volume 119 冷却水処理の基本は濃縮管理 開放循環式の冷却水は冷却塔で冷やされます。冷却塔 では冷却水の一部が蒸発することによって、蒸発潜熱を 大気中に放出して冷却水の温度が下がります。 この時 冷却水中に溶解している成分が濃くなります。 これが冷 却水の濃縮です。冷凍機を効率良く運転するためには、 冷凍機の熱交換チューブをキレイに保つことが必要で す。 このためには冷却水の濃縮を管理して、冷却水に含 まれる溶解成分の濃度を基準値内に収めることが第一 です。 その上で冷却水処理薬品を適正な濃度で添加し ます。濃縮と薬注を同時に管理することで、水処理薬品 の性能を余すことなく発揮させ、冷凍機を効率良く使用 することができます。 冷却水のブローを手動で管理すると ムダとムラの元 ブロー量変更 冷却水濃度 ソーラーパワーでブローも薬注も 普通の薬注装置は電源工事が必要なので工事のコス トが気になるところです。 こんな場合にソーラーリプレ SEです。 www.aquas.co.jp 濃縮管理もソーラーで 冷却水の濃縮を管理するために濃縮した冷却水の一 部を系外に排出します。 このことをブロー(ブローオフ) と言います。多くの場合では強制的に補給水を入れ、 冷 却 水をオーバーフローさせることで行います。ソー ラーリプレSEは週間タイマ方式でブローの管理を行い ます。専用ブロー弁もソーラー電源で作動するので、冷 却水処理に欠かせない濃縮管理も全てソーラー電源 で賄えます。 スライムトラブルの解決に スケール、腐食、 スライム障害を1液で防止できるいわゆ る複合処理剤は、取り扱いが簡単で広く使用いただい ています。複合処理剤を使用していてスライム障害が発 生してしまった時に、 スライムコントロール剤を追加で添 加することで改善する場合があります。簡単には薬注装 置を追加できないため、追加の薬品を手で投入している 現場も少なくありません。 ソーラーリプレSEならば電気工 事が必要ないので手軽に設置してスライムコントロール 剤を自動で注入できます。 過濃縮 (スケール障害) 規準値 未濃縮 (腐食、スライム障害) 時間 ソーラーパワーでブローも薬注も ソーラーリプレSEは電源にソー ラーパワーを採用し、 ブローと薬 注を1台で管理できる簡易薬注 システムです。週間タイマ式の ブロー・薬注コントローラ、薬注 ポンプ、薬液タンクを一体型に まとめ、 ブローバルブの開閉を含 めソーラー電源のみで運転しま す。ソーラー電源のため、電源 営業通信欄 工事が不要です。設置工事費を大きくコストダウンする ことができます。 既設の冷却塔に 既設の冷却塔で冷却水管理装置が設置されていない 時、設置工事費用がかさむことで水処理を諦めていま せんか。設置工事費用の大部分を占めるのは電気工 事です。電気工事が必要ないソーラー電源のSEなら ば、今まで諦めていたあの冷却塔でも水処理を始める ことができます。 大容量のバッテリー 太陽が顔を出していないとソーラーは発電できませんが、 ソーラーリプレSEは12V-5000mAhの大容量バッテ リーを搭載しています。 ソーラーパネルで発電した電力を バッテリーに蓄え、夜間や曇りの日でも運転できます。 た とえ数日間天気が悪くても大丈夫です。 水にかかわるすべての悩み事はアクアスにご相談 ください。お客 様のお話をよく聞かせていただき、 ソリューションを提案します。
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