1 週刊穀物 世界の穀物情報がここに凝縮されています。 毎週水曜日夕方発行 穀物価格は横ばい中 発行日 : 2015/1/28 27日のシカゴトウモロコシ3月限は▲2.75セント安の381.25セント。ドル高や小麦下落で前日安値を下回ったあと、 下げ渋りやドル反落・原油反発で切り返したが、南米産地に生育に適した天気が続くことや、大豆の急反落、需要減少懸念 で値を消した。ただ、ウクライナ情勢の緊迫化で回復した。時間外取引を386.00~382.00セントのレンジで推移し、前 日比0.75セント高の384.75セントで引けた。3月限は、安寄りしたあとも、ドル高や小麦下落で前日安値(382.25セン ト)を下回ったが、下げ渋ったあとは、ドル反落や原油・小麦の反発で切り返した。ただ、需要への懸念で高値から下押さ れた。 立会時間は、1.00セント高で寄り付いたあと、385.50セントまで上昇したが、時間外取引の高値にとどかずに戻り売 りをあび、逆に時間外取引の安値を割り込んだ。南米産地におおむね生育に適した天気が続くことや、利益率低下によるエ タノール向け需要の減少懸念、ファンドの買い玉整理が遅れていることが圧迫、テクニカル売りを誘って380.00セント (4.00セント安:1.0%)まで値を消した。16日以来の安値に沈んだあとは、節目を維持したことを好感、時間外取引に 比べドルが急反落、原油が急反発したことが買い戻しを誘い、戻り歩調となった。ウクライナ東部の治安が悪化し、同国の 穀物輸出に対する不透明感が広がったことも買い戻しを誘った。ただ、ドル反発を受けた終盤の戻り売りで地合いを弱めた。 10日移動平均を維持できないことや、上値・下値が切り下がっていることがテクニカル売りを誘った。 27日のシカゴ大豆3月限は▲9.75セント安の973.75セント。前日の強地合いを引き継いで前日高値を上回ったが、戻り 売りが優勢になって反落に転じた。中国向けの成約がキャンセルされたことや、南米産地に生育に適した天気が続くこと、 テクニカル売り、穀物とのスプレッド売りなどが弱材料。時間外取引を985.50~979.50セントのレンジで推移し、前日 比0.25セント高の983.75セントで引けた。3月限は、安寄りしたが、押し目買いが入って前日高値(984.25セント)を 上回った。ドル高で値を消したが、ドル反落や原油上昇でプラスに切り返した。ただ、序盤の高値が抵抗となり、ドル反発 や原油反落で下押された。立会時間は、1.25セント高で寄り付いたあと、985.00セントまで地合いを強めたが、時間外取 引の高値にとどかず上昇が一服したあとは、戻り売りをあびて逆に時間外取引の安値を下回った。仕向け地不明で大口成約 が報告されたが、中国向けのキャンセルも確認され、市場の懸念を裏付けた。降雨不足が懸念される地点も伝えられるが、 南米産地に生育に適した天気が続くとみられ、増産が予想されることも圧迫要因。 10日移動平均(987.00セント)にとどかなかったことや、飼料穀物とのスプレッド売り再開も嫌気され、972.25セント (11.25セント安:1.1%)まで値を消した。ただ時間外取引に比べドルが急反落、原油が急反発に転じたことから戻り歩 調となったが、終盤の戻り売りで朝方の安値に接近した。 米農務省は、2014/15年度積み、仕向け地不明で大豆11万1000トンの大口成約を発表した。一方、2014/15年度 積み、中国向けの大豆12万トンの大口成約がキャンセルと発表した。 シカゴ小麦3月限は▲1.5セント安の519セント。 小麦は期近が続落。終値の前日比は1.50セント安~1.25セント高、 中心限月の3月限は1.50セント安の519.00セントで引けた。3月限は、安寄りして前日安値(519.25セント)を下回っ たあとも、ドル高・原油安や輸出低迷予想で昨年10月16日以来の安値となる517.50セントまで値を消した。主要移動平 均割れによるテクニカル悪化や、米プレーン南部の降雨予報も弱材料。下げ渋ったことから売り過剰感が台頭、押し目買い が買い戻しを誘って524.25セントまで切り返したが、大豆・コーンの急落で値を消した。ウクライナ情勢が緊迫化し、欧 州連合(EU)が対ロシア追加制裁を含む対応を検討したことや、時間外取引に比べドルが急反落、原油が急反発したこと から反発したが、朝方の高値にとどかず、終盤の戻り売りで朝方の安値を下回った。ファンドの手口は売り買いまちまち。 2 TOPICs 南米の天気 南米産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気概況及び予報を要約。ブラジル産地北部はマトグロソ州、マトグ ロソ・ドスル州、南部はパラナ州、リオグランデ・ドスル州、アルゼンチン産地はコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスア イレス州)。 ブラジル産地北部は過去24時間、散発的な少雨が降り、気温は28~32℃だった。火曜、水曜は3~15ミリの雨が予報さ れ、気温は28~32℃となるだろう。木曜から土曜はにわか雨や雷雨が予報され、気温は平年並みからやや上回るだろう。 ブラジル産地南部は過去24時間、おおむね乾燥した天気となり、気温は26~34℃だった。火曜はおおむね乾燥した天気、 水曜は5~19ミリの雨が予報され、気温は23~31℃に低下するだろう。木曜はにわか雨や雷雨、土曜はパラナ州で雨が残 り、土曜は回復するだろう。気温は平年並み~やや上回るだろう。アルゼンチン産地は過去24時間、晴れときどき雨、気 温32~35℃だった。火曜は晴れときどき雨、水曜はにわか雨が予報され、気温は28~32℃に低下するだろう。木曜から 土曜はおおむね乾燥した天気となり、気温は平年並み~上回るだろう。 南米の降雨地域 Weather Undergroundによる11月 27日日本時間午前8時の湿度 エルニーニョの兆候なし 南米の気温 南米の雲の状況 Intellicastによる11月27日日本時間午前8時の気温と衛星画像 1月9日の気象庁によるエル ニーニョ監視速報では、 『日付変更線付近の対流活動や 中部太平洋赤道域の大気下層の 東風は平年並で、大気の状態に はエルニーニョ現象時の特徴が 明瞭には現れていない。 エルニーニョ現象は、今後春 にかけて終息に向かう可能性が 高い。 海洋表層の実況に見られる 暖水は12月末には弱まり、東 部の海面水温を平年より高い状 態で維持する働きも弱まった。 エルニーニョ予測モデルは、エ ルニーニョ監視海域の海面水温 が、今後春にかけて基準値に近 い値へ推移すると予測している (図9)。以上のことから、こ のエルニーニョ現象は、今後春 にかけて終息に向かう可能性が 高い。ただし、予測の不確実性 が大きく、春以降もエルニー ニョ現象が持続する可能性もあ 3 米国産トウモロコシの輸出状況 累積輸出検証高 トン 9月第1週 9月第2週 9月第3週 9月第4週 10月第1週 10月第2週 10月第3週 10月第4週 11月第1週 11月第2週 11月第3週 11月第4週 12月第1週 12月第2週 12月第3週 12月第4週 12月第5週 1月第1週 1月第2週 1月第3週 過去5年平均 前年比 前年比% 135,974 249,433 171,159 695,470 281,502 +524,311 +306.3% 620,903 989,395 689,968 1,417,871 1,151,352 +727,903 +105.5% 1,248,299 1,668,693 1,169,100 2,456,500 2,017,553 +1,287,400 +110.1% 2,071,398 2,098,731 1,715,326 3,076,944 2,882,261 +1,361,618 +79.4% 3,738,146 3,037,284 2,333,358 4,055,054 4,463,129 +1,721,696 +73.8% 4,301,568 3,327,331 2,333,358 4,956,745 5,111,124 +2,623,387 +112.4% 4,978,653 3,715,757 2,333,358 5,633,428 5,694,572 +3,300,070 +141.4% 5,725,580 4,111,272 4,427,744 6,462,934 6,364,429 +2,035,190 +46.0% 6,350,024 4,343,298 5,137,993 6,906,928 6,999,257 +1,768,935 +34.4% 7,245,102 4,737,874 5,601,782 7,507,708 7,700,769 +1,905,926 +34.0% 8,219,050 5,106,670 6,358,131 7,894,652 8,404,689 +1,536,521 +24.2% 9,029,374 5,399,449 7,059,101 8,511,055 9,144,186 +1,451,954 +20.6% 10,060,968 5,657,894 7,668,951 9,257,486 9,820,245 +1,588,535 +20.7% 10,947,882 6,091,316 8,461,744 9,935,825 10,543,757 +1,474,081 +17.4% 12,248,728 6,377,897 9,155,112 10,689,843 11,276,200 +1,534,731 +16.8% 13,195,009 6,583,166 10,503,304 11,436,756 12,016,187 +933,452 +8.9% 13,771,168 6,689,988 11,347,679 12,104,584 12,557,464 +756,905 +6.7% 14,519,352 6,936,911 11,838,877 12,614,981 13,113,556 +776,104 +6.6% 15,273,137 7,306,361 12,513,407 13,015,185 13,754,724 +501,778 +4.0% 16,213,801 7,915,591 13,312,482 13,777,633 14,472,832 +465,151 +3.5% 2011/12年度 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 トン トン 米国産トウモロコシの累積週間輸出検証高 50000000 40000000 30000000 20000000 +413,968 +147.1% +266,519 +23.1% +438,947 +21.8% +194,683 +6.8% ▲408,075 ▲9.1% ▲154,379 ▲3.0% ▲61,144 +98,505 ▲92,329 ▲193,061 ▲510,037 ▲633,131 ▲562,759 ▲607,932 ▲586,357 ▲579,431 ▲452,880 ▲498,575 ▲739,539 ▲695,199 ▲1.1% +1.5% ▲1.3% ▲2.5% ▲6.1% ▲6.9% ▲5.7% ▲5.8% ▲5.2% ▲4.8% ▲3.6% ▲3.8% ▲5.4% ▲4.8% 米国産トウモロコシの輸出成約残高 30000000 過去5年平均 過去5年平均比 過去5年平均比% 過去5年平均 2011/12年度 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 2011/12年度 2012/13年度 20000000 2013/14年度 2014/15年度 10000000 10000000 0 9月第1週 9月第4週 10月第3週 11月第2週 12月第1週 12月第4週 1月第2週 2月第1週 2月第4週 3月第3週 4月第1週 4月第4週 5月第3週 6月第2週 6月第5週 7月第3週 8月第2週 8月第5週 9月第1週 9月第4週 10月第3週 11月第2週 12月第1週 12月第4週 1月第2週 1月第5週 2月第3週 3月第2週 4月第1週 4月第4週 5月第3週 6月第2週 6月第5週 7月第3週 8月第2週 8月第5週 0 出所: USDA 成約残高 トン 9月第1週 9月第2週 9月第3週 9月第4週 10月第1週 10月第2週 10月第3週 10月第4週 11月第1週 11月第2週 11月第3週 11月第4週 12月第1週 12月第2週 12月第3週 12月第4週 12月第5週 1月第1週 1月第2週 1月第3週 2011/12年度 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 過去5年平均 前年比 13,170,511 9,782,973 12,612,059 11,684,066 10,123,212 ▲927,993 13,812,869 9,112,889 12,530,634 11,621,330 12,349,334 ▲909,304 13,783,599 8,433,659 12,691,641 11,419,080 12,064,899 ▲1,272,561 13,748,387 8,330,538 12,920,604 11,436,652 12,069,769 ▲1,483,952 14,630,030 7,562,952 12,920,604 11,243,314 11,543,105 ▲1,677,290 15,829,187 7,415,236 13,644,017 12,264,450 11,519,764 ▲1,379,567 15,488,328 7,194,682 13,644,017 12,618,964 11,303,354 ▲1,025,053 15,364,019 6,956,757 13,644,017 12,279,278 11,088,913 ▲1,364,739 14,991,433 6,828,606 16,105,128 12,313,447 10,808,753 ▲3,791,681 14,305,303 7,203,786 17,113,511 12,218,015 10,567,068 ▲4,895,496 13,643,337 7,071,130 17,852,584 12,739,760 10,475,178 ▲5,112,824 13,113,564 6,829,962 18,041,369 13,068,271 10,154,303 ▲4,973,098 12,772,468 6,830,417 18,347,379 13,492,494 10,157,619 ▲4,854,885 12,390,252 6,511,377 17,898,911 13,776,933 10,088,020 ▲4,121,978 11,804,370 6,329,099 17,616,888 13,716,375 10,129,297 ▲3,900,513 11,176,887 6,172,966 17,750,587 14,622,586 9,811,193 ▲3,128,001 10,900,192 6,078,766 17,880,931 14,849,817 9,531,208 ▲3,031,114 10,473,474 6,225,184 17,191,099 14,727,068 9,314,610 ▲2,464,031 10,479,588 5,994,196 16,743,063 15,145,673 9,568,481 ▲1,597,390 10,497,060 5,571,815 16,783,511 16,568,657 9,564,327 ▲1,637,838 前年比% ▲7.4% ▲7.3% ▲10.0% ▲11.5% ▲13.0% ▲10.1% ▲7.5% ▲10.0% ▲23.5% ▲28.6% ▲28.6% ▲27.6% ▲26.5% ▲23.0% ▲22.1% ▲17.6% ▲17.0% ▲14.3% ▲9.5% ▲9.8% 過去5年平均比 過去5年平均比% +1,560,854 ▲728,004 ▲645,819 ▲633,117 ▲299,791 +744,686 +1,315,610 +1,190,365 +1,504,694 +1,650,947 +2,264,582 +2,913,968 +3,334,875 +3,688,913 +3,587,078 +4,811,393 +5,318,609 +5,412,458 +5,577,192 +5,581,346 +15.4% ▲5.9% ▲5.4% ▲5.2% ▲2.6% +6.5% +11.6% +10.7% +13.9% +15.6% +21.6% +28.7% +32.8% +36.6% +35.4% +49.0% +55.8% +58.1% +58.3% +58.4% 米国産トウモロコシの累積輸出検証高は、昨年よりは多いが過去5年平均比では約5%少ない。成約残高は逆に昨年より 少ないが、過去5年平均比では600万トン近く多く、約1.5倍強となっている。 4 米国産大豆の輸出状況 累積輸出検証高 トン 9月第1週 9月第2週 9月第3週 9月第4週 9月第5週 10月第1週 10月第2週 10月第3週 10月第4週 11月第1週 11月第2週 11月第3週 11月第4週 12月第1週 12月第2週 12月第3週 12月第4週 12月第5週 1月第1週 1月第2週 トン 50000000 2011/12年度 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 42,353 345,793 581,120 903,006 1,228,654 1,831,478 3,000,398 4,141,448 5,340,790 6,564,932 7,993,487 8,985,139 339,440 60,126 72,948 611,996 134,332 277,182 940,885 576,833 692,645 2,052,562 967,114 1,293,669 3,231,624 4,701,436 6,343,061 8,056,450 9,805,126 1,818,858 1,818,858 1,818,858 6,942,063 9,080,562 2,266,196 3,794,890 5,675,015 7,518,690 10,370,200 11,619,527 11,075,819 12,638,969 13,591,792 13,564,454 15,715,948 14,945,855 15,408,227 18,497,019 10,202,261 16,400,164 17,211,560 20,316,622 11,048,865 17,559,339 18,922,809 22,728,816 12,057,158 18,908,125 20,414,796 24,619,397 12,991,338 20,061,914 21,860,377 26,954,532 14,059,815 21,097,556 23,388,432 28,020,477 15,087,465 22,179,336 25,031,422 29,643,787 15,874,363 23,392,729 26,587,347 31,392,503 16,952,908 24,664,858 28,170,048 33,024,338 前年比 前年比% 過去5年平均比 119,200 +12,822 +21.3% ▲46,252 324,745 +142,850 +106.3% ▲47,563 678,294 +115,812 +20.1% +14,351 1,061,570 +326,555 +33.8% +232,099 1,641,284 +447,338 +24.6% +624,912 2,490,050 +1,976,032 +108.6% +1,304,840 3,751,335 +3,856,157 +212.0% +1,923,680 5,265,574 +576,627 +8.3% +2,253,116 6,856,661 +1,289,638 +14.2% +3,513,539 8,312,586 +1,563,150 +14.1% +4,326,383 9,904,661 +2,151,494 +15.9% +5,811,287 11,390,132 +3,088,792 +20.0% +7,106,887 12,762,217 +3,105,062 +18.0% +7,554,405 14,065,274 +3,806,007 +20.1% +8,663,542 15,369,928 +4,204,601 +20.6% +9,249,469 16,430,082 +5,094,155 +23.3% +10,524,450 17,491,932 +4,632,045 +19.8% +10,528,545 18,507,034 +4,612,365 +18.4% +11,136,753 19,552,110 +4,805,156 +18.1% +11,840,393 20,804,005 +4,854,290 +17.2% +12,220,333 過去5年平均 トン 30000000 米国産大豆の累積週間検証高 過去5年平均 過去5年平均 2012/13年度 2011/12年度 2013/14年度 30000000 ▲38.8% ▲14.6% +2.1% +21.9% +38.1% +52.4% +51.3% +42.8% +51.2% +52.0% +58.7% +62.4% +59.2% +61.6% +60.2% +64.1% +60.2% +60.2% +60.6% +58.7% 米国産大豆の週間成約残高 2011/12年度 40000000 過去6年平均比% 20000000 2014/15年度 2012/13年度 2013/14年度 20000000 2014/15年度 10000000 10000000 0 9月第1週 9月第4週 10月第2週 11月第1週 11月第4週 12月第3週 1月第1週 1月第4週 2月第3週 3月第2週 3月第5週 4月第3週 5月第2週 6月第1週 6月第4週 7月第2週 8月第1週 8月第4週 9月第1週 9月第4週 10月第2週 11月第1週 11月第4週 12月第3週 1月第1週 1月第4週 2月第3週 3月第2週 3月第5週 4月第3週 5月第2週 6月第1週 6月第4週 7月第2週 8月第1週 8月第4週 0 出所:USDA 出所:USDA 成約残高 トン 9月第1週 9月第2週 9月第3週 9月第4週 9月第5週 10月第1週 10月第2週 10月第3週 10月第4週 11月第1週 11月第2週 11月第3週 11月第4週 12月第1週 12月第2週 12月第3週 12月第4週 12月第5週 1月第1週 1月第2週 2011/12年度 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 過去5年平均 前年比 14,283,563 20,385,280 21,896,311 23,925,927 19,639,297 +2,029,616 14,332,020 20,824,956 22,745,415 25,187,771 20,258,180 +2,442,356 14,501,055 21,295,610 25,119,746 27,337,878 21,438,638 +2,218,132 15,212,638 21,415,260 25,590,157 27,454,566 20,358,195 +1,864,409 15,588,773 20,736,855 25,668,165 27,405,442 20,394,004 +1,737,277 15,658,341 19,790,425 25,668,165 26,811,758 20,212,382 +1,143,593 15,084,164 18,670,982 25,668,165 27,098,475 19,978,313 +1,430,310 14,170,719 17,698,744 25,286,972 26,580,836 19,394,747 +1,293,864 13,181,079 16,136,507 24,145,587 25,275,117 18,346,144 +1,129,530 12,560,949 14,881,832 22,928,846 24,080,664 17,481,225 +1,151,818 11,878,537 13,448,981 21,816,607 21,486,705 16,608,734 ▲329,902 11,808,517 12,414,058 21,378,745 20,191,056 15,848,760 ▲1,187,689 11,080,957 12,004,035 20,305,860 19,333,738 15,221,140 ▲972,122 11,004,771 12,164,308 19,703,222 17,731,818 14,718,095 ▲1,971,404 10,465,088 11,434,970 18,549,489 16,537,236 13,835,120 ▲2,012,253 10,184,312 10,368,157 17,824,110 14,780,650 13,360,134 ▲3,043,460 9,778,503 9,032,142 8,679,104 8,591,630 9,767,431 8,911,890 9,240,415 8,351,564 17,239,455 14,325,724 12,875,512 ▲2,913,731 15,719,644 13,546,056 12,061,892 ▲2,173,588 14,857,913 12,930,498 11,619,837 ▲1,927,415 13,978,638 11,312,798 11,002,829 ▲2,665,840 前年比% 過去5年平均比 +9.3% +4,286,630 +10.7% +4,929,591 +8.8% +5,899,240 +7.3% +7,096,371 +6.8% +7,011,438 +4.5% +6,599,376 +5.6% +7,120,162 +5.1% +7,186,089 +4.7% +6,928,973 +5.0% +6,599,439 ▲1.5% +4,877,971 ▲5.6% +4,342,296 ▲4.8% +4,112,598 ▲10.0% +3,013,723 ▲10.8% +2,702,116 ▲17.1% +1,420,516 ▲16.9% +1,450,212 ▲13.8% +1,484,164 ▲13.0% +1,310,661 ▲19.1% +309,969 過去6年平均比% +21.8% +24.3% +27.5% +34.9% +34.4% +32.7% +35.6% +37.1% +37.8% +37.8% +29.4% +27.4% +27.0% +20.5% +19.5% +10.6% +11.3% +12.3% +11.3% +2.8% 米国産大豆の累積検証高は前年比+17%、過去5年平均日+58%と好調である。一方輸出成約残高は、前年比▲19%、 過去5年比は+2%でほぼ平年並みまで落ち込んでおり、今後の輸出は平年並みに戻ることを示している。また、今後南米 からの輸出が増加するとともに、中国の輸入契約キャンセルが出る季節となる。 5 TOPICs アルゼンチンの穀物 USDA GAIN Report 2015年1月16日 アルゼンチンの2014/15年度の小麦生産量は1,250万トンでUSDAの予測より+50万トン多い。420万ヘクタール の作付面積でこれもUSDAの予測より+10万ヘクタール多かった。輸出量は650万トンと見られUSDAの予測より50万 トン多い。 アルゼンチンの2014/15年度のトウモロコシ生産量は2,250万トンでUSDAの予測より+50万トン多い。好天だっ たためである。トウモロコシの輸出量は1,350万トンとUSDAの予測より+150万トン多い。 モロコシは400万トンで+30万トン多く、輸出量は140万トンと見込まれる。 アルゼンチンのトウモロコシ アルゼンチンの2014/15年度のトウモロコシ生産量は2,250万トンでUSDAの予測より+50万トン多い。9月から 始まったアルゼンチンのトウモロコシ生産は、たいへん良いお天気に恵まれどの地域でも単収が増加して豊作となった。 毎週適度な降雨があり、土壌水分が潤沢で、高温の時期が(特に12月中旬から1月中旬に掛け)長く続かなかず、アルゼ ンチン全土の45~50%を占めるトウモロコシ作付地域の生産に利した。2月にかけて降雨が多いとの気象予報が出ている ことが、若干のインパクトがあるかもしれない。しかし、一般的に降雨が多い程トウモロコシの生育には良いと言われて いる。ただ、トウモロコシの生産の方が利益が出るとする農民のトウモロコシ生産技術は以前に比べて劣っていることは 免れない。2013/14年度のトウモロコシ生産量は2,550~2,700万トンの間で、USDAは2,600万トンとしている。 輸出は、1,350万トンと前回の予想よりも+150万トン上方修正した。生産量は多くなるが輸出も多くなるためアルゼ ンチンの期末在庫は少なくなる。小麦同様トウモロコシの輸出も政府により管理されている。そのため農民が年間を通じ て政府の強い方針や国内経済の状況によっては、どれだけ輸出するかは厳密にはわからない。トウモロコシは、3月から7 月の間に収穫される。大統領の予備選挙が8月に行われ、総選挙は10月である。政策の大きな変化は12月末に行われる。 資金の豊富な生産者の多くは、政策の変更によってより良い販売条件が得られる時期を待つ可能性がある。全体に地方の 販売業者は2013/14年度と同様な動きをするだろう。これ間に政府は800万トンまで認めている。中国は最近MIR 162に沿ってトウモロコシの輸入を承認したので業者は輸出を増やせると見込んでいる。2013年の中国向け輸出量は 66,000トンであったが2014年は輸出されていない。中国系の輸出商社は二社あるが、仮に中国が大量にアルゼンチン産 トウモロコシを購入しようとするなら、ある程度プレミアムを支払う必要がある。なぜならアルゼンチンの農民はリスク の少ない相手先に売りたがるためだ。13/14年産のトウモロコシ輸出量は1650万トンと見込まれている。恐らく1630 万トン~1650万トンの間に落ち着くであろう。 2012/ 千トン 13年度 作付面積 4,000 期初在庫 899 生産 27,000 年度輸入 3 暦年輸入 4 暦年米国からの輸入 0 供給合計 27,902 年度輸出 18,687 暦年輸出 22,789 飼料その他 5,300 食品工業用 2,600 消費合計 79,800 期末在庫 1,315 総需要 27,902 2013/ 2014/ 14年度 15年度 3,400 3,000 1,315 2,020 26,000 27,500 5 10 1 10 1 0 27,320 24,530 16,500 13,500 12,846 135,010 5,800 6,100 3,000 3,300 8,800 9,400 2,020 1,630 27,320 24,530 千ヘク タール 5000 アルゼンチンのトウモロコシ作付面積 千トン アルゼンチンのトウモロコシ生産量 28000 27500 4000 4000 3400 3000 3000 27000 27000 26000 2000 26000 1000 0 25000 2012/13年度 2013/14年度 2014/15年度 2012/13年度2013/14年度2014/15年度 出所:USDA 千トン 20000 アルゼンチンのトウモロコシ生産量 18687 出所:USDA 千トン 10000 アルゼンチンのトウモロコシ国内消費 量 16500 15000 9400 13500 8800 9000 10000 8000 7900 5000 0 7000 2012/13年度2013/14年度2014/15年度 出所:USDA 2012/13年度2013/14年度2014/15年度 出所:USDA 6 TOPICs 中国のバイオ燃料 USDA GAIN Report 2014年11月4日 要約 2014年の中国のバイオエタノール生産量は、前年比+6%増の28億リットルに達したと見込まれる。一方バイオ ディーゼル燃料は5%増の11.3億リットルだった。バイオディーゼル燃料の伸び率が低下したのは利益率が悪化したことが 要因と考えられる。またバイオエタノールは第12次5ヵ年計画の後、非穀物飼料が不足し、穀物ベースのエタノール生産 が抑えられたため、伸びが落ちている。2014年初め中国は国営石油企業のテスト用として10,500トンのエタノールを輸 入した。更に輸入するためには、たとえ経済的であってもエネルギー政策と規制の変更手続きが必要となる。 近では新たな法律の制定は見込まれていない。中国の大半のエタノールは穀物から生産されており、76%がトウモロコシ、 14%が小麦である。政府は穀物の自給自足を目指しており、キャッサバやスゥイート・モロコシ、あるいは他の非食料用 穀物の使用が奨励されている。中国の最初のスウィート・モロコシの向上は2014年6月に内モンゴルに設立され三つの都 市に供給している。キャッサバはエタノール生産量の8%、スウィート・モロコシは1%を占める。トウモロコシの茎から 作られるセルロースのエタノールは約1%となっている。 バイオディーゼルの試験走行計画は2010年に海南島で始まったが主に廃棄食料油の供給が安定せず2省でテストされただ けだった。最近ではこの分野における新たな政策やインセンティブの公表はない。 政策と計画 バイオ燃料とその支援計画は2013年から変わっていない。中国は2000年代初めの豊富な穀物供給に基づいてエタノー ル燃料の計画を策定したが、2008年に国内の穀物不足が懸念され価格が上昇してから政策は変更され、バイオ燃料生産は 食料や飼料用の穀物需要を乱さない限りという限定されたものとなっている。また穀物に代替するスウィート・モロコシや、 キャッサバ等の原料が模索された。ただ、これらの作物は生産地域が限定され、工業用エタノール需要を満たすだけのもの は無い。現在キャッサバは1工場、スウィート・モロコシは1工場があるのみである。2012年に追加2工場浙江省と広東省 に認可したが、原料は輸入のキャッサバに依存しており、いつこの工場が建設されるのかは定かではない。 中華人民共和国国家発展改革委員会の管轄下にある国家エネルギー省(NEA)は中国のエネルギー分野を管理している。 バイオ燃料についてはNEAの責任範囲で工場の規制、技術、基準、科学技術的開発指針等を管理している。バイオエネル ギーは、国家戦略手的発展分野として位置付けられている。第12次5ヵ年計画(2011年~15年)では、バイオマス、バ イオ燃料、生産目標及びセルロースエタノールと藻類バイオディーゼル燃料の開発を推進が決定されている。 第12次5ヵ年計画 バイオマス電力 バイオマスガス利用 固形バイオマス燃料利用 液体バイオ燃料利用 1,300万キロワット 300億立方メーター 1,000万トン 500万トン(400万トンのエタノー ルと100万トンのバイオディーゼル) エタノール 政府はエタノール生産を厳しく管理しており、その補助金は減少している。中国財務省は2015年まで穀物由来のエタ ノール生産に対して17%の付加価値税を免除する代わりに5%の消費税を課すと述べている。指定地域のガソリンとの混合 比率は10%で変わりない。業界筋によれば、実際の混合比率は8~12%となっているという。エタノールは指定地域以外 では混合することは認められていない。 エタノール工場の建設は、中央政府か地方政府によって認可される。エタノール混合を認可された指定地域の地方政府は、 エタノール燃料の生産と配送を規制する権限が与えられている。2014年までのところ6つの省と5つの都市が指定されて いる。指定された地域の石油会社は指定された工場からエタノール燃料を買い入れてブレンドする必要がある。 近年中国は広範にわたる大気汚染に対する公共の関心が高まり、政府は大気汚染を改善するために石炭利用の削減や自動 車用燃料の品質向上圧力がかかっている。都市部の公害規制においては輸送部門が重視されている。バイオ燃料業界はエタ ノールを使って大気汚染対策とすることを主張している。しかし、現法のエタノール生産能力は非穀物飼料原料の不足によ り限られているため、他の省や都市に拡大する制約となっている。現在の規制や政策はエタノールの生産・販売・配送に関 して厳しい制限を懸けており、また輸入エタノールの使用を制限している。 7 バイオディーぜル バイオディーゼルに関しては未だ生産量が限られているため、国家や地方の利用規制は行われていない。2010年に中国 は特定のバイオディーゼル生産に関して5%の消費税を免除している。 中国の燃料消費量予測 百万リットル ガソリン消費量 軽油消費量 合計燃料市場 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 134,580 141,309 148,374 155,793 163,583 171,762 180,350 189,368 198,836 208,778 237,632 249,513 261,989 275,088 288,842 303,285 318,449 334,371 351,090 368,644 372,212 390,822 410,363 430,881 452,425 475,047 498,799 523,739 549,926 577,422 中国の2015年以降2024年までの燃料消費量は年率5%で増加すると見込まれている。これは中国のGDP成長率が第 12次5ヶ年計画で予定されている年率7%の成長が続くことが前提とされている。エネルギー効率化は第13次5ヵ年計画 (2016年~2020年)で継続的に改善されるとされている。 中国の燃料消費量 過去の年間伸び率 % 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 8.0 5.3 11.3 0.4 11.6 8.8 10.0 ガソリン消費量 7.9 5.6 8.3 1.7 6.4 6.8 8.5 軽油消費量 出所:China Energy Statistical Yearbook 中国のエタノール生産実績 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 百万リットル 25 380 1,466 1,647 1,736 2,002 2,179 2,128 2,255 2,509 2,635 2,787 2,914 エタノール生産量 百万リット ル 700000 中国の自動車燃料消費量の予 測 577422 600000 合計燃 料市場 500000 372212 % 14 12 400000 368644 軽油消 費量 300000 237632 208778 200000 6 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 0 ガソリ ン消費 量 USDAの予測 3000 11.6 10 8.8 8.5 8.3 8 7.9 中国のエタノール生産量 ガソリ ン消費 量 6.4 6.8 5.6 5.3 2500 2000 2914 2787 2635 2509 2255 2179 2128 2002 1736 1647.1 1500 4 1000 2 1.7 0 0.4 134580 100000 11.3 10 8 百万リット ル 3500 中国の自動車燃料消費量の 前年比伸び率実績 軽油消 費量 China Energy Staistical Yearbook 500 380.1 0 NEA and Industries source 中国には7つの認可されたエタノール工場がある。ここではトウモロコシ、小麦、キャッサバ、スウィート・モロコシ、 及びトウモロコシの茎を使ってエタノールを生産している。2014年にはトウモロコシがその76%を占め、14%が小麦、 キャッサバが8%であり、残り2%がスウィート・モロコシとトウモロコシの茎である。生産されたエタノールは、35%が 酒類の原料となり、残り65%が自動車燃料を含めた工業用エタノールとして使われている。2013年の自動車燃料用の伸 び率は前年比+5%であった。一方酒類用は汚職追放運動のため需要が減少し、▲5%となっている。 上記の認可工場以外に中国全土に無認可のエタノール工場は約160あると思われる。その7割は唐も魯お越しを原料とし ていると思われる。 エタノールの貿易 中国の変性エタノールの輸入関税は5%であるが、これは2009年の30%から徐々に引き下げられた。変性エタノールは 化学用途の実に認めらており、自動車用には使えない。2014年1月試験的に米国産の非天然エタノール10,500トン (1,330万リットル)が輸入された。価格は5%の関税と17%の付加価値税を含めて7,318人民元/トンだった。この価 格は有水エタノールの国内価格6,250元~6,750元より高く、政府の設定している自動車燃料用エタノール価格よりは安 かった。現状の規制措置では、7つの省のみがエタノールプラントを有して政府の独占石油会社であるSinopecやPetro Chinaに販売することが出来、その価格はガソリン価格の91.1%と定められている。この試験的輸入で経済的にはエタ ノールの輸入は有効であることが証明されたが、政府の規制では自動車用燃料として輸入するには新たな規制緩和措置が必 要である。しかし、政府は今のところバイオ燃料の輸入に積極的ではない。 変性されていないエタノールの輸入関税は40%であり、更に付加価値税が17%、消費税5%が必要となる。ただ、アジ ア諸国やチリ、シンガポール、パキスタンからのエタノールの輸入関税は2012年以降免税とされた。 8 TOPICs ファンドの建玉 トウモロコシのファンドの建玉 までの週 11月4日 11月11日 11月18日 11月25日 12月2日 12月9日 12月16日 12月23日 12月30日 1月6日 1月13日 1月20日 までの週 11月4日 11月11日 11月18日 11月25日 12月2日 12月9日 12月16日 12月23日 12月30日 1月6日 1月13日 1月20日 までの週 11月4日 11月11日 11月18日 11月25日 12月2日 12月9日 12月16日 12月23日 12月30日 1月6日 1月13日 1月20日 取組高 買い残 売り残 ネット買い残 増減 1,895,470枚 452,397枚 190,683枚 261,714枚 +42,692枚 1,916,672枚 448,148枚 166,240枚 281,908枚 +20,194枚 1,916,328枚 455,622枚 167,182枚 288,440枚 1,546,770枚 442,406枚 150,871枚 291,535枚 1,536,954枚 440,954枚 153,274枚 287,680枚 1,569,234枚 451,815枚 132,255枚 319,560枚 1,619,574枚 443,124枚 119,144枚 323,980枚 1,637,415枚 436,960枚 106,464枚 330,496枚 1,584,175枚 432,526枚 113,059枚 319,467枚 1,633,720枚 436,179枚 129,180枚 306,999枚 1,685,156枚 435,138枚 152,697枚 282,441枚 1,716,624枚 433,185枚 164,316枚 268,869枚 取組高 893,426枚 899,654枚 916,099枚 892,505枚 915,637枚 929,951枚 948,096枚 903,785枚 787,117枚 803,171枚 842,371枚 908,821枚 取組高 536,005枚 530,928枚 533,235枚 426,786枚 461,562枚 464,881枚 491,303枚 509,223枚 472,346枚 477,441枚 482,791枚 507,512枚 +6,532枚 +3,095枚 ▲3,855枚 +31,880枚 +4,420枚 +6,516枚 ▲11,029枚 ▲12,468枚 ▲24,558枚 ▲13,572枚 大豆のファンドの建玉 買い残 売り残 ネット買い残 187,974枚 192,723枚 180,359枚 180,904枚 168,341枚 174,887枚 179,468枚 180,298枚 184,987枚 187,731枚 183,742枚 180,195枚 142,215枚 132,137枚 128,592枚 129,343枚 139,555枚 118,358枚 126,283枚 129,922枚 132,560枚 130,314枚 149,101枚 167,281枚 45,759枚 60,586枚 51,767枚 51,561枚 28,786枚 56,529枚 53,185枚 50,376枚 52,427枚 57,417枚 34,641枚 12,914枚 小麦のファンドの建玉 買い残 売り残 ネット買い残 123,487枚 119,383枚 121,002枚 115,013枚 112,393枚 121,164枚 126,198枚 134,414枚 130,083枚 125,789枚 119,057枚 114,469枚 増減 +17,226枚 +14,827枚 ▲8,819枚 ▲206枚 ▲22,775枚 +27,743枚 ▲3,344枚 ▲2,809枚 +2,051枚 +4,990枚 ▲22,776枚 ▲21,727枚 増減 143,066枚 -19,579枚 +9,696枚 139,683枚 -20,300枚 ▲721枚 125,975枚 -4,973枚 +15,327枚 123,057枚 -8,044枚 ▲3,071枚 118,333枚 -5,940枚 +2,104枚 113,486枚 7,678枚 +13,618枚 105,233枚 20,965枚 +13,287枚 107,467枚 26,947枚 +5,982枚 107,035枚 23,048枚 ▲3,899枚 110,535枚 15,254枚 ▲7,794枚 106,465枚 12,592枚 ▲2,662枚 111,762枚 2,707枚 ▲9,885枚 トウモロコシのファンドの建玉¢800.00 価格 500,000枚 $364.5 $373.8 $372.0 $374.3 $367.8 $383.0 $406.0 $414.0 $406.5 $405.0 $385.8 $390.3 価格 価格 ¢600.00 300,000枚 ¢500.00 200,000枚 ¢400.00 100,000枚 ¢300.00 0枚 ¢200.00 -100,000枚 ¢100.00 -200,000枚 2013/1/8 350,000枚 $1,010.0 $1,066.5 $1,023.3 $1,051.0 $995.8 $1,049.3 $1,023.5 $1,038.5 $1,037.8 $1,051.0 $1,000.0 $982.0 ¢700.00 400,000枚 ¢0.00 2015/1/8 大豆のファンドの建玉 ¢1800.00 300,000枚 ¢1600.00 250,000枚 ¢1400.00 200,000枚 ¢1200.00 150,000枚 ¢1000.00 100,000枚 ¢800.00 50,000枚 ¢600.00 0枚 ¢400.00 -50,000枚 ¢200.00 -100,000枚 2013/1/8 2014/1/8 ¢0.00 2015/1/8 小麦のファンドの建玉 250,000枚 $530.5 $525.3 $549.0 $551.5 $605.3 $600.5 $623.3 $635.5 $602.0 $591.8 $548.0 $537.0 2014/1/8 ¢900.00 ¢800.00 200,000枚 ¢700.00 150,000枚 ¢600.00 100,000枚 ¢500.00 50,000枚 ¢400.00 ¢300.00 0枚 ¢200.00 -50,000枚 ¢100.00 -100,000枚 2013/1/8 2014/1/8 ¢0.00 2015/1/8 1月20日までのシカゴトウモロコシに対するファンドのネット買い残は4週連続減少している。大豆も2週連続、小麦も 4週連続して減少している。トウモロコシと大豆は売りが増えている。トウモロコシと大豆の売り残は16万枚台に増加し ておりそろそろ要注意段階に入っているが、小麦はそれほどの売りでもない。ファンド的にはまだ価格が今すぐにどちら に動くとも断言できない状態にある。 シカゴ大豆価格 TOPICs 大豆÷トウモロコシ価格 1月27日のシカゴ大豆価格÷トウモロコシ 価格=2.55倍である。2005年以来のこの時 期の家格としては、ほぼ中間にある価格であ り、どちらかと言えば大豆の方が割高になっ ていると言えるが、それほど強い差ではない。 ただ、市場は来年度は大豆の作付が多くな り、トウモロコシが少なくなると読んでいる。 ÷ トウモロコシ価格 3.30倍 2005年 3.10倍 2006年 2.90倍 2007年 2.70倍 2008年 2.50倍 2009年 2.30倍 2010年 2.10倍 2011年 1.90倍 2012年 1.70倍 2013年 1.50倍 12月1日 2014年 1月1日 2月1日 3月1日 4月1日 9 今後の予想 現在の穀物価格は先行き不透明な中にある。北半球の生産は豊作で終了し南半球は大豆の生産が終わり、トウモロコシの 収穫はまだこれからであるが、どちらも天候には恵まれて豊作が期待されている。 輸出はトウモロコシはこれまでは昨年より多かったが、過去5年平均比では平年並みで、成約残高は昨年よりも少ないが、 過去5年平均よりは1.5倍多い。つまりキャンセルが無ければこれからの輸出は好調だというもの。一方大豆はこれまでの 輸出は好調だったが、成約残高は平年並みまで落ちており、今後キャンセルがあれば、それほどでもないということになる。 大豆とトウモロコシの比差も平年並みの水準で、どちらかと言えば大豆の方が割高感があるが、昨年も大豆の作付が多 かったため、それほどトウモロコシが少なくなるとも思えない。 こうして現状の穀物価格は上げ要因も下げ要因もあまり見当たらない状態である。 掲載される情報は株式会社コモディティー インテリジェンス (以下「COMMi」という) が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表 示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありま せん。 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・ 加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。 COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少 することもあり、価値を失う場合があります。 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を補償するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生 した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。 COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。 発行元 : 株式会社コモディティー インテリジェンス 〒103-0014東京都中央区日本橋蛎殼町1丁目11-3-310 会社電話: 03-3667-6130 会社ファックス 03-3667-3692 メールアドレス: [email protected]
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