Plasite® 9060 Selection & Specification Data 塗料のタイプ: 変性エポキシアミンアダクト 一般特性: ハイソリッドの変性エポキシ樹脂塗料で、アミンアダクト硬化剤 を使用する。耐薬品性に優れた、毒性のない塗料として設計され ている。 特長: ・ ・ ・ 幅広い酸、アルカリ、溶剤への耐性に優れる 耐摩耗性と可とう性に優れる FDA 21 CFR 175, 300 (食品との直接接触)に適合 色相: 白、ライトグレー、ライトブルー 下塗り: セルフプライミング性 乾燥膜厚: 150-175 m/ 回 浸漬用途の場合、2 回塗りの合計で 300-375 m とする。 固形分: 80 ± 2 (容量%) 理論塗付量: 25 m の場合 31.5 m2/L 150 m の場合 5.2 m2/L 175 m の場合 4.5 m2/L 混合あるいは塗装時のロスを見込むこと。 無希釈: 165 g/L ± 2% 公称値であり、色相によって若干異なる。各色のデータについ ては、カーボライン社の技術サービスに問い合わせること。 VOC: 耐熱性: 連続: 121°C / 断続: 204°C 浸漬条件での耐熱温度は、曝露される薬品によって異なる。 試験方法 *耐摩耗性 (テーバーCS17 wheel/ 1 kg 荷重/ 1,000 サイクル) *表面硬度 (ASTM D 4366-84 Konig Pendulum (ガラス標準: 250 秒)) **NACE TM0174 Method-B, 38°C 結果 平均 70 mg 減少 152 秒 ガソリン、MEK、 メタノール: OK エタノール、65%硝酸アン **NACE TM0174 モニウム、Sulfite プロセス Method-B, 65.5°C の Green Liquor: OK **NACE TM0174 水酸化ナトリウム、50%塩 Method-B, 82°C 化カリウム、脂肪酸: OK 原油、30%エチレングリコ **NACE TM0174 ール、1,1,1-トリクロロ Method-B, 99°C エタン: OK -57~93°C/ 5 サイクル 熱ショック 影響なし 塗装系はすべて Plasite 9060 (300-375 m) * : 65°C で硬化させた塗膜にて試験を実施。 **耐薬品性: 軟鋼の試験板に塗装し、試験板の下半分を種々の溶液に浸 漬した。上記の期間、塗膜に影響は見られなかった。 本製品は、飛沫条件など曝露が断続的である場合は、より強 い薬品(酸など)に対しても使用できる。詳細についてはカーボラ イン社の技術サービスに問い合わせること。 混合および希釈 下地処理 混合: 一般: 表面は清浄で乾燥していること。塗料の付着性に影響を与え る可能性のあるごみ、ほこり、油脂類、その他の付着物を、適切 な方法を用いて除去する。 鋼材: 浸漬用途: 非浸漬用途: 表面粗度: Performance Data SSPC-SP 10 SSPC-SP 6 50-75 m アルミニウム面: カーボライン社の技術サービスに問い合わせること。 コンクリートまたはCMU面: カーボライン社の技術サービスに問い合わせること。 Part A を動力撹拌し、Part B をゆっくりと加え、均一になるまで 動力混合する。部分的に混合することは推奨されない。 希釈: #225E シンナーでの希釈が好ましい。温度条件に応じて、 #246 シンナーや#71 シンナーで希釈することもできる。 希釈量は、気温、被塗面温度および塗装機器によって変わる。 通常の気温や塗装条件の場合、5-10 容量%の希釈とする。 カーボライン社が推奨、供給する以外のシンナーを用いた場 合は、塗料の性能に悪影響を与える恐れがあり、明示または暗 示による一切の保証を無効とする。 混合比: A : B = 4 : 1 (体積比) 可使時間: 約 1 時間 (21°C) 2013 年 2 月作成 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について更に詳しくお知りになりたい 場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、塗装作業の結果生ずる可能 性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。 ® Plasite 9060 Page 2 塗装機器 以下は、本製品を塗装する場合の塗装機器に関する一般的 な指針である。塗装現場の状況によっては、望ましい結果を得 るためにはこれらの指針の変更が必要な場合もある。 スプレー(一般): あらゆるスプレー機器は、汚染物質がないように、十分に洗浄 しておくこと。 エアスプレー: 2 つの調圧弁を備えた圧力ポット、最小内径 3/8 インチの塗料 用ホース、内径 0.055-0.070 インチのフルードチップおよび適切 なエアキャップを使用する。 エアレススプレー: ・ 圧縮比(最小): 30 : 1* ・ 吐出量(最小): 3.0 ガロン/分 ・ ホース内径(最小): 3/8 インチ ・ オリフィスサイズ: 0.015-0.021 インチ ・ 塗料圧: 14.5-15.9 MPa ・ メッシュ: 60 mesh *: テフロンパッキングが推奨され、メーカーから入手可能。 ハケ・ローラー: 溶接線の先行塗装と補修塗装の場合を除き、タンクライニン グの用途には推奨されない。ローラーは耐溶剤性のある短毛ロ ーラーを、ハケは中程度の硬さのものを使用する。 食品関連に使用する際に、溶剤や臭気を完全に除去するた めには、一般的に強制乾燥が推奨される。 強制乾燥条件を示す。下地を加温する前に通常乾燥をする (気温が 21-37°C の場合、2-5 時間)。その後、30 分ごとに約 18°C 加温し、目標温度まで到達させる。目標温度に到達してから、硬 化時間を計測する。食品以外の用途の場合、硬化時間は以下 のとおり。 被塗面温度 硬化時間 49°C 36 時間 55°C 18 時間 60°C 10 時間 65°C 6 時間 被塗面温度 硬化時間 77°C 82°C 3.5 時間 2.5 時間 88°C 2 時間 93°C 1¾時間 71°C 4.5 時間 完全に硬化したかどうかは、塗膜表面に MIBK を滴下すること で判定できる。滴下 10 分後に塗膜が溶解していないか、軟化が あってもごく僅かである場合、完全に硬化したものと判断される。 適切に硬化していれば、軟化した部分もすぐに再硬化する。 清掃および安全情報 清掃: #2、#71、#225E、#246 シンナーのいずれかを使用する。漏出 時は、地域の法令に従って回収、廃棄する。 安全情報: このデータシートと MSDS にある、あらゆる安全衛生情報を読 み、これに従う。通常の作業と同様の安全対策を講じる。 換気: 塗装条件 塗料 温度(°C) 被塗面 温度(°C) 気温 (°C) 湿度 (%) 10 10 10 0 最低 32 41 41 最高 被塗面温度が露点を 3°C 以上上回っていること。 80 硬化時間 被塗面温度 (湿度 50%) 塗り重ね時間 浸漬用途 (ほとんどの薬品) 21°C 12 時間 7日 32°C 9 時間 5日 41°C 6 時間 4日 硬化時間: 通常、10-12 時間で粘着性がなくなる(21°C)。硬化には、32°C で 5 日、21°C で 7 日かかる。食品グレードと接触する場合につ いては、カーボライン社の技術サービスに問い合わせること。 塗り重ね時間: タンクライニングとして使用する場合および密閉された場所で 使用する場合、作業中および作業後に塗膜が硬化するまで、徹 底的に換気を行う。換気装置は、使用された溶剤の揮発蒸気が 空気中で爆発限界の下限に達しないようにするだけの能力を持 つものを使用する。作業者は、曝露レベルが指針を下回ってい ることを試験し、監視しなければならない。曝露レベルを確認、 監視できない場合は、鉱山安全保健管理局(MSHA)または国 立労働安全衛生研究所(NIOSH)によって認可された送気マスク を着用する。 警告: 本製品は可燃性の溶剤を含有するため、スパークあるいは裸 火に近づけないこと。電気機器および設備は、米国電気工事規 程に従って製造され、接地してあるものを使用する。 荷姿、取扱および保管 保存可能期間: 製造後 12 ヶ月 (21°C) 日数が経過すると膜厚がつかなくなる。 出荷重量: 13-14 ポンド (5.9-6.4 kg)/ ガロン 被塗面温度が 54°C までの場合、2 週間以内。被塗面温度が 55-66°C の場合、24 時間以内に塗り重ねが必要。 硬化: 通常、硬化には、32°C で 5 日、21°C で 7 日かかる。気温およ び被塗面温度が 10°C を下回る場合には、塗装作業を行っては ならない。適切な硬化のためには、塗装後 24 時間は、被塗面温 度を 21°C 以上に維持する必要がある。 2013 年 2 月作成 上記記載の技術データは正確を期されていますが、改良等の為に予告なしに内容が変更されることがあります。内容について 更に詳しくお知りになりたい場合は、弊社の特約販売店迄あるいは直接弊社迄お問い合わせ下さい。製品の品質については充分な管理がなされていますが、 塗装作業の結果生ずる可能性のある塗料の問題あるいは膜厚等の過不足等の問題については、弊社は責任を負いかねます。
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