高分子化学Ⅱ 平常テスト⑤(H25.05.15)標準解答 1 次のポリマーに関し

高分子化学Ⅱ
平常テスト⑤(H25.05.15)標準解答
1 次のポリマーに関し、構造式、IUPAC 英名、慣用英名を示せ。
(1) エチレングリコールの脱水重縮合ポリマー
(2) ポリ(L-乳酸)
−(OCH2CH2)n−
−[OCH(CH3)CO]n−
IU poly(oxyethylene)
IU poly(L-oxy-1-oxo-2-methylethylene)
慣 poly(L-lactate) or poly(L-lactic acid)
慣 poly(ethylene glycol)
[注]「脱水重縮合ポリマー」と指定しているので、poly(ethylene oxide)は採用できない
2 二塩基酸 A-A とジオール B-B の逐次重合において、重合前の A および B 官能基の数をそれぞ
れ NA0,NB0、重合後の A および B 官能基の数をそれぞれ NA,NB とする。仕込み官能基比r(=
NA0/NB0)≦1[したがって NA0≦NB0]にて重合を開始した。仕込み官能基量が少ない A 官能基に
ついての反応度をpとするとき、次の小問答えよ。
(1) A-A,B-B について、重合前の総分子数 N0 と重合後の総分子数 N を、それぞれ NA0,NB0,r,
pを用いて表現せよ。
略
講義ノートを見よ
(2) 数平均重合度 Xn をr,pのみの関数として表すべく、式を導け。
略
講義ノートを見よ
3 二塩基酸 A-A とジオール B-B のr=1 の重縮合において、副生する水を除去しながら平衡を
偏らせて重合を進めた。平衡定数をK,水の分量をnW,β≡K/nW(≫1)とする。
(1) Xn をこれらのパラメータで表すべく、式を導け。
略
講義ノートを見よ
(2) K=4.20 のとき、Xn≧1.00×102 とするためのnW の条件を求めよ。
(4.20/nW)≧(1.00×102)2,nW≦4.20/1.00×104,したがってnW≦4.20×10−4
(≡4.20×10−2mol%)