③
ON時 のSOCは ,① から暗電流分を差し引いて算出した値
IG o ON時 の SOCが ,A線 以上であ って も,IG o ON後 90秒 間 は充電
※ IG。 OFF放 置時 間が 2日 以上 の場 合 ,バ ッテ リ保 護 のため満 充電 にす る。
ACCo ON時 (IG o OFF)の 時 間が ,300秒 以上 の場合 ,満 充電す る。
連続放電が 1500A o sで 強制充電 (車 速 Okm/h又 は満充電完了で解除
※ SOCの 固定範囲 (100%∼ A線 )の 頻繁 な繰 り返 しによるバ ッテリ劣化 を防止する。
SOCが ,A線 で強制充電 (満 充電完 了 で解 除
※アイ ドリ ング・ ス トップを許可す る。 そ の場合 ,SOCが B線 になる放電分 まで (約 3分 間)と なる。
)
④
)
⑤
sOCが ,B線 で 強制充電 (満 充電完 了 で解 除
※ア イ ドリ ング・ ス トップ を禁止 し,満 充電す る。
)
⑥
図
I-13
減速 エ ネル ギ回生機構
- 47 -
3
点検・ 整備 のポイン ト
1)ダ イアグノーシス・コー ド表示方法 (エ ンジン・チェック・ ランプによる表示)(図 I-14)
①車両を停止状態にする。
ON"の 状態でDLCの EFI― T(12)∼ E(4)端 子間を短絡させる。
② SSTを 使用 し,IGス イッチ“
・DLCの 短絡 には必ず指定 の SSTを 使用す る。
注意
・ 短絡位置 を間違 えると故障 の原因 とな るので絶対 に間違 えない。
SST:09991-87403-000
09991-87404-000
参考
SST(エ
ンジン・ コン トロール・ システム・ イ ンスペ クシ ョン・ ワイヤ)を 使用 しない場合 は,DLCを ブラケ ツ
トよ り取 り外 して作業 を行 い,作 業後 はブラケ ッ トに確実 に固定す る。
③ コンビネーション 0メ ータ内のエ ンジン・チェック・ ランプを点滅 し, ダイアグノーシス・コー ドが表示 さ
れる。
参考
ダイアグ ノー シス・ コー ドの表示 は記憶 してい るすべ ての コー ドを小 さな番号順 に繰 り返 し表示す る。
BA丁
EF卜 T
REV
エンジン・チェック・ランプ
EF!―
T端 子
エンジン・チェック・ランプ
--'+--L' ' o.253t
EI
T端 子
開放
灯 灯
占¨ 消
EF!―
開放
エ ンジン・ チェック・ ラ)
国
4秒
異常時 (コ ー ド21の 場合)
図 I-14 ダイアグノーシス・コー ド表示方法
2)ダ
参考
イアグノー シ ス・ コー ド消去方法 (DS― Iに よる消去 )
・異常 コー ド発生箇所 を点検修理 したときは,次 に示す方法で ECUの 記憶 しているコー ドの消去 を行 う。
ON"に して消去を行 う。
・エ ンジン始動中では消去できない コー ドがあるので,必 ず IGス イッチ “
・異常 コー ドが消去できない場合 は再び異常 コー ド発生箇所の点検修理を行 う。
・異常 コー ドの消去 を行 うとフリーズ 。フレーム・デー タも消去 されるので,事 前 に消去 して よいか確認す る。
①車両 を停止状態にする。
LOCK"後 ,DS一 ⅡをDLCに 接続する。
② lGス イッチ“
ON"後 ,DS一 Ⅱを使用 して, ダイアグノーシス・コー ドを消去する。
③ lGス イッチ“
3)ダ イアグノーシス・ コー ド消去方法 (ヒ ューズ抜き取 りによる消去)
①車両を停止状態にする。
LOCK"に し,EFIヒ ューズを60秒 間以上抜 き取 る。
② lGス イッチを“
LOCK"に し,EFIヒ ューズを60秒 間以上外す ことで消去で きる。
③記憶 されているコー ドはIGス イッチを“
注意
バ ックア ップ 。ヒユー ズ を取 り外 す場合 は,念 の ため にほかの シス テ ムの ダイア グ ノ ー シス・ コー ドを出力 し
,
- 48 -
確認 し記録す る。
・EFIヒ ューズはェ ンジン 。ルーム内 (リ レー・ ブ ロ ック内)に ある。
参考
・ 目安 として,約 60秒 程度 で消去 で きるが場合 によっては,そ れ以上かかる ことがある。
・バ ッテ リ電 源 ,ヒ ュー ジブル・ リ ンクなどのバ ックア ップ 回路 の接続 を切 った場合 も消去 されるが消去 に
要す る時間が長 くなることが ある。
4)サ
:r
ー ビス・ コー ドー 覧 表
-
r^ No.
4桁 ※
1
P0010
P0011
P0012
2桁
ウォーニング表示
り:○ ,な し:× )
(あ
○
○
○
P0016
P0016
P0070
P0105
P0110
P0115
P0122
P0123
P0130
(あ
コー ド記憶
り:○ ,な し:× )
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
診 断内容
故 障評価
方法
診 断系統
診 断項 目
OCV制 御系統
オイ ル・ コ ン トロー ル・バ ルブ制御用 電圧
に異 常 が発 生 した とき
1ト リップ
可変 バ ル ブ・ タイ ミ ングの進 角 フェイルが
検 出 された とき
。オ イ ル・ コ ン トロー ル・バ ルブ異常 ,オ
イ ル通路 の 異物侵入
2ト リ ップ
可変 バ ル ブ・ タイ ミングの 遅角 フェイルが
検 出 された とき
。オイ ル ・ コン トロー ル・バ ル ブ異常 ,オ
イ ル通路 の異物侵入
2ト リップ
VVT制 御
(進 角 フェ イ ル)
VVT制 御
(遅 角 フェイル)
バ ルブ 。チ ェー カム角 セ ンサ とエ ンジ ン回転 セ ンサ の ず れ
ン・タイ ミング・ を 5回 連続 して検 出 した とき
。タイ ミング・ チ ェー ンの伸 び
フェイル
バ ル ブ 。タイ ミングの 異常 が 2回 連続 して
バ ル ブ・ チ ェー
発 生 した とき
ン・タイ ミ ング・ 。
タイ ミング・ チ ェー ンの伸 び,誤 組 み付
フェ イ ル
け,歯 とび
A/C外 気 温 セ
ンサ
外気温 セ ンサか らの信号 に異常 が発 生 した
とき
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系 統 の 断線 ,短 絡 な
ど
5ト リップ
2ト リップ
1ト リ ップ
吸気管圧力 ・吸気温 一体型 セ ンサ (吸 気管
圧カ セ ンサ 部)か らの信号 に異常が発生 し
吸気管圧カ セ ン
た とき
1ト リップ
サ信号系統
。セ ンサ の故障,信 号系統 の断線,短 絡 な
ど
○
吸気温 セ ンサ信
号系統
吸気 管 圧 力 ・ 吸気 混 一 体 型 セ ンサ (吸 気 温
セ ンサ 部 )か らの 信 号 に異 常 が発 生 した と
き
。セ ンサの故障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
○
水温 セ ンサ信号
系統
水温 セ ンサか らの信号 に異常が発生 した と
き
。セ ンサの故 障,信 号系統 の断線,短 絡な 1ト リップ
ど
○
メ イ ン・ ス ロ ッ トル・ セ ンサか らの信号 に
メ イ ン・ ス ロ ッ
異常 が発生 した と き
トル・ セ ンサ信
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
号系統 (Low)
ど
1ト リップ
○
メイ ン・ ス ロ ッ トル・ セ ンサか らの 信号 に
メ イ ン・ ス ロ ッ
が発生 した とき
異常
トル ・ セ ンサ信
。セ ンサ の 故障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
号系統 (High)
ど
1ト リップ
○
フ ロ ン ト02セ
ンサ 信号系統
フ ロ ン ト02セ ンサか らの信号 に異 常 が 2回
連続 して発生 した と き
。セ ンサ の 故障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
2ト リップ
※ 1:故 障診 断装置 を使用 した場合 の 出カ コー ドを示 す。
- 49 -
1ト リップ
=
-
l'" No.
4桁 ※
l
P0133
P0135
P0136
2桁
ウォーニング表示
り:○ ,な し:× )
(あ
○
○
○
(あ
コー ド記憶
り:○ ,な し:× )
診 断内容
診断系統
故障評価
方法
診 断項 目
○
フ ロ ン ト02セ
ンサ応答性
フ ロ ン ト02セ ンサか らの信号 に異常が発
生 した とき
。セ ンサの故障,信 号系統 の断線,短 絡 な 2ト リップ
ど
○
フ ロ ン ト02セ
ンサ 。ヒー タ信
号系統
フ ロ ン ト02セ ンサ 。ヒー タ信 号 に異 常 が
発生 した と き
。フ ロ ン ト02セ ンサ 。ヒー タ系統 の 断線
短絡 な ど
2ト リップ
○
リヤ 02セ ンサ
信号系統
リヤ 02セ ンサか らの信号 に異 常 が 2回 連続
して発生 した とき
。セ ンサ の 故障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
2ト リップ
○
リヤ 02セ ンサ 。 したとき
。リヤ 02セ ンサ 。ヒー タ系統 の 断線 ,短
ヒー タ
,
リヤ 02セ ンサ 。ヒー タ信号 に異 常 が発生
P0141
○
2ト リップ
絡な ど
P0171
P0172
P0222
P0223
○
○
○
○
※2
P0300
○
P0301
○ ※2
P0302
○
P0303
○
P0325
P0335
P0340
※2
※2
○
○
○
ーン
燃 料 系 統 の 異 常 で 空 燃 比 が 2回 連 続 して
リー ン側 にず れて い る とき
。燃 圧 異 常 ,イ ン ジ ェ ク タ,02セ ンサ 異
常など
2ト リップ
燃 料系 統 の 異常 で空 燃比 が 2回 連続 して
リッチ側にず れてい るとき
。燃圧異常 ,イ ンジェ ク タ,02セ ンサ異
常な ど
2ト リ ップ
○
燃料系
異常 )
○
燃 料系 (リ ッチ
異常)
○
サ ブ・ ス ロ ッ トル・ セ ンサか らの 信号 に異
サ ブ・ ス ロ ッ ト
が発生 した とき
常
ル・ セ ンサ 信号
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
(Low)
ど
1ト リ ップ
○
サ ブ・ ス ロ ッ トル・ セ ンサか らの 信号 に異
サ ブ・ ス ロ ッ ト
生 した とき
常が発
ル ・ セ ンサ信号
。セ ンサの故 障 ,信 号系 統 の 断線 ,短 絡 な
(High)
ど
1ト リップ
○
失火
イオ ン失 火検 出 システムか らの信号 に異常
が発生 した とき
。複数気筒失火検知
2ト リップ
○
失火 (#1気 筒 )
イオ ン失火検 出 システ ム か らの信号 に異常
が発生 した とき
。#1気 筒失火検知
2ト リップ
○
失火 (#2気 筒 )
イオ ン失火検出 システムか らの信号 に異常
が発生 した とき
。#2気 筒失火検知
2ト リップ
○
失火 (#3気 筒 )
イオ ン失火検 出 システ ム か らの信号 に異常
が発生 した とき
。#3気 筒失火検 知
2ト リップ
○
ノ ック・ セ ンサ
信号系統
ノック・セ ンサか らの信号 に異常 が発生 し
たとき
。セ ンサ の故障,信 号系統 の断線,短 絡な 1ト リップ
ど
○
エ ンジン回転 セ ンサか らの信号に異常が発
エ ンジ ン回転 セ 生 した とき
。セ ンサの故障,信 号系統 の断線,短 絡な
ンサ信号系統
ど
1ト リ ップ
○
カム角 セ ンサ信
号系統
カム角 セ ンサか らの信号 に異常 が発生 した
とき
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
1ト リ ップ
(リ
※ 1:故 障診 断装置 を使用 した場合 の 出カ コー ドを示す。
※ 2:触 媒が溶損す るおそれのあ る失火 を検 出 した場合 は,故 障評価 方法 に 関係 な く点滅 を行 う。
- 50 -
i^No.
=-
4桁 ※
1
2桁
ウォーニング表示
(あ り:○ ,な し:× )
(あ
コー ド言
己憶
り:○ ,な し:× )
診断内容
診 断系統
P0400
○
○
EGR機 能故障
P0403
○
○
EGR断 線
故 障評価
方法
診 断項 目
EGRガ スの流量 に異常 が発生 した とき
ス テ ッパ 。モ ー タ式 EGRバ ル ブ検 出信 号
2ト リップ
に異常 が発生 した とき
。信号系統 の 断線 ,短 絡 な ど
1ト リップ
エ ンジ ン暖機後約 80km/hで 定常 走行 中
リヤ 02セ ンサ 出力 の リー ン/リ ッチ切 り替
わ り周期 が短 い と き
。セ ンサの 故障 ,触 媒異常 な ど
2ト リップ
エ バ ポ パ ー ジ用 VSV検 出信 号 に異 常 が発
生 した とき
。信号系統 の 断線 ,短 絡 な ど
2ト リップ
2ト リップ
2ト リップ
,
P0420
○
○
P0443
○
○
触媒劣化
エバ ポパ ー ジ
VSV
P0500
○
○
車速信号系統
車速 セ ンサか らの信号 に異 常が発 生 した と
き
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系 統 の 断線 ,短 絡 な
ど
P0512
○
○
ス ター タ信号系
統
ス ター タか らの信号 に異常が発生 した と き
。信号系統 の 断線 ,短 絡 な ど
P0515
×
○
バ ッテ リ温 度 セ
ンサ 異常
バ ッテ リ温 度検 出信号系統 に異常が発 生 し
た とき
1ト リップ
。信号系統 の断線,短 絡など
○
冷媒圧 セ ンサ信
号系統
冷媒圧 セ ンサか らの信号 に異常が発生 した
とき
。セ ンサの故障,信 号系統 の断線 ,短 絡 な
ど
1ト リップ
エ ア コ ン・ エバ ポ レー タ温 度 セ ンサか らの
信号 に異常 が発生 した と き
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
1ト リップ
P0530
×
P0535
×
○
P0560
○
○
P0603
83
×
○
P0607
○
○
P0620
×
○
P0622
×
○
A/Cエ バ 温 セ
ンサ信 号系統
バ ックア ップ電
源 断線
キ ー ・ フ リー・
シス テ ム /イ モ
ビ ライザ ・ シス
テ ム通 信 系 統
(ECU異 常 )
ECUバ
ックア ップ電源系統 に異 常が発生
した とき
。バ ックア ップ電源系統 の断線,短 絡など
1ト リップ
キ ー 。フ リー ECUと の 通 信 にお け る コー
ドの 照合が EFIo ECU内 部 の故 障 に よ りで
きな い とき
1ト リップ
ECU内 部異常 ECU内 部異常 を検 出 した とき
ALTC異 常
オ ル タネー タ F オルタネー タF― duty信 号 に異常が発生 し
― duty信 号 系
統
た とき
。信号系統 の断線 など
1ト リップ
1ト リップ
1ト リップ
POACO
×
○
電流 セ ンサ異 常
バ ッテ リ電流 検 出信 号系統 に異常 が発 生 し
た とき
。信号系 統 の 断線 ,短 絡 な ど
1ト リップ
P1399
○
○
イ オ ン電 流 シス
テム
イオ ン電流検知信号 に異常 が発生 した とき
。信号系統 の 断線 ,短 絡 な ど
2ト リップ
○
イオ ン電流 シス
テ ム (#1気 筒 )
#1気 筒 の イオ ン電流検知信 号 に異 常が発
生 した とき
。信号系統 の断線,短 絡 など
2ト リップ
○
イオ ン電流 シス
テ ム (#2気 筒 )
#2気 筒 の イオ ン電流検知信 号 に異 常が発
生 した とき
。信号系統 の断線 。信号系統 の断線 ,短 絡
など,短 絡な ど
2ト リ ップ
P1400
P1401
×
※ 1:故 障診 断装置 を使用 した場合 の 出カ コー ドを示す。
※ 3:キ ー・ フ リー・ システム装着車
- 51 -
=
-
I."
4桁 ※
l
P1402
No.
2桁
ウォーニング表示
り:○ ,な し:× )
(あ
×
(あ
コー ド記憶
り:○ ,な し:× )
○
診 断内容
故障評価
方法
診断系統
診断項 目
イオ ン電流 シス
テ ム (#3気 筒 )
#3気 筒 の イオ ン電流検知信号 に異常が発
生 した とき
。信号系統 の断線・信号系統 の断線,短 絡
など,短 絡 など
2ト リップ
ス ター タ 。リ レー駆動 出力 に異常 が発 生 し
た とき
。ス ター タ・ リ レー 出力 回路 ,出 カ モ ニ タ
回路 の異常
1ト リップ
P1546
×
○
ス ター タ信号
(出 力 )
P1603
×
○
エ ンス ト検 出
1ト リップ
P1604
×
○
始動不 良
1ト リップ
P1605
×
○
ア イ ドル不安定
1ト リップ
○
ス ロ ッ トル ・
モー タ駆動 回路
異常
P2101
○
スロッ トル・モー タ駆動 回路 に異常が発生
したとき
ス ロ ッ トル ・ モ ー タ 。リ レー励 磁 側 “
ON"
の状態 で ,モ ー タ電源電圧 を出力 して い な
い とき
OFF"
ス ロ ッ トル・ モー タ 。リレー励磁側 “
1
トリップ
P2102
○
○
ス ロ ッ トル ・
モー タ 。リ レー
OFF異 常
P2103
○
○
ス ロ ッ トル ・
モ ー タ 。リ レー
ON異 常
P2111
○
○
ス ロ ッ トル・バ
ルブ 開固着
スロッ トル・バ ルブの開固着 を検出 した と
1ト リップ
き
P2119
○
○
ス ロ ッ トル・ シ
ス テ ム異常
目標 ス ロ ッ トル・バ ルブ 開度 と実 ス ロ ッ ト
1ト リップ
ル・バ ル ブ 開度 のズ レが発生 した とき
P2122
○
P2127
○
○
1ト リップ
○
メイ ン・ ア クセ
ル・ セ ンサ信号
系統 (High)
メ イ ン・ ア クセ ル・ セ ンサか らの信号 に異
常 が発生 した とき
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
1ト リップ
○
サ ブ・ ア クセ ル・ セ ンサか らの信号 に異 常
サ ブ・ア クセ ル・
が発生 した とき
セ ンサ信 号系統
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
(Low)
ど
1ト リップ
サ ブ・ ア クセ ル ・ セ ンサ か らの信号 に異常
サ ブ・アクセ ル・
が発生 した とき
セ ンサ信 号系統
。セ ンサ の 故 障 ,信 号 系統 の 断線 ,短 絡 な
(High)
ど
1ト リップ
○
P2128
○
○
P2135
○
○
P2138
○
○
P2226
○
○
U0001
○
1ト リップ
メ イ ン・ ア クセ ル・ セ ンサか らの信号 に異
常 が発 生 した とき
。セ ンサ の 故 障 ,信 号系統 の 断線 ,短 絡 な
ど
メ イ ン・ ア クセ
ル・ セ ンサ 信号
系統 (Low)
P2123
の状態 で ,モ ー タ電源電圧 が 出力 され て い
る とき
1ト リ ップ
○
メイ ン・ ス ロ ッ トル 開度 とサ ブ ・ ス ロ ッ ト
1ト リップ
ル 開度 の差が所 定値 以上 の とき
ア クセ ル・ セ ン メ イ ン・ ア クセ ル 開度 とサ ブ 。ア クセ ル 開
1ト リ ップ
サ特性異常
度 の差が所 定値以 上 の とき
ス ロ ッ トル ・ セ
ンサ特性異常
大気圧 セ ンサ信
号系統
CAN通 信系統
エ ンジ ン始動後 ,大 気圧 セ ンサ か らの 信号
が 一 定時 間以 上連続 して 出力 されて い な い
とき
す べ ての CAN信 号構 成 ECUと の通信確 立
履歴が ない とき
。EFIo ECUの CAN通 信 端 子 の 配線 の 断
1
ツプ
1ト リ ップ
線など
U0101
○
○
oECUか
EAT/DCVT通 CVT
い とき
信 系 統 (受 信 異
常)
※ 1:故 障診 断装 置 を使用 した場 合 の 出カ コー ドを示す。
※ 3:キ ー 。フ リー 。システム装着車
- 52 -
。EFI・
らの 通信 信 号 が受信 で きな
ECU∼ CVT・ ECU間 の配線 の 断線
短絡 な ど
1ト リップ
,
l"No.
=-
4桁 ※
l
U0101
2桁
ウォーニング表示
り:○ ,な し:× )
(あ
○
(あ
コー ド記憶
り:○ ,な し:× )
○
診 断内容
診 断系統
EAT通 信系統
(送 信異常 )
故障評価
方法
診 断項 目
CVT oECUへ の 通信 信 号 が送 信 で きな い
とき
。
EFI・
ECU∼ CVToECU間 の配線 の 断線
1ト リップ
,
短絡 な ど
U0121
○
○
ABS通 信系統
ABS・ ECUか らの通 信 信 号 が受 信 で きな
い とき
。
EFI・ ECU∼ ABS・ ECU間 の 配線 の 断線
短絡 な ど
1ト リップ
,
U0156
○
○
メー タ通信系統
メー タECUか らの通信信号が受信 で きな
い とき
。EFI・ ECU∼ メー タECU間 の 配線 の 断
1ト リップ
線,短 絡など
U0164
U0167
U l103
○
○
×
○
○
○
オ ー ト・エ ア コ ン・ ア ンプ リフ ァイヤか ら
の 通信信号 が受信 で きな い と き
。EFIo ECU∼ オ ー ト・エ ア コ ン・ ア ンプ
リフ ァイヤ 間 の 配線 の 断線 ,短 絡 な ど
1ト リップ
キ ー・ フ リー /
イモ ビ ライザ ・
シス テ ム通信系
統 (コ ー ド不 一
致 ,通 信 エ ラー )
キ ー・ フ リー ECUと の 通 信 エ ラ ー 時 ,又
は コー ド照合 にお い て不 一 致 になった とき
1ト リップ
エ コ ラ ン通信
eco・
(受 信 )
で きない とき
A/C通 信 系 系
統
※ 1:故 障診 断装置 を使用 した場合 の 出カ コー ドを示す。
※ 3:キ ー・ フ リー・ システム装着車
- 53 -
IDLE o ECUか らの通信信号が受信
1ト リップ