第 2 回看護理工学入門セミナー

第 2 回看護理工学入門セミナー
サーモグラフィー
『分かる!使える!PCR から
IRT
まで』
日時:2014 年 7 月 19 日(土)13:00-17:30
7 月 20 日(日) 8:30-17:30
会場:東京大学本郷キャンパス 医学部研究教育棟 鉄門記念講堂
定員:100 名(先着順にて定員に達し次第締め切らせていただきます)
参加費:無料(旅費・滞在費は各自でご負担願います)
対象:大学院生・学部生、看護師、看護系大学教員
懇親会
日時:2014 年 7 月 19 日(土)19 時より
会場:東京大学医学部 3 号館 N101 教室
参加費:2000 円
申込方法:氏名、所属、職種、連絡先メールアドレス、懇親会の出欠を明記のう
え、下記担当者までメールにてお申し込みください。お申し込みいた
だくと確認メールが自動送付されます。確認メールが届かない方は、
下記担当者に電話もしくは Fax にてご連絡ください。
申込締切:6 月 27 日(金)
連絡先(担当):東京大学大学院老年看護学/創傷看護学分野 峰松健夫
E-Mail: [email protected]
Tel:03-5841-3451
Fax:03-5841-3442
プログラム
1 日目
7 月 19 日(土)
13:00~14:00
1. Bioengineering nursing
看護理工学の必要性と意義
14:00~14:20
休憩
2. Nursing Biology
看護学における生物学的アプローチ
真田
弘美
峰松
健夫
玉井
奈緒
14:20~14:30
1. 生物学的視点の導入
(1) 包括的思考と分析的思考
(2) 研究デザインと実験デザイン
14:30~15:00
2. 臨床研究における生物学的アプローチ
(1) 臨床の疑問(CQ)を RQ へ落とし込む
(2) 概念図の作成
(3) 方法の確立
1) 測定方法の検討
2) 測定方法の習得
(4) 結果の提示
(5) 今後の看護学研究に繋げるには
1) 結果の実証~動物実験(臨床では実行不可能なアプローチ)
2) 対症療法的看護ケアから問題の本質に特化したケアへの発展
15:00~15:30
3. 個体レベルでの研究:生理学的・行動学的アプローチ
池田 真一
(1) 動物実験の意義
1) 実験動物とは
2) モデル動物
(2) 動物実験の倫理:3R
(3) 病態モデルと要因モデル
(4) モデル動物の妥当性
15:30~15:50
休憩
15:50~16:20
4. 組織・細胞レベルでの研究:病理学的アプローチ
(1) 病理学(病理組織学・細胞診断学)の背景と意義
(2) 安全性と倫理
(3) 標本作製と観察の実際(一般染色、特殊染色、免疫染色)
峰松 健夫
(4) 細胞診技術の新たな応用
16:20~16:50
5. 遺伝子レベルでの研究:分子細胞生物学的アプローチ
池田 真一
(1) メカニズムへのアプローチの意義
(2) 遺伝子研究の倫理
(3) 細胞の構造と機能
(4) 培養細胞実験
1) 培養細胞実験の利点と欠点
2) 細胞株とは
(5) 遺伝子とその発現
1) セントラルドグマ
2) DNA・RNA・タンパク質を解析する意味
(6) 分子生物学的研究手法
1) PCR
2) RT-PCR
3) Western blotting、ELISA
16:50~17:20
6. 分子生物学的手法の看護技術への応用
(1) 創面ブロッティング法
(2) スキンブロッティング法
19:00~21:00
懇親会
峰松
健夫
2 日目
7 月 20 日(日)
3. Nursing Engineering
工学的視点の導入・・・臨床の疑問に対する工学的アプローチ法
8:30~9:20
1. 看護学に関わる工学の基礎 ~機械工学の視点から~
森 武俊
・看護学における力学・運動学の重要性
・力学
・材料力学
・有限要素法
9:20~10:10
2. 人体にかかる力の計測 ~褥瘡予防マットレス研究を例に~
野口
博史
・ベッド上での身体のバイオメカニクス
・体圧・せん断力センサの仕組みと計測
・体圧分布センサの仕組みと計測
・体圧計測に基づいた新型褥瘡予防マットレス開発
10:10~10:30
休憩
10:30~11:20
3. 医療機器の開発プロセス
~抗がん剤投与システム「ケモセーフ®」を例に~
田邊
秀憲
新井
梨佳
・医療機器とは
・医療機器の開発プロセス
・テルモ(株)の医療機器開発方針
・抗がん剤投与システム「ケモセーフ®」の開発プロセス
11:20~11:30
4.
医療機器開発者が臨床現場と接することの意義
~フリーフロー防止器具の開発評価を例に~
11:30~12:20
5. 工学機器の臨床への適用~糖尿病患者における赤外線サーモグラフィを
用いた足部のアセスメントを例に~
大江 真琴
・熱画像検査とは
・サーモグラフィの原理
・サーモグラフィ装置の構成
・皮膚温度に影響する因子
・サーモグラフィの臨床的意義
・検査方法(検査の準備,被験者に対する準備,検査中の注意)
・撮影の実際
・サーモグラフィを使用した研究例
12:20~13:30
休憩
4. Nursing Translational Research
研究シーズのピックアップから臨床評価と普及を目指すプロセス
13:30~13:40
総論 理工学的手法を臨床研究で活用する目的とプロセス
飯坂 真司
13:40~16:30
A. プロセスを知る
1.
理工学的データの計画・収集
理工学手法を用いた臨床研究のデザインとデータ収集の実際
2.
飯坂 真司
デザイン~データ収集までの展開例
1)
質的スケッチ技法
玉井
2)
各論:超音波診断による看護研究への応用
藪中 幸一
奈緒
休憩(15 分)
3.
理工学データの統計解析
飯坂 真司
4.
臨床と研究のコラボレーション
村山 陵子
16:30~17:30
B. 目的別の展開例
5.
効果の可視化:骨盤底筋訓練の効果評価
6.
理工学的ケア
吉田 美香子
1)
各論:高度創傷管理技術の効果・効率評価
仲上 豪二朗
2)
各論:新しい高齢者用車いすクッションの開発~評価
仲上 豪二朗