SURgical interventions with FEIBA (SURF):インヒビター陽性血 友病

Abstract: S. Ohga et al.
Abstract: C. Négrier, et al.
Abstract (Inhibitors )
SURgical interventions with FEIBA( SURF )
:インヒビター陽性血
友病患者における外科手術の国際登録
SURgical interventions with FEIBA (SURF) : international registry of surgery in
haemophilia patients with inhibitory antibodies
C. Négrier, A. Lienhart, R. Numerof, D. Stephens, W. Y. Wong, F. Baghaei and T. T. Yee
要 約:第 VIII 因子インヒビターバイパス止血製
失血量を含めた。世界各国の 19 の医療機関で,先
剤( FEIBA )は,インヒビター陽性血友病患者の止
天性血友病 A,先天性血友病 B または後天性血友
血を効率的に達成する。これまで前向きデータの
病 A の患者を対象に 35 件の外科手術が実施され
公表が比較的少なかったことを考えると,外科手
た。出血リスクは 37.1%( 13/35 件 )の手術で高度,
術という条件下で FEIBA を詳しく評価することは
25.7%( 9/35 件 )の手術で中等度,また 37.1%( 13/35
非常に興味深い。本試験の目的は,インヒビター
件)の手術で軽度であった。中等度のリスクの手術
1 件は,試験実施計画書の要件を一部満たさなかっ
と安全性を評価することである。外科手術を受け, たために有効性解析から除外した。止血は 91.2 %
かつ周術期の出血コントロールのために FEIBA ( 31/34 件 )の外科手術で「 有効 」または「 極めて有
効 」と判定され,8.8%( 3/34 件 )で「 やや有効 」と
を使用したインヒビター陽性血友病患者を,オー
評価された。12 件の有害事象中 3 件が重篤な有害
プンラベル,非介入の形で市販後調査[ SURgical
事象( SAE )であり,そのうち 2 件は FEIBA 療法
interventions with FEIBA( SURF )]に前向きに登録
とは無関係であったが,動静脈瘻内の血栓の1件は
した。評価尺度として止血効果,安全性,FEIBA
FEIBA に関連しうると思われた。本前向き研究は,
の投与量および FEIBA の周術期使用に関連した
FEIBA がインヒビター陽性血友病患者の外科手術
陽性血友病患者の周術期における FEIBA の有効性
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Haemophilia (2013), 19, e143–e150
© 2013 Blackwell Publishing Ltd
に安全かつ有効に使用できることを裏付けている。
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