平成25年度福井県立道守高等学校学校関係者評価書 福井県立道守高等学校 (通信制) (問) ・学校評価書の成果と課題が適切かどうか。 ・成果と課題を踏まえた改善策・向上策が適切かどうか。 ・その他。 (ご意見をお聴きした方々) ・福井県立道守高等学校教育振興会 会長 藤 野 利 和 氏 ・福井県高等学校定・通教育振興会連合会 顧問(元校長) 中 池 由岐夫 氏 ・福井県立道守高等学校同窓会 会長 平 山 吉 男 氏 ・福井県立道守高等学校育友会 会長 木 田 幸 夫 氏 ・福井県立道守高等学校福信会 会長 多 田 博 之 氏 (ご意見欄) ○学習指導 ・通信制においては、受講登録は最も大切なことである。生徒の数値は目標値を上回っているが、1、2年では満足度が低 い。全日制や定時制とも異なる通信制特有のシステムの説明を早い時期に繰り返ししていただき、受講登録についての理 解を深めることで、生徒の受講意欲が高まり、より満足できる受講登録ができるようになるのではないか。 ・学習面では面接指導(授業)の充実やレポート作成やレポート支援において更に工夫していただきたい。 ・今年度から取り組んでいる「水曜学習支援」は、支援を必要としている更に多くの生徒に継続的に受講させることによっ て、基礎力向上が効果的に図れるようになり、単位修得につながるのではないか。 ○生活指導・保健指導 ・学校祭等の特別活動への参加が減少しているのは問題である。しかし、その現状を踏まえて、生徒がバランス良く特別 活動に参加できるような年間計画を作成するなど、改善に向けての取組みが進んでいることは評価できる。今後とも、通 信制の生徒が特別活動に積極的に参加するように、粘り強く指導を続けていくことも並行して進めていただきたい。 ・清掃する生徒が6割程度しかいないのは憂慮すべきことだ。教職員の取組み指数が100%なのに生徒の指数が低いの は、美化意識向上などの指導が生徒に十分に伝わっていないこともあるのではないか。生徒に繰り返し指導していただき たい。しかし、改善策として今年度初めて立ち上げた「美化ボランティア活動」に多くの生徒が参加したと聞き安心した。今 後も継続的な指導をとおして、多くの生徒が清掃活動に熱心に取り組むようにしていただきたい。 ・健康診断は校外で実施していることもあり、受診率があまり高くないのは改善を要する。健康に対する意識を高めるなど の指導を続けて、受診率をもっと高めていただきたい。 ○渉外・広報・放送・図書指導 ・保護者に広報誌「通信道守」を配布・送付を実施し、学校生活についての情報を配信したことは大変評価できる。今後も 続けていただきたい。 ・「読書」に関する保護者アンケートから、生徒たちが相当数家庭で読書をしている様子(71%)が理解できた。 ○進路指導 ・教職員の積極的な取組みに反して、生徒の中には進路意識が不十分な者もいる。特に1、2年で重点的な指導を実施す ることで進路意識を高め、普段からの生徒への声かけやキャリア教育などを継続的に続けることが、身近な目標や将来の 夢につながり、それを糧に生徒は単位修得、卒業、そして進路実現に向かって努力できるのではないか。 ・多様な生徒が在籍している実態を考えると、個に応じた進路指導にも力を入れていただきたい。。 ・教職員のキャリア教育研修や外部機関との連携にも期待したい。 ○教育相談 ・「保護者のつどい」を企画し、参加保護者から好評を得たことは素晴らしいことだと思う。 ・相談しにくいと答えた生徒が31%もいるのは問題である。生徒が気軽に入室しやすい相談室にするための取組みや工夫 を今後も引き続きお願いしたい。 ・通信制の生徒の状況に添った教職員研修を開催することは大変よいことだと思う。是非実現していただきたい。 ○全体(総括) ・成果と課題は適切に検討されており、改善策・向上策も適切だと思われる。 ・不登校経験者が多い中での日々の先生方のご指導に敬意を表したい。 ・多様化する生徒の実態を踏まえて、生徒とのコミュニケーションを密にとりながら生徒理解に努め、学習することの楽し さ、喜びなどを教えてあげていただきたい。 ○学校関係者評価を踏まえた今後について ・全体として高評価をいただいたことに感謝したい。 ・学校関係者評価委員の方々からいただいた貴重な御意見を真摯に受け止め、本校教育活動の充実のために、そして生 徒のために、教職員一同粘り強く努力を続けていきたい。 ・今年度の「学校評価書」の成果と課題から出された「改善策・向上策」を、来年度以降適切に実施していきたい。
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