Technical Information TI 01B08A02-07JA YS1000 リプレースガイド YS170 → YS1700 ユーザープログラム変換編 拡充 機能 記載内容は、お断りなく変更することがあります。 TI 01B08A02-07JA 2014. 6.12 2 版(YK) 2 目次 本書をご利用いただくにあたり......................................................................... 3 1.YS100→YS1000計器対応表......................................................................... 4 2.旧機種変換フロー......................................................................................... 5 3.YS100一括変換概略...................................................................................... 6 4.YS100一括変換手順...................................................................................... 6 5.注意事項....................................................................................................... 16 6.参照ドキュメント.......................................................................................17 技術資料 改訂情報..........................................................................................18 Media No. TI 01B08A02-07JA 2nd Edition : June 2014 (YK) All Rights Reserved Copyright © 2014, Yokogawa Electric Corporation TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 3 本書をご利用いただくにあたり 本説明書は、YS100からユーザプログラム、パラメータデータを読み出してYS1000データに変換 する方法について記述してあります。 YS170のプログラマブルモード以外は、読み出したパラメータの変換でYS1000に変換可能です。 YS170のプログラマブルモードにおいては、ユーザープログラム、パラメータの変換でYS1700に 変換可能です。 いずれの場合も、変換後、変換したデータの見直しおよび動作確認が必要です。 ●リプレースに関するドキュメント 名称 番号 YS1000 シリーズリプレースガイド概要・形式 TI 01B08A02-05JA 変換編 YS1000 シリーズリプレースガイド設置・配線 TI 01B08A02-06JA 編 YS1000 リプレースガイド YS170 → YS1700 ユーザープログラム変換編 TI 01B08A02-07JA YS1000 リプレースガイド SLPC → YS1700 ユーザープログラム変換編 TI 01B08A02-08JA 内容 はじめにお読みください。 リプレースの概要、形式変換表など が記載されています。 YS100、YS80、EBS、I、EK、HOMAC、 100 ラインとの設置・配線の互換につ いて記載されています。 YS170 から YS1700 へのユーザープロ グラムを変更する手順が記載されて います。 SLPC から YS1700 へのユーザープロ グラムを変更する手順が記載されて います。 ■ご注意 ・ 本書の内容は、性能・機能の向上などにより将来予告なしに変更することがあります。 ・ 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づき のことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。 ・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。 ■商標 ・ ・ ・ ・ 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の商標または登録商標です。 Ethernet は、米国 XEROX Corporation の登録商標です。 本書では各社の登録商標または商標には、™ マーク、® マークは表示していません。 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 4 1.YS100計器→YS1000計器対応表 MODEL 機器名称 YS1000 YS170 プログラマブル指示調節計 YS1700 YS150 指示調節計 YS1500 YS135 手動設定器 YS1350 YS136 手動操作器 YS1360 YS131 指示警報計 YS1310 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 5 2. 旧機種変換フロー YSS1000を起動 機能選択ウィンドウで”YS1000設定機能”を選択する 基本ウィンドウが表示される メニューの旧機種変換から作業を選択する YSS20 ファイル を変換する YS100から 直接読み出して 変換する SLPC ユーザROM から変換する ►2.14.1項 ►2.14.2項 ►2.14.3項 YSS20 ファイル 読出し YS100 一括 アップロード SLPC ►YSS1000 設定ソフトウェア、 YS1700 プログラマブル機能 ユーザーズマニュアルの参照先 データ変換 ユーザプログラム ない ある プログラムチェック エラーない エラーある ユーザプログラムの見直し ►第3章 ユーザプログラム作成ガイド パラメータの見直し ►2.4 パラメータ、制御周期、Kレジスタ、 P/X/Yスケールを設定する データをファイルに保存する ►2.11.7 名前を付けて保存する YS1000にダウンロードする ►2.7 データをダウンロードする ない 直入力 ある 入力仕様設定 ►直入力(温度/抵抗/周波数)の調整 各計器のユーザーズマニュアル ユーザプログラム ない ある ユーザプログラムのデバッグ YS1700プログラマブルモード時のみ ►2.10.2 レジスタデータをモニタする ►2.10.4 制御モジュール機能ブロックをモニタする ►2.10.5 モジュールをモニタする チューニング ►2.10.1 チューニングデータをモニタする 動作確認 運 転 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 6 3. YS100一括変換概略 パラメータ、ユーザープログラム:YS100から読み出し変換します (1)プログラム&パラメータ変換 (2)ダウンロード 4. YS100一括変換手順 4.1 YSS1000起動 4.2 YS100接続およびYS100一括アップロード起動 4.3 YS100一括アップロード実行および変換結果一覧の確認 4.4 システムデータの確認および設定 4.5 ファイル保存 4.6 プログラムの確認 4.7 プログラムチェック 4.8 パラメータの確認および設定 4.9 YS1000へダウンロード 4.10 動作確認(プログラムデバッグ) TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 7 4.1 YSS1000起動 YSS1000起動 YS1000設定機能をクリック 4.2 YS100接続およびYS100一括アップロード起動 YS100接続 YS100一括アップロード起動 メニュー>旧機種変換>YS100一括アップロード TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 8 4.3 YS100一括アップロードの実行および変換結果の確認 (1)STOPおよびYS100一括アップロードの実行をクリック (2)変換結果一覧の確認 (a)変換結果でエラーがあった場合は修正それ以外は無視でOK。 (b)YS100から拡張されたパラメータは初期値になります。 4.4 システムデータの確認および設定 変換後は必ずYS1700-100になりますので、主銘板を参考に必ずシステムデータの設定をし てください (1)通信1:/A31/A32は検出可能。/A33はoptionなしに変更 (2)ダウンロードするYS1700の主銘板を参考にシステムデータを設定してください TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 9 4.5 ファイル保存 システムデータを変更するとファイル保存を促されるので、指示に従いファイル保存実行してくだ さい 4.6 プログラムの確認 YS100のプログラムリストとの比較 (1)プログラムコメントはなくなります TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 10 4.7 プログラムチェック ツール>プログラムチェックでプログラムチェック実行してください (1)エラー発生時プログラムの見直しを行ってください。 4.7.1 制御機能選択について 独立2ループ制御を使用している場合は注意が必要です。 例:BSC1がBSC2より後に記述している場合最後のBSC1で制御機能を選択します。 (シングルグルループ制御になります) その場合は制御機能の選択を修正してください。 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 11 4.8 パラメータの確認および設定(その1) (1)SV値は必ず反映してください(アップロードデータは初期化スタート値のため) 4.8 パラメータの確認および設定(その2) 初期値パラメータを適切に設定してください (1)YS170はY3電流/電圧選択はジャンパー指定です。Y3電流/電圧をY3TPに設定してく ださい。 (2)拡張された画面MTR1,MTR2,TRND3についても適切に設定してください。 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 12 4.9 YS1000へダウンロード YS1000と接続します。 4.9.1 ダウンロードの実施 (1)メニュー>通信>一括ダウンロード (2)STOPおよび一括ダウンロード実施をクリック TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 13 4.10 動作確認(プログラムデバッグ) YS100からYS1000にデータ変換したデータの見直しおよび動作確認を必ず 行ってください 4.10.1 YS1700の動作モード (1)RUNモード:ユーザープログラムを実行します (2)TEST1モード:ユーザープログラム+シミュレーションプログラムを実行します (3)TEST2モード:ユーザープログラム+シミュレーションプログラムを実行します かつ入力信号を設定できます。(配線不要でデバッグできます) TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 14 4.10.2 チューニングでデバッグ (1)メニュー>通信>チューニング (2)TEST2、チューニング実行をクリック 4.10.3 チューニングウインドウの説明 トレンドモニタ レジスタモニタ ループ TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 15 4.10.4 チューニングでデバッグ (1)使用しているAI,AO,DI,DOをすべてレジスタモニタに指定します ドラグ&ドロップ 4.10.4 チューニングでデバッグ (1)制御レジスタ、AI、DIを必要に応じて設定します (2)動作が適切か確認します TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 16 4.11 デバッグ終了時RUNモードで起動 TEST2モードからRUNモードに変更します。 5. 注意事項 YS100からYSS1000にデータ変換したデータの見直しお よび動作確認を必ず行ってください 変換元のプログラムに複数の異なる制御命令(BSC1、BSC2、 CSC、SSC)が存在する場合、制御機能選択は、プログラムス テップの一番最後にある制御機能が選択されます。 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 17 6 参照ドキュメント ソフトウェア(お客様ユーザープログラム) • YSS1000 設定ソフトウェアYS1700プログラマブル機能ユーザーズマニュアル » (IM 01B08K01-02) – 2.14.2 YS100からユーザープログラム、パラメータを読みだして変換します » YSS1000のPCをYS100に接続して直接読み出し、YSS1000形式に変換 します » メリット:現在動いているプログラム、パラメータをそのまま変換します。 » デメリット:プログラムコメントはなくなります。 TI 01B08A02-07JA 2014.06.12-00 18 技術資料 改訂情報 資料名称 : YS1000 リプレースガイド YS170 → YS1700 ユーザープログラム変換編 資料番号 : TI 01B08A02-07JA 2014年5月/初版 新規発行 2014年6月/2版 TI No. 誤記訂正 ■ 著作者 横河電機株式会社 ■ 発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
© Copyright 2024