パソコンによる人体寸法計測の自動化と体型把握 福山市立女短大 増田

〔(社)日本家政学会
148 被 服
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デザイン画からのパターンメーキングに関する研究
−デザインイメージの読み取りの際に起こる問題点の検討一
名古屋市立女短大 ○長谷川陽子 大川由子 稲垣勝彦
原型から出発するパターンメーキングにおいて、非熟練者でもデザイン画からのイメージを生かし
たバターンメーキングを可能とするためには、まず服種の分類、ついで各服種についてイメージの読
み取れる作図手続か必要となる。演者らは先にu、一つの服種を例にとり、従来から一般に行われて
いるパターン作図法をもとにしたデザインイメージの読み取り方法、およびパターンメーキングの手
続を示すとともに、これを用いて非熟練者のデザインイメージの読み取りに際しての問題点を検討し、
デザイン画のデフォルメを現実的な体型に修正した「完成予想図」にあたるものか必要であることが
明らかになった。
本報では、次の方法により上記問題についてさらに検討を加えた。
(1)先の作図手続をパーソナルコンピa.
―タ、XYプロッタを用いて自動化し、デザイン画からの
イメージの読み取り情報を入力すればパターンメーキングができる方法を考案した。
(2)与えられたデザイン画(A)に対応する服種について、標準手続による製品の写真を作製する。
これをもとにデザイン画(B)を作製する。
(3)(2)の写真およびデザイン画(B)を参照しながら(1)に示す方法により、デザイン倆(A)から
のイメージを読み取り、パターン化を行う。
^>長谷川陽子、他=家政誌投稿中
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パソコンによる人体寸法計測の自動化と体型把握
福山市立女短大 ○増田智恵 山本百合子
広島県立福山繊維工業試験場 古川 昇
【目的】衣服設計のための人体計測は、従来Ma
rutin人体計測器等を使用して行われている
が、多数の箇所を計測する場合、計測ミスや記録ミスの発生が懸念されている。そこで、
計測の自動化および計測値保存の省力化を目的として、人体計測器をパソコンに接続し
体型観察のための資料作成プログラムの開発を行った。
【方法】電子デジタル身長計およびこれを改造した粁状計に
よる計測データを、パソコンに転送してDi
splay、Printer、pi
otter に出力し、Floppy
Disk に登録した。(図1 )計測時
には、パソコンで計測箇所を人体図上に表示すると共に計測
器具や補助道具等も指示した。体型把握のため、青年女子を 図l人体寸法計測の自動化システム
対象としたProport
i on図等のプログラムを作成した。
【結果】人体計測器をパソコンと接続することで、計測
と同時に計測値の保存ができ、計測と計測値記録の大幅
な省力化が可能となった。また、計測方法をパソコンで前餅高・
支援しているため、初心者でも容易に計測が行えた。保蒙贋高・!.Sa
≫) ・ 7.05 (7.051
身長(・
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胸部晴S
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瞬部廣a・0.64
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(0.7S1
(0.64}
腰部廣S
- 0.91 (0.93)
塁遮幡・
回.i^ to.65)
外果幅・
a.36 (0.39)
存データを利用して体mm握のための資料を短時間で作
成でき(図2
)、被服教育に有効であった。ただし、メジ外蔓馮.
ヤ― による計測値はMANUAi
INPUTしているため、メジヤ
一とパソコンとの接続について検討中である。
0.23
(0.27)
図2頭長をもとにしたプロポーション正面−
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