新製品紹介 新製品紹介 高冷却型機械式微粉砕機 ホソカワミクロン グラシス High Cooling Mechanical Mill HOSOKAWA MICRON GLACIS <概要> グラシスは,冷却のための構造を徹底的に追及した 機械式の微粉砕機です。粉砕時の発熱を大幅に抑え, トナーをはじめとする低融点,弱熱性物質の粉砕にお いて優れた粉砕性能を発揮します。 <構造> 供給口より冷却エアとともに供給された原料は,高 速で回転する粉砕ロータとライナ間の微小間隙で強力 な衝撃,せん断力を受けて粉砕されます。粉砕ロータ とライナは効率的に冷却を行うための特殊構造となっ ており,冷媒を流すことができます。 図1 外観写真 粉砕品の粒度は,粉砕ロータの回転速度等により調 整します。 2.驚異の冷却効率 粉砕ロータ内にも冷媒を流すことにより,高い冷却 効率を誇ります。従来では低融点,弱熱性の原料を粉 ಄ළ᳓ 砕する場合に装置の性能を出し切れないことがありま 䊨䊷䉺 したが,グラシスでは余すことなくその性能を発揮で きます。 ಄ළ᳓ ಄ළ᳓ 3.本体・システムがコンパクト 従来の機械式粉砕機では,発生する熱量を取り去る ために多量のエアを流す必要がありました。一方,グ 䊤䉟䊅 ಄ළ᳓ 図2 構造図 <特徴> 1.微粉砕領域での省エネルギー化に成功 粉砕効率がアップしており,ジェットミルや他の機 械式粉砕機と比較しても広い粒度領域で省エネルギー 化に成功しています。また,ジェットミルと比較し て,超微粉の発生を抑制し,球形度の高い製品を得る නಣℂ㊂䈅䈢䉍䈱䉲䉴䊁䊛ో䈱䉣䊈䊦䉩䊷㊂䇭䇭䋨㪤㪡㪆㫂㪾㪀 㪋㪇 䇭䉫䊤䉲䉴 䇭䉳䉢䉾䊃䊚䊦 㪊㪇 㪉㪇 㪈㪇 㪇 㪊 㪋 㪌 㪍 㪎 㪏 ᐔဋ☸ሶᓘ䇭㪛㪌㪇䇭䇭䋨㱘䌭䋩 図3 効率曲線 ことが出来ます。 ─ 77 ─ 㪐 㪈㪇 㪈㪈 㪈㪉 ●新製品紹介 ラシスは発生する熱量のほとんどを機械本体で熱交換 4.実機レベルの試験設備 できるので,冷却のために多量のエアを流す必要がな 小型,中型,大型(GC-250∼600)の試験機を備え くなりました。その結果,粉砕動力あたりの風量が格 ており,実機レベルでの粉砕品形状やスケールアップ 段に少なくなり,付帯設備となるブロワ,捕集機も省 の確認が行えます。 スペース,省コストで設置できます。 ේᢱ 㓸ᯏ ଏ⛎ᯏ ᾲ឵ེ ᄢ᳇ ⓨ᳇ RV ಄㘑 䉫䊤䉲䉴 䉼䊤䊷䊡䊆䉾䊃 䊑䊨䊪 ☳⎈ຠ ಄ළ᳓ OUT ಄ළ᳓ IN ᮡḰ䊐䊨䊷䉲䊷䊃 図4 フローソート 本装置の標準的なフローは、図のように供給機、チラーユニット、熱交換器、捕集機、ブロワ等で構成されて います。 表1 粉砕例 ේᢱฬ ᯏ⒳ 㪞㪚㪄㪋㪊㪇 䊃䊅䊷 㪞㪚㪄㪋㪊㪇 ዊ㤈☳ 㪞㪚㪄㪉㪌㪇 䈠䈳☳ 㪞㪚㪄㪉㪌㪇 ☳Ⴃᢱ 㪞㪚㪄㪉㪌㪇 䈍⨥ 㪞㪚㪄㪉㪌㪇 ේᢱᐔဋᓘ㪛㪌㪇 㪊㪇 㩷㱘㫄 㪈 㩷㫄㫄 㪈㪇㪇 㩷㱘㫄 㪌㪇㪇 㩷㱘㫄 㪉㪇 㩷㫄㫄 㪈䌾㪊 㩷㫄㫄 ಣℂ⢻ജ ☳⎈ຠᐔဋᓘ㪛㪌㪇 㪍 㩷㱘㫄 㪈㪌㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 㪊㪇 㩷㱘㫄 㪈㪇㪇㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 㪉㪇 㩷㱘㫄 㪍㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 㪏 㩷㱘㫄 㪈㪇㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 㪊㪇 㩷㱘㫄 㪏㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 㪈㪌 㩷㱘㫄 㪎㪇 㩷㫂㪾㪆㪿 表2 標準仕様 ဳᑼ ☳⎈േജ 㪲㫂㪮㪴 㘑㊂ 㪲㫄㪊㪆㫄㫀㫅㪴 䉴䉬䊷䊦䉝䉾䊒Ყ 㪞㪚㪄㪉㪌㪇 㪞㪚㪄㪋㪊㪇 㪞㪚㪄㪍㪇㪇 㪈㪈 㪊㪎 㪎㪌 㪈㪅㪌 㪌 㪈㪇 㪇㪅㪊 㪈 㪉 ─ 78 ─ 㪞㪚㪄㪏㪇㪇 㪈㪊㪉 㪈㪎㪅㪌 㪊㪅㪌
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