低温用鋼の溶接 1.溶接材料の種類と選び方 次表に、溶接方法別に各溶接材料の適用温度域を示します。この表は、一般的な施 工条件で、各温度でのシャルピー吸収エネルギーが平均値で2 7Jを満足することを 前提として作られています。ただし、溶接後熱処理の有無、化学成分規制あるいは 鋼材の最大許容入熱量などによっては対応困難な溶接方法、溶接材料もありますの で、それぞれの溶接材料の使用特性と溶接作業の要点などを参照のうえ、適切な施 工法・溶接材料を選定してください。 低低温温用用鋼鋼のの溶溶接接 1)被覆アーク溶接棒の銘柄と適用温度 適用 温度 ℃ 全姿勢溶接 掲載 ページ 下向・水平すみ肉溶接 掲載 ページ −30 −50 −60 −80 −101 −196 NB-1 1 8 0 LB-52NS NB-2 1 7 7 1 8 0 NB-1SJ NB-1S 1 7 8 1 8 0 NB-3J NB-3N 1 7 9 1 7 9 NIC-70S NIC-70E NIC-1S 1 9 8 1 9 8 1 9 8 立向下進溶接 掲載 ページ LB-26V ZERODE-6V 3 7 5 0 NBA-52F 1 8 0 NBA-52V 1 8 0 − − − − ―1 7 2― 2)ガスシールドアーク溶接材料の銘柄と適用温度 適用 温度 ℃ マグ溶接 (CO2ガス) 掲載 マグ溶接 掲載 ページ (Ar+CO2ガス) ページ −30 −40 −60 8 3 TGS-50 TGS-51T 9 1 9 2 1 8 4 1 8 4 TGS-1MT TGS-1N 1 8 8 1 8 8 1 8 6 TGS-3N 1 8 8 TGS-709S TGS-9N 1 9 8 1 8 8 DW-55E 18 4 DWA-55E 1 8 4 DW-55L DW-55LF DW-55LSR MX-55LF 1 8 2 1 8 4 1 8 3 1 8 4 MGS-50LT MGT-1NS MGS-1N DWA-55L MXA-55T 1 8 6 1 8 6 1 8 6 MGS-3N − − − −196 掲載 ページ − 3)サブマージアーク溶接材料の銘柄と適用温度 適用 温度 ℃ −30 下 多 層 溶 接 向 掲載 ページ MF-38/US-36 1 0 5 MF-38/US-49A 1 9 0 PFH-55S/US-49A PFH-55N/US-36LT 溶 接 両面一層溶接 掲載 ページ 横 向 溶 接 掲載 ページ MF-33H/ US-36 1 0 9 1 9 2 1 9 4 PFH-55S/ US-255 MF-38/ US-255 1 9 4 1 7 4 1 7 5 MF-33H/ US-49A 1 9 4 PFH-55LT/US-36 1 9 1 MF-100N/US-40 PFH-50LT/US-40 1 7 4 PF-100H/US-36LT 1 9 4 PFH-203/US-203E 1 9 3 −196 PFN-3/US-709S 1 9 8 −40 −50 −60 −80 −101 − ―1 7 3― − − PFN-4/US-709S 1 9 8 − 低低温温用用鋼鋼のの溶溶接接 −101 MGS-50 ティグ溶接 次ページ 1 サブマージアーク溶接フラックス 銘 柄 タイプ 規格:JIS Z3 3 5 2 MF-38 溶融 FS-FG3 該当 Z3 3 5 2 MF-100N 溶融 FS-FG3 該当 MF-33H PFH-55S 溶融 用途および使用特性 粒 度 各種ワイヤとの組合せで低温用炭素鋼の単層 2 0×2 0 0 ・多層溶接に適しています。 2 0×D US-4 0との組合せで低温用炭素鋼の中・薄板 3 2×2 0 0 の両面1層溶接に適しています。 4 8×D Z3 3 5 2 US-3 6、 US-4 9Aとの組合せで低温用炭 素 鋼 FS-FG3 の横向溶接に適用でき、良好な作業性を示し 該当 ます。 Z3 3 5 2 各種ワイヤとの組合せで低温用炭素鋼の単層 ボンド FS-BN1 ・多層溶接に適しています。 該当 Z3 3 5 2 PFH-55LT ボンド FS-BN1 低低温温用用鋼鋼のの溶溶接接 PFH-55N PFH-203 ボンド FS-BN1 US-3 6との組合せで低温用炭素鋼の多層溶接 に適用でき、高靭性な溶接金属が得られます。 1 0×4 8 特許第1 8 3 1 6 9 4号 US-3 6LTとの組合せで低温用炭素鋼の狭開 先溶接に適用でき、良好な作業性と高靭性な 該当 溶接金属が得られます。 Z3 3 5 2 US-2 0 3Eとの組合せで3. 5%Ni鋼の多層溶接 ボンド FS-BN1 PF-100H PFH-50LT ボンド FS-BN1 特許第1 8 3 1 6 9 4号、特許第2 6 6 7 6 2 9号 US-3 6LTとの組合せで低温用炭素鋼の横向 溶接に適用でき、高靭性な溶接金属が得られ 該当 ます。 Z3 3 5 2 US-4 0との組合せで低温用炭素鋼の中・厚板 ボンド FS-BN1 の両面1層溶接に適しています。 該当 Z3 3 5 2 PFI-50LT PFN-3 PFN-4 ボンド FS-BT2 層溶接 (FCB法、 RF法) に適用でき、 高靭性な Z3 3 3 3 US-7 0 9Sとの組合せで9%Ni鋼の下向溶接 に適用でき、耐割れ性、機械的性質の優れた 溶接金属が得られます。 Z3 3 3 3 US-7 0 9Sとの組合せで9%Ni鋼の横向溶接 に適用でき、スラグのはく離性が良好で、耐 割れ性、機械的性質の優れた溶接金属が得ら れます。 特許第1 8 3 1 6 9 4号 ―1 7 4― 1 0×4 8 特許第1 8 3 1 6 9 4号 該当 該当 1 0×4 8 US-2 5 5との組合せで低温用炭素鋼の片面1 溶接金属が得られます。 ボンド FS9Ni-H 1 0×4 8 特許第1 8 3 1 6 9 4号 該当 ボンド FS9Ni-F 1 0×4 8 に適用でき、高靭性な溶接金属が得られます。 1 0×4 8 該当 Z3 3 5 2 1 0×4 8 特許第1 8 3 1 6 9 4号 該当 Z3 3 5 2 1 2×6 5 1 2×1 5 0 1 2×6 5 特許第1 8 3 1 6 9 4号 1 2×6 5
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