報道関係各位 平成 26 年 8 月 28 日 《11 th International Symposium on Lactic Acid Bacteria》 における研究発表 雪 印 メ グ ミ ル ク 株 式 会 社 (本 社 : 東 京 都 新 宿 区 代 表 取 締 役 社 長 : 中 野 吉 晴 )は 、 コーポレー トスローガ ン「未来は 、ミルクの 中にある。」に基づき 、 「おいし さ」と「健康」 を追求する ための研究 を行ってお ります。 これらの研 究で得られ た当社保有 の乳酸菌に 関する新た な知見につ いて、8 月 31 日よ りオランダ で開催され る《11 th International Symposium on Lactic Acid Bacteria》( 第 11 回 国 際 乳 酸 菌 シ ン ポ ジ ウ ム ) に お い て 下 記 の と お り 研 究 発 表 い た し ま す の で 、 ご 案内 申し上げま す。 記 ◆研 究 発 表 概 要 演 題 名 「高脂肪食摂取 時における ガセリ菌 SP 株投与が マウスの腸 内菌叢や糞 中代謝 産物へ与え る影響」 (Influence to intestinal microbiota and metabolites by feeding anti-obesity probiotics Lactobacillus gasseri SBT2055 in diet-induced obese mice.) 発 表 者 ○上西寛司、 小畠英史、 下村ゆずか 、三好雅也 、小川哲弘 、瀬戸泰幸 、 ※○は演者 門岡幸男 発 表 日 9 月 1 日(月 )~ 9 月 4 日(木): ポスター発 表 ◆研 究 発 表 内 容 の 要 約 これまでの 研究で、当 社保有の Lactobacillus gasseri SBT2055(ガ セリ菌 SP 株) を摂取することにより、内臓脂肪の蓄積が抑制される効果が見出されています。今回、 そのメカニ ズムに関し て、新たな 知見を得ま した。 ガセリ菌 SP 株を含む 高脂肪食( ガセリ菌 SP 株摂取群 )とガセリ 菌 SP 株を含まない 高脂肪食( ガセリ菌 SP 株非摂取 群)をマウ スに 24 週間摂取させ た結果、ガ セリ菌 SP 株摂取群で は、体重増 加量、内臓 脂肪重量、肝臓トリグ リセリド量 および脂肪 組織での 炎症性遺伝 子の発現量 が低下しま した。また 、これらマ ウスの糞便 中の代謝産 物を網羅 的に調べた ところ、乳 酸、ニコチ ン酸、グリ セロール、 遊離脂肪酸 など 17 種 類の化合 物の量がガ セリ菌 SP 株摂取群で 有意に増加 していまし た。さらに 、マウスの 腸内菌叢 を調べたと ころ、ガセ リ菌 SP 株 摂取群と非 摂取群の間 では、10 種 類の腸内細 菌の存在 比率に有意 な差が認め られました 。 これらの結 果から、ガ セリ菌 SP 株の摂取は 腸内菌叢や 腸内での物 質代謝に影 響を与 え、腸管に おける脂肪 吸収の抑制 や脂肪組織 での炎症状 態の改善に よって内臓 脂肪蓄積 抑制に寄与 していると 考えられま した。 今後とも、 ガセリ菌 SP 株の有用 性の追究を はじめ様々 な研究を推 進し、皆様 の健や かな食生活 に貢献して まいります 。 ◆学 会 開 催 概 要 11 th International Symposium on Lactic Acid Bacteria (第 11 回 国際乳酸菌 シンポジウ ム) 会 期 平成 26 年 8 月 31 日(日) ~9 月 4 日 (木) 会 場 Congress Centre”Hotel Zuiderduin”(Egmond aan Zee,the Netherlands) 以上 本件に関するお問い合わせ先 雪印メグミルク株式会社 広報部 TEL 03-3226-2124 FAX 03-3226-2150
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