つまようじを用いた RT

つまようじを用いた RT-PCR 法の開発
概要
本診断法は、つまようじにより感染が疑われる植物から RNA を採取し、RT-PCR 法を利用してウイルスを検出する簡
便・迅速・安価な診断方法です。従来の RT-PCR 法は、植物から RNA を抽出しなければなりませんでした。この RNA 抽
出には高価な試薬や専門技術が必要ですが、本手法では植物体をつまようじで軽くつき、反応液に浸すだけできわめて
簡便です。この手法を用いることで、従来の RT-PCR 法と比較し、診断までの時間を40%(約3.5時間→2時間)削減
することができました。
図. つまようじを用いたRT-PCR法による診断の流れ
1. 18S rRNA
植物由来の18S rRNAの増幅バンドが確認できない時は、検定が失敗したと判断します。
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