認定看護師認定看護分野特定審査要項

認定看護師認定看護分野特定審査要項
2015 年度版
日本看護協会
目 次
Ⅰ.認定看護師認定看護分野特定審査の流れ
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
Ⅱ.認定看護師認定看護分野特定審査の実施要領
1. 目的
・・・・・・・・・・・・・・・ 1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2. 審査の方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3. 審査結果の通知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
4. 認定看護分野の公表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
Ⅲ.認定看護師認定看護分野特定審査の申請手続き
・・・・・・・・・・・・・・ 2
1. 申請期日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2. 申請方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
Ⅳ.問合せ先及び申請書類の送付先
Ⅴ.個人情報保護方針
Ⅵ. 申請書類上の注意事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
参考
公益社団法人日本看護協会 認定看護師規程及び細則(抜粋)・・・・・・・ 5
別添 1
認定看護師認定看護分野の特定基準について ・・・・・・・・・・・・・・ 6
別添 2
認定看護師教育基準カリキュラムの時間数の規定 ・・・・・・・・・・・・ 7
別添 3
認定看護師教育基準カリキュラム:共通科目の概要 ・・・・・・・・・・・ 8
別添 4
認定看護分野ごとに定められた実習施設の要件 ・・・・・・・・・・・・・ 9
別添 5
特定看護分野の実務研修内容の基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
Ⅰ.認定看護師認定看護分野特定審査の流れ
時期
2015 年 3 月末
申請者
日本看護協会
申請書類提出
申請書類受領及び確認
2015 年 5 月~
※1
認定看護師認定看護分野特定審査 ※2
・認定看護師制度委員会における審議
(書類審査、必要時申請者へのヒアリング)
審議結果について文書にて回答
・審議結果を文書にて通知
(申請書類の修正等)
日本看護協会理事会の議決を経て特定
(制度委員会が認定看護分野として認めた場合) → (認定看護師規定及び細則(細則第 10 条)に特定され
た認定看護分野の名称等追加)
・申請者へ審査結果を文書にて通知
・特定された認定看護分野の公表・周知
(公式ホームページ、協会ニュース、機関誌「看護」
等に掲載)
・教育基準カリキュラム作成及び教育機関の認定
・教育開始後、認定審査の申請受付(3 月~4 月)
認定者輩出後、厚生労働省へ専門性の広告申請
※1 審査期間は申請書類の内容等により異なるが、1 年以上の検討期間を要する。
※2 第 1 回目の審議が行われる認定看護師制度委員会を以って審査開始日とする。
Ⅱ.認定看護師認定看護分野特定審査の実施要領
1.目的
日本看護協会認定看護師規程第 9 条の規定により、申請された認定看護分野について、高度化及
び専門分化する保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知識を必要とする看
護分野を認定看護師特定看護分野として特定する。
2.審査の方法
日本看護協会認定看護師規程第 10 条の規定により、以下の方法にて審査する。
1)認定看護師制度委員会において書類審査を行い、認定看護分野として必要な事項を満たしてい
るかどうかを審議する。なお、審議の過程でヒアリング(説明及び質疑応答)を実施すること
がある(対象者は申請者を含む 3 名までとする)
。
2)認定看護師制度委員会は、審議結果を申請者宛に文書にて通知する。申請者は、認定看護師制
度委員会の審議結果を踏まえ、文書にて回答する。
3)認定看護師制度委員会が認定看護師認定看護分野として認めた後、日本看護協会理事会におけ
る議決を経て特定する。
3.審査結果の通知
日本看護協会理事会の議決の後、申請者宛に文書にて通知する。
4.認定看護分野の公表
日本看護協会理事会の議決を経て特定された認定看護分野は、
「協会ニュース」及び機関誌「看護」
で発表し、日本看護協会公式ホームページに掲載する。
1
【日本看護協会認定部 2015】
Ⅲ.認定看護師認定看護分野特定審査の申請手続き
1.申請期日
2015 年 3 月 31 日(火)締切
2.申請方法
以下の申請書類を郵送にて 1 部提出すること。
【申請書類】
1) 様式 認 C-1:認定看護師認定看護分野特定申請書(添付資料含む)
2) 様式 認 C-2:認定看護師教育基準カリキュラム
3) 様式 認 C-3:実習施設及び実務研修内容の基準
Ⅳ.問合せ及び申請書類の送付先
1. 問合せ先 日本看護協会認定部(認定看護師担当)
電話番号
03-5778-8546
E-mail
[email protected]
2. 申請書類の送付先
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2
日本看護協会 認定部
認定看護師担当
Ⅴ.個人情報保護方針
日本看護協会における個人情報保護方針に準ずる。
URL:http://www.nurse.or.jp/privacy/index.html
2
【日本看護協会認定部 2015】
Ⅵ.申請書類作成上の注意事項
○ 申請書類は、A4 サイズとし、パソコンで記載する。
○ 当該看護分野に関する調査・研究等の成果を反映したものである。
○ 関連学会とも連携の上記載する。
1.様式 認 C-1:認定看護分野特定申請書
※添付資料の様式については指定なし
項目
年月日
記入方法・注意事項
・ 西暦にて記入する。
・ 書類を再提出した場合は、再提出年月日を記入する。
分野名
・ 分野名は当該領域の認定看護師の専門性及び取り扱う範囲について、一般
市民に対して、わかりやすい表現であること。
分野名の英語標記
・ 当該領域の認定看護師の専門性及び取り扱う範囲について理解されるよ
う、海外における同様の認定資格等の名称標記と整合性が図れているこ
と。
・ 海外における当該領域の認定資格がある場合には、その概要及び人数等の
資料等を添付する。
申請理由
・ 関連学会及び当該領域におけるニーズとして、客観的な統計データに基づ
く、疫学的背景を含める。
・ 当該領域における認定看護師の担うべき役割、活動の意義について明確に
記載する。
その認定看護分野の特 ・ 看護実践経験の積み重ねのみでは習得しがたい特定の知識・技術につい
定の知識・技術
て、具体的に記載する。
(参考)認定看護師教育基準カリキュラム「期待される能力」
(全 21 分野)
http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/educ_inst_approval_cn
その看護分野の独自性 ・ 隣接する看護領域における認定看護師、専門看護師との違いや、他の専門
職種との違いを明確に記載する。
・ 連携団体において当該領域の認定資格がある場合には、資格名称、認定要
件、認定登録者数などの資料を添付する。
社会的ニーズ
・ 社会の要請について、対象の概要及び認定看護師の活動の場、求められる
認定看護師数(目標数)について記載する。
・ 看護職の受講希望及び医療機関、看護管理者の派遣希望等、ニーズに関す
る調査の結果がある場合には、添付する。
法的・経済的支援
・ 当該領域に関連する制度及び法律について記載する。
・ 診療報酬上の評価として、認定看護師の介在または配置による加算の新設
が期待されるものを具体的に記載する。
教育機関について
・ 開設希望の教育機関がある場合には、記載する。
3
【日本看護協会認定部 2015】
2.様式 認 C-2:認定看護師教育基準カリキュラム
・別添 2「認定看護師教育基準カリキュラムの時間数の規定」、別添 3「共通科目の概要」を参考の
上記載する。
・他の認定看護分野の認定看護師教育基準カリキュラムを参考に作成する。
http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/educ_inst_approval_cn
項目
目的
記入方法・注意事項
・当該看護分野の認定看護師の教育目的について記載する。
・2~3 項目程度とし、1 項目については 2~3 行程度とする。
期待される能力につ ・当該看護分野の認定看護師に期待される能力について記載する。
いて
・
「その看護分野の特定の知識・技術」を反映した内容であること。
・関連分野の専門看護師、認定看護師との相違が明確であること。
・5~6 項目程度とし、1 項目については 1~2 行程度とする。
専門科目、専門基礎 ・期待される能力、教育目的に記載されている全ての能力が獲得できるよう
科目
学習内容に十分に反映されていること。
学内演習/実習
・期待される能力、教育目的に記載されている全ての能力が獲得できるよう、
学習内容に十分に反映されていること。
・実習における症例数は 2~3 例程度とする。
3. 様式 認 C-3:実習施設及び実務研修内容の基準
1)実習施設の要件
臨地実習に必要な事例数を確保でき、認定看護分野ごとに定められた実習施設の要件を満たして
いること(別添 4「認定看護分野ごとに定められた実習施設の要件」参照)
。
2)実務研修内容の基準
・別添 5「特定看護分野の実務研修内容の基準」を参考に作成する。
・実習施設機関の要件については、関連学会における認定施設の基準がある場合には、提示の上作成す
る。
2014 年度版認定看護師教育機関審査要項より抜粋
http://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2014/07/CN_kyoikukikanyoko_20140728.pdf
4
【日本看護協会認定部 2015】
(参考)公益社団法人日本看護協会 認定看護師規程及び細則(抜粋)
日本看護協会認定看護師規程
第4章 認定看護分野の特定
第9条 認定看護分野とは、高度化及び専門分化する保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知
識を必要とする看護分野として制度委員会が認めたものをいう。
第10条 認定看護分野の特定の方法は、制度委員会が、同委員会に申請された分野について逐次審議し、理事会
の決議を経て行うものとする。
日本看護協会認定看護師細則
第4章 認定看護分野の特定
第7条 規程第10条の規定により、認定看護分野の特定は、制度委員会が次の事項について審議し、すべてを満た
すと認めた分野で、理事会の決議を経て行うものとする。
(1)看護実践経験の積み重ねのみでは修得しがたい、特定の知識及び技術を必要とすること
(2)他の看護分野との重なりがあったとしても、独自の看護知識及び技術を必要とすること
(3)何らかの法的支援及び経済的支援があるか、又は将来それが期待されること
第8条 認定看護分野の特定を申請する者は、次の各号に定める申請書類を制度委員会に提出しなければならない。
(1)認定看護分野特定申請書
(2)認定看護師教育基準カリキュラム
第9条 認定看護分野の申請は、毎年3月末までに申請書類を整えて提出する。
第10条 現在特定されている認定看護分野は次の分野である。
救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、
糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食・嚥下障害看護、小児救急看
護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護
2 認定看護師の認定看護分野を示す際の英語での表記法は、第1項に示す分野名の順に下記のとおりとする。
なお、資格名称の英語表記は、「Certified Nurse in (認定看護分野名)」とする。
Emergency Nursing, Wound, Ostomy and Continence Nursing, Intensive Care, Palliative Care,
Cancer Chemotherapy Nursing, Cancer Pain Management Nursing, Visiting Nursing,
Infection Control, Diabetes Nursing, Infertility Nursing, Neonatal Intensive Care,
Dialysis Nursing, Perioperative Nursing, Breast Cancer Nursing, Dysphagia Nursing,
Pediatric Emergency Nursing, Dementia Nursing、Stroke Rehabilitation Nursing,
Radiation Therapy Nursing, Chronic Respiratory Nursing, Chronic Heart Failure Nursing
全文は下記 URL 参照
http://nintei.nurse.or.jp/nursing/wp-content/uploads/2014/03/CNkitei.pdf
5
【日本看護協会認定部 2015】
別添 1
認定看護師認定看護分野の特定基準について
以下のすべてを満たしていること。
1. 看護実践経験の積み重ねのみでは修得しがたい、特定の知識や技術を必要とすること。
2. 他の認定看護分野との重なりがあったとしても、独自の看護知識や技術を必要とすること。
3. 何らかの法的支援及び経済的支援があるか、または将来それが期待されること。
4. 教育課程の開講に関連して次の可能性があること。
1) 入学希望者 20 名程度の確保
2) 専任教員の確保
3) 実習施設として相応しい施設の確保
4) 準備の可能な教育機関の確保
5. 認定資格取得者の導入・活用について、医療機関等の設置者や看護管理者のニーズが認められ
ること。
6. 関連学会との連携が十分であること。
6
【日本看護協会認定部 2015】
別添2
認定看護師教育基準カリキュラムの時間数の規定
教科目名
必須共通科目
選択共通科目
時間数 (単位数)
看護管理
リーダーシップ
情報管理
看護倫理
指導
相談
文献検索・文献講読
15
15
15
15
15
15
15
(
(
(
(
(
(
(
1
1
1
1
1
1
1
)
)
)
)
)
)
)
105 時間以上
臨床薬理学
医療安全管理
対人関係
15 ( 1 )
15 ( 1 )
15 ( 1 )
(+45 時間)
専門基礎科目
(認定看護分野ごとに定める)
(認定看護分野ごとに定める)
専門科目
(認定看護分野ごとに定める)
(認定看護分野ごとに定める)
学内演習/
臨地実習
(認定看護分野ごとに定める)
200 時間以上
総時間数 615 時間以上(+45 時間)
・総時間数が615時間を超える場合は、
選択共通科目を含めて1割に相当する62
時間までを原則とする。
・教育基準カリキュラムに定められていな
い教科目を実施する場合、選択制とし、
その習得は修了要件に含まない。
2014 年 3 月制度委員会改正
注意点:
1) 講義 15 時間=1 単位、演習 30 時間=1 単位、実習 45 時間=1 単位とする。
講義 15 時間は 2 時間の授業を 7 コマ実施し、試験時間を含めて 15 時間となるよう設定する。但
し、運営上 45 分を単位 1 時間とみなし、90 分を 1 コマ 2 時間として計算する。
2) 共通科目のねらい、各認定看護分野の認定看護師教育基準カリキュラムは下記 URL 参照。
http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/educ_inst_approval_cn
7
【日本看護協会認定部 2015】
別添 3
認定看護師教育カリキュラムの基準:共通科目の概要
教科目
必
須
共
通
科
目
時間数
わが国の保健医療制度の仕組みと動向を理解し、社会や地域住民
のニーズに対応する医療サービスや看護のあり方を考察する。また、
組織や医療チームにおける認定看護師の位置づけや役割機能を踏ま
看護管理
え、実践の場において質の高い看護サービスを効果的・効率的に提
供するための戦略や他職種との共働、自身の役割機能の展開などに
ついて検討する。さらには、認定看護師としての活動の成果と診療
報酬の成り立ちについて理解する。
集団や組織の目標や課題を達成する上で必要なリーダーシップ活
リーダーシッ 動について理解する。実践の場において、質の高い看護ケアを提供
プ
していく上で必要な認定看護師のリーダーシップの役割について考
察する。
実践の場において、問題解決のために研究論文を読解し、実践に
文献検索・文 活かす能力を養う。また、関連文献を系統的に検索、入手し、活用
献講読
する方法とその限界について理解する。
15
15
15
情報管理
実践の場において、必要な情報を効率よく収集・解析・表示・伝
達するための情報処理・管理能力を養う。また、情報倫理の観点か
ら、医療関連情報の適切な取り扱いについて理解する。
15
看護倫理
実践の場において、対象の人権擁護・知る権利・自律性(自己決
定)を尊重した看護を提供するため、看護倫理についての理解を深
め、実践活動にどのように反映できるか考察する。
15
指導
相談
対人関係
選
択
共
通
科
目
ねらい
臨床薬理学
医療安全管理
組織内外の看護者に対して、実践を通して知識・技術を共有し、
相手の能力を高めるための指導能力を養う。
実践の場において、対象および組織内外の看護者や他職種に対し
て、コンサルテーションを行う上で必要な知識や方法論について理
解する。また、自らの役割と能力を超える看護が求められる場合に
は、自ら支援や指導を受けることの重要性について理解する。
実践の場において、何らかの問題に直面し悩んでいる対象に対し
て、対象の話を聴きながら、共感的に対象の経験や気持ちを理解し
ようとする上で必要な面接の機能や進め方など基本的な知識や技法
について学習する。
安全確実な薬剤投与・管理を行うため、薬剤の投与方法、薬物動
態、薬物相互作用、副作用、薬理効果に影響を与える因子等につい
て理解を深める。
医療現場における安全管理をめぐる取り組みの経緯、医療事故発
生のメカニズムについて理解する。また、実践の場において、看護
者および他職種との連携を図り、医療事故を防止するための情報収
集・分析・対策立案・評価・フィードバックを実践する能力を養う。
計
15
15
15
15
15
105
(+45)
8
【日本看護協会認定部 2015】
別添4
認定看護分野ごとに定められた実習施設の要件
実習施設は、臨地実習に必要な事例数を確保でき、以下に示す分野別要件を満たす施設であること。
がん化学療法看護
1) がん看護領域の専門病棟、がん化学療法看護を必要とする患者が入院している病棟ま
たは外来で、がん化学療法に関する専門的治療や看護が行われていること。
2) がん化学療法に専門的な知識と経験をもつ医師やがん関連の認定看護師、専門看護師
がいること。
がん性疼痛看護
1) がん看護領域の専門病棟、がん性疼痛看護を必要とする患者が入院している病棟ま
たは外来で、疼痛緩和に関する専門的治療や看護が行われていること。
がん放射線療法看護
1) 厚生労働省より地域がん診療連携拠点病院の指定を受けていること。
感染管理
1) 感染管理に関する組織的活動(サーベイランスを含む)を行っていること。
緩和ケア
1)原則として緩和ケア病棟承認施設であること。
2)緩和ケアの理念が明示されていること。
救急看護
1)救急看護に関する実績があること。
2)救急看護に必要な機器等を含む設備が整っていること。
集中ケア
1)特定集中治療室管理料に関する施設基準を満たしていること。
手術看護
1)年間手術件数が 500 件以上で、手術台を 5 台以上有すること。
2)手術看護実習に必要な機器等を含む設備が整っていること。
小児救急看護
1)小児救急看護に関する実績があること。
2)小児救急看護に必要な機器等を含む設備が整っていること。
新生児集中ケア
1)新生児特定集中治療室管理料に関する施設基準を満たしていること。
摂食・嚥下障害看護
1)摂食・嚥下障害看護に関する実績があること。
2)摂食・嚥下障害看護に必要な機器等を含む設備が整っていること。
透析看護
(2014 年度まで)
1)透析療法及び透析看護に関する実績のある施設であり、年間透析件数が 100 件以上、
及びベッド数 25 床以上であること。
2)透析看護実習に必要な機器等を含む設備が整っていること。
透析看護
(2014 年度移行・
2015 年度より遵守)
3)透析療法及び透析看護に関する実績のある施設であり、年間血液透析件数が 100 件
以上であること。また、腹膜透析を実施していることが望ましい。
4)透析看護実習に必要な機器等を含む設備が整っていること。
糖尿病看護
1) 糖尿病看護に関す実績があること。
乳がん看護
1)乳がん看護に関する実績があること。
2)乳がん看護に必要な設備が整っていること。
9
【日本看護協会認定部 2015】
認定看護分野ごとに定められた実習施設の要件
実習施設は、臨地実習に必要な事例数を確保でき、以下に示す分野別要件を満たす施設であること。
認知症看護
1)認知症看護に関する実績があること。
2)認知症看護に必要な設備が整っていること。
脳卒中リハビリテーシ
ョン看護
1) 急性期及び回復期の脳血管障害患者の看護の実績があること。
皮膚・排泄ケア
1)ストーマ外来があること。
2)皮膚・排泄ケアに必要な装具等を含む設備が整っていること。
3)ストーマ造設術(カテーテルストーマも含む)が年間 10 例以上あることが望ましい。
不妊症看護
1)不妊症看護に関する実績があること。
2)IVF-ET の実施が年間 50 件以上あることが望ましい。
訪問看護
1) 訪問看護に関する実績があること。
慢性呼吸器疾患看護
1)慢性呼吸器疾患看護および包括的医療の実績があること。
2)慢性呼吸器疾患看護に必要な設備が整っていること。
慢性心不全看護
1)心不全患者の専門的治療や看護が行われていること。
2)循環器病床として、常時 15 床以上有すること。
10
【日本看護協会認定部 2015】
別添 5
特定看護分野の実務研修内容の基準
(特定の看護分野における看護実績及び教育課程入学時に望まれる勤務状況)
が
ん
化
学
療
法
看
護
が
ん
性
疼
痛
看
護
1) 通算 3 年以上、がん化学療法を受けている患者の多い病棟・外来・または在宅ケア領域での看
護実績を有すること。
2) がん化学療法を受けている患者の看護(がん化学療法薬の投与管理の実績があることを必須と
する)を、5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、がん化学療法を受けている患者の多い病棟、外来で勤務していることが望ましい。
1) 通算 3 年以上、がん患者の看護実績を有すること。病棟での看護実績を有することが望ましい。
2) 病状の進行等に伴って生じる持続的な痛みを有するがん患者の看護を5例※以上担当した実績を
有すること。
3) 現在、がん患者の多い病棟・外来・在宅ケア領域で勤務していることが望ましい。
※
10 例程度の経験があることが望ましい。ただし、教育課程への提出事例は 5 事例でよい。
が
ん
療放
法射
看線
護
1) 通算 3 年以上、がん放射線療法を受けている患者の多い病棟・外来・治療部門での看護実績を
有すること。
2) がん放射線療法を受けている患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、がん放射線療法を受けている患者の多い病棟・外来・治療部門で勤務していることが望
ましい。
(
2
0
1感
4染
年管
度理
ま
で
)
1) 通算 3 年以上、感染管理に関わる下記のような活動実績を有すること。最新知見や自施設のサ
ーベイランスデータ等に基づいて、自身が中心となって実施したケアの改善実績を 1 事例以上
有すること。医療施設において、医療関連感染サーベイランス(血流感染、尿路感染、肺炎、
手術部位感染)について計画から実施・評価まで担当した実績を 1 事例以上有することが望ま
しい。
2) 現在、医療施設等において、専任または兼任として感染管理に関わる活動に携わっていること
が望ましい。
(
2
0感
1染
5管
年理
度
か
ら
)
1) 通算 3 年以上、感染管理に関わる下記のような活動実績を有すること。最新知見や自施設のサ
ーベイランスデータ等に基づいて、自身が中心となって実施したケアの改善実績を 1 事例以上
有すること。医療施設において、医療関連感染サーベイランス(血流感染、尿路感染、肺炎、
手術部位感染)について計画から実施・評価まで担当した実績を 1 事例以上有することが望ま
しい。
2)現在、医療施設等において、専従または兼務として携わっていることが望ましい。
緩
和
ケ
ア
1) 通算3 年以上、緩和ケアを受ける患者の多い病棟、または在宅ケア領域での看護実績を有すること。
2) 緩和ケアを受ける患者を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、緩和ケアを受ける患者の多い病院、または在宅ケア領域で勤務していることが望まし
い。
11
【日本看護協会認定部 2015】
特定看護分野の実務研修内容の基準
(特定の看護分野における看護実績及び教育課程入学時に望まれる勤務状況)
救
急
看
護
1) 通算 3 年以上、救急部門での看護実績を有すること。
2) 救急部門において、CPA・重症外傷・意識障害・呼吸不全・循環不全・中毒・熱傷患者等の看
護の中から 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、救急部門で勤務していること、または救急部門での勤務が予定されていること。
集
中
ケ
ア
1) 通算 3 年以上、集中ケア部門、または小児集中ケア部門(手術室・NICU は除く)での看護実績
を有すること。
2) 疾病、外傷、手術などにより高度に侵襲を受けた患者の看護を5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、集中ケア部門で勤務していることが望ましい。
手
術
看
護
1) 通算 3 年以上、手術看護分野での看護実績を有すること。
2) 手術看護における器械出し・外回り看護師の実績を有すること。
3) 現在、手術看護部門で勤務していることが望ましい。
小
児
救
急
看
護
1) 通算 3 年以上、救急看護分野または小児看護分野での看護実績を有すること。
2) 小児救急患者・家族の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、救急看護または小児看護に携わっていることが望ましい。
新
生
児
集
中
ケ
ア
1) 通算 3 年以上、新生児集中ケア部門での看護実績を有すること。
2) 在胎 32 週未満の早産児あるいは疾病を持つ正期産児の生後 1 週間以内における重症集中ケア及
び親・家族の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、新生児集中ケア部門で勤務していることが望ましい。
摂
食
障・
害嚥
看下
護
1) 通算 3 年以上、摂食・嚥下障害患者が多い保健医療福祉施設、または在宅ケア領域での看護実
績を有すること。
2) 摂食・嚥下障害患者を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、摂食・嚥下障害患者の看護に携わっていることが望ましい。
(
2
0透
1析
4看
年護
度
ま
で
)
1) 通算 3 年以上、透析看護分野での看護実績を有すること。
2) 透析導入期・維持期の患者の看護(体外循環中の看護の実績があることを必須とする)を 5 例
以上担当した実績を有すること。
3) 現在、透析看護に携わっていることが望ましい。
12
【日本看護協会認定部 2015】
特定看護分野の実務研修内容の基準
(特定の看護分野における看護実績及び教育課程入学時に望まれる勤務状況)
(
2
0透
1析
5看
年護
度
か
ら
)
1)通算 3 年以上、透析看護分野(血液透析療法)での看護実績を有すること。
2)透析導入期・維持期の血液透析患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。腹膜透析患
者の看護実績を有することが望ましい。
3)現在、透析部門に勤務していること、または透析部門での勤務が予定されていること。
糖
尿
病
看
護
1) 通算 3 年以上、糖尿病患者の多い病棟、または外来での看護実績を有すること。
2) インスリン療法を行っている糖尿病患者または合併症のある糖尿病患者の看護を、合わせて 5
例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、糖尿病患者の多い病棟・外来・在宅ケア領域で勤務していることが望ましい。
乳
が
ん
看
護
1) 通算 3 年以上、乳がん患者の多い病棟または外来等での看護実績を有すること。
2) 乳がん患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、乳がん患者の看護に携わっていることが望ましい。
認
知
症
看
護
1) 通算 3 年以上、認知症患者の多い医療・福祉施設(在宅ケア領域を含む)等での看護実績を有
すること。
2) 認知症患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、認知症患者の多い医療・福祉施設(在宅ケア領域を含む)等で勤務していることが望ま
しい。
テ脳
ー卒
シ中
ョリ
ンハ
看ビ
護リ
1) 通算 3 年以上、脳血管障害患者の多い部署での看護実績を有すること。
2) 急性期にある脳血管障害患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、脳血管障害患者の多い施設等で勤務していることが望ましい。
皮
膚
・
排
泄
ケ
ア
1) 通算3年以上、外科系領域またはストーマケアを行う病棟・外来・在宅ケア領域での看護実績
を有すること。
2) ストーマ造設患者の看護を1例以上、及び創傷または失禁ケア領域の看護を4例以上担当した実
績を有すること。
3) 現在、創傷ケア、ストーマケア、または失禁ケアを行う病棟・外来・在宅ケア領域で勤務して
いることが望ましい。
不
妊
症
看
護
1)通算 3 年以上、不妊症患者の多い病棟または外来等での看護実績を有すること。
2)不妊症患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3)現在、不妊症患者の多い病棟・外来等で勤務していることが望ましい。
13
【日本看護協会認定部 2015】
特定看護分野の実務研修内容の基準
(特定の看護分野における看護実績及び教育課程入学時に望まれる勤務状況)
(
2
0訪
1
4問
年看
度護
ま
で
)
1) 通算 3 年以上、在宅ケア領域での看護実績を有すること。
2) 医療処置及び管理を要する患者の訪問看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3) 現在、在宅ケアに携わっていることが望ましい。
(
2
0訪
1
5問
年看
度護
か
ら
)
1)通算3年以上、在宅ケア領域での看護実績を有すること。
2)医療処置及び管理を要する患者の在宅における看護(退院支援を含む)を5例以上担当した実績
を有すること。
3)現在、在宅ケアに携わっていることが望ましい。
慢
性
呼
吸
器
疾
患
看
護
1) 通算 3 年以上、慢性呼吸器疾患患者の多い病棟を中心とした看護実績を有すること(その間、
外来、IRCU、または在宅ケア領域での実践を含んでよい)。
2) 慢性呼吸器疾患の増悪期から回復期にある患者の看護を5 例以上担当した実績を有すること
(入
院から退院まで責任をもって担当した経験、またはそれに準じる内容であること)。
3) 現在、慢性呼吸器疾患患者の看護に携わっていることが望ましい。
慢
性
心
不
全
看
護
1) 通算 3 年以上、心不全患者の多い病棟での看護実績を有すること(その間、外来、在宅ケア部
門での看護実績を含んでよい)。
2)心不全の増悪期から回復期にある患者の看護を 5 例以上担当した実績を有すること。
3)現在、
心不全患者の多い循環器系病棟或いは外来、
在宅ケア部門で勤務していることが望ましい。
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【日本看護協会認定部 2015】