キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 会場のご案内 Access キャンパス・イノベーションセンター東京 三田駅 A会場[デバイス・装置/材料/エネルギー/医療・福祉/製造技術] JR 田町駅 芝浦口 B会場[アグリ・バイオ/製造技術] キャンパス・イノベーションセンター 展示 デバイス・製造/材料/エネルギー /医療福祉/製造技術 C ライセンス・共同研究可能な技術(未公開特許を含む)を発明者自ら発表! C会場 A会場 EV W EV C W B会場 アグリ・バイオ/ 製造技術 キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 申 込 書 2015年1月22日(木) ホームページまたはFaxにてお申し込みください。 FAX 03-5214-8399 http://jstshingi.jp/cic-tokyo/2014/ FAX:03-5214-8399 ※当日は本紙をご持参ください 科学技術振興機構 産学連携支援グループ 行 ふりがな 氏 名 所 属 役 職 電 話 F A X E-mail アドレス 参加希望 ( 印) キャンパス・イノベーションセンター東京 (港区・田町) 所在地 〒 (勤務先) 会社名 (正式名称) ふりがな 木 2015 年 1 月22 日● 10:30∼16:10 主 催 A会場 □1 □2 □3 □4 □5 □6 □7 □8 □9 B会場 □1 □2 □3 □4 □5 □6 □7 □8 □9 希望されない場合は、 チェックをお願いします。 □ E-mailによる案内を希望しない アンケートにご協力ください あなたの業種を教えてください。(いずれか1つ) ご登録いただいたメールアドレスへ主催者・関係者から、各種ご案内(新技術説明会・ 展示会・公募情報等)をお送りする場合があります。 独立行政法人科学技術振興機構 後 援 独立行政法人中小企業基盤整備機構 全国イノベーション推進機関ネットワーク あなたの職種を教えてください。(いずれか1つ) 参加大学 山形大学、千葉大学、東京工業大学、新潟大学 あなたの来場目的を教えてください。(いくつでも) 奈良先端科学技術大学院大学、鳥取大学 広島大学、山口大学、愛媛大学、高知工科大学 関心のある技術分野を教えてください。(いくつでも) 発表者との個別面談受付中 木 2015年1月22日 ● キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 プログラムA会場[デバイス・装置/材料/エネルギー/医療・福祉/製造技術] Meeting Schedule プロ 10:30∼10:40 主催者挨拶 10:40∼11:10 マイクロ構造による表面の柔軟性を持つ静電チャック A1 デバイス・装置 11:10∼11:40 A2 材 料 11:40∼12:10 A3 エネルギー 12:10∼13:10 13:10∼13:40 A4 医療・福祉 13:40∼14:10 A5 製造技術 14:10∼14:40 A6 材 料 15:10∼15:40 A8 医療・福祉 15:40∼16:10 A9 東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 准教授 製造技術 16:10 齊藤 仁志 齊藤 滋規 機械的強度に優れる導電性グラフェン/シリカ複合膜の開発 広島大学 大学院工学研究院 物質化学工学部門 准教授 今榮 一郎 山口大学 大学院理工学研究科 機械工学 教授 昼休み 10:40∼11:10 木本材料の任意部位の光透過性を向上させ高意匠性を付与する加工技術 B1 製造技術 B2 アグリ・バイオ B3 アグリ・バイオ 12:10∼13:10 シクロデキストリングラフト化キトサンの簡易調製 鳥取大学 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 助教 13:10∼13:40 井澤 浩則 ナノ粒子の簡易配列技術 ∼たんぱくが作るナノ構造∼ 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 情報機能素子科学研究室 助教 高知工科大学 システム工学群 教授 上沼 睦典 竹田 史章 稲木 信介 ガラス中への金属粒子導入法の開発 千葉大学 大学院工学研究科 機械系コース 准教授 B7 アグリ・バイオ 15:10∼15:40 竹原 宏明 B8 アグリ・バイオ 15:40∼16:10 比田井 洋史 愛媛大学 農学部 生物資源学科森林資源学専門教育コース森林資源利用システム学 准教授 B9 アグリ・バイオ 16:10 杉元 宏行 新規な医療用中間水含有ポリマーの精密合成技術 山形大学 大学院理工学研究科 フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院 講師 小林 慎吾 微生物のDNA情報に基づいたメタン発酵の制御 東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学 教授 中崎 清彦 昼休み イネの耐病性、耐乾性、耐塩性、光合成増をもたらすスーパー遺伝子 愛媛大学 農学部 生物資源学科生物生産システム学専門教育コース分子生物資源学 教授 西口 正通 抗菌性、生分解性を付与した医療用生体適合性ポリマー 山形大学 大学院理工学研究科 機能高分子工学専攻 助教 福島 和樹 美味しくて健康によいペットフード製造装置 B6 アグリ・バイオ 14:40∼15:10 脳の光イメージングデバイス∼頭蓋骨で光を照らす∼ 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光機能素子科学研究室 特任助教 B5 アグリ・バイオ 14:10∼14:40 導電性高分子ファイバー成長と導電体ネットワーク形成 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物質電子化学専攻 講師 B4 アグリ・バイオ 13:40∼14:10 鏡面反射の有る球面上の刻印及び傷・欠損の知的認識技術 閉会 主催者挨拶(A会場のみ) 11:40∼12:10 望月 信介 Meeting Schedule 10:30∼10:40 11:10∼11:40 細かな表面粗さの分布から生成した渦による流れ制御技術 製造技術 14:40∼15:10 A7 独立行政法人科学技術振興機構 執行役 プログラムB会場[アグリ・バイオ/製造技術] プログラム 鳥取大学 農学部 共同獣医学科 教授 岡本 芳晴 ヨード比色分光測定による米澱粉特性の評価方法 新潟大学 農学部 応用生物化学科 教授 大坪 研一 中間水含有ポリマーを用いた細胞機能操作技術 山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 准教授 干場 隆志 きのこ由来揮発性抗菌物質の探索とその利活用 鳥取大学 農学部 附属菌類きのこ遺伝資源研究センター 助教 閉会 岡 久美子 木 2015年1月22日 ● キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 A1 デバイス・装置 マイクロ構造による表面の柔軟性を持つ静電チャック Electrostatic chuck having micro-structure for flexibility on the surface 齊藤 滋規(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 准教授) Shigeki SAITO, Graduate School of Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology マイクロ構造を持った電極配置によって、対象を柔らかく ハンドリング可能にする静電吸着機構に関する技術。単極 型は金属薄膜、双極型はプラスチックフィルムなどの誘電 体膜をハンドリング対象とすることができる。 従来技術・競合技術との比較 従来の静電チャック技術は、半導体ウエハやガラス製のフ ラットパネルなどの固くて平面状のものを対象としており、 箔状のものを把持・離脱することが困難であったが、本技 術ではそれを可能にする。 金属製の箔状のものを傷をつけることなく、柔らかく把 持・離脱をすることができる。 ● プラスチック製の箔状のものを傷をつけることなく、柔 らかく把持・離脱をすることができる。 ● 微小ICチップなどの微小部品をダメージを与えることな く正確に把持・離脱することができる。 想定される用途 ● 次世代微小電子回路における微小ICチップなどのハンドリング ● フレキシブルエレクトロニクスのためのポリマーフィルムなど のハンドリング ● 工芸品などにおける金箔のハンドリング ● 機械的強度に優れる導電性グラフェン/シリカ複合膜の開発 材 料 今榮 一郎(広島大学 大学院工学研究院 物質化学工学部門 准教授) ● ● 導電性 機械的強度 安価 想定される用途 ● ● ● 色素増感太陽電池 リチウム二次電池 タッチパネル 関連情報 サンプルの提供可能 細かな表面粗さの分布から生成した渦による流れ制御技術 Flow Control Device due to Vortex Generated by Small Wall Roughness Arrangement 11:40∼12:10 望月 信介(山口大学 大学院理工学研究科 機械工学 教授) Shinsuke MOCHIZUKI, Yamaguchi University http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/˜fmech/fmech-hp/ ダクト内流れ、船舶・航空機および自動車周りの流れを制御 する技術です。壁面に細かな表面粗さを付与し(例えば、梨 地処理を施すなど)、摩擦力を制御することにより、渦を発 生させ、混合促進などを行います。 新技術の特徴 ● 導入によるエネルギー損失が小さい高効率な渦発生器 ● 配置と保守が容易である ● 長い区間に渦を持続的に生成できる 従来技術・競合技術との比較 流れに渦を発生させる従来の渦発生器と比べると粗さ寸法 が小さく(おおよそ1/10以下)、導入によるエネルギー 損失が小さい。従来の渦発生器による渦生成は局所位置に 限定されるが、本方法は長い区間に渦発生を持続できる。 想定される用途 ● 船舶、航空機および自動車における抵抗低減 ● 流れを用いたプロセスにおける混合促進 ● 燃料電池などの流路内流れの安定な混合 Facile preparation of cyclodextrin-grafted chitosan applicable for DDS 13:10∼13:40 井澤 浩則(鳥取大学 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 助教) Hironori IZAWA, Tottori University http://saimotolab.sakura.ne.jp/index.html 新技術の特徴 従来技術・競合技術との比較 想定される用途 従来、構造明確なシクロデキストリングラフト化キトサン の合成には多段階のステップや複雑な単離操作を伴うシク ロデキストリンの誘導化が必要であったが、本手法を用い ることで、それらを伴わずに構造明確なシクロデキストリ ングラフトキトサンの合成が可能となった。 ● ● ● ● ● ● シクロデキストリングラフト化キトサンの大量生産が可能 α-, β-, γ-シクロデキストリンのいずれにも適用可能 シクロデキストリンの導入率制御も容易 ドラッグデリバリーシステム 有害物質の除去 カラムの充填剤 関連情報 サンプルの提供可能 A5 製造技術 新技術の特徴 ● 従来技術・競合技術との比較 グラフェンは優れた電気特性を有することから色素増感太 陽電池やリチウム二次電池のような電極材料など様々な電 子材料として応用されてきたが、機械的強度の低さが課題 として残っていた。そこでグラフェンにシリカを複合化す ることで機械的強度を改善することに成功した。 11:10∼11:40 シクロデキストリングラフト化キトサンの簡易調製 シクロデキストリンにカルボキシメチル化反応にてカルボ キシル基を導入し、租精製状態で、キトサンと脱水縮合反 応を行うことで、二段階で構造明確なシクロデキストリン 複合化キトサンを合成することに成功した。 http://home.hiroshima-u.ac.jp/imae/ Ichiro IMAE, Hiroshima University エネルギー 医療・福祉 新技術の特徴 Development of Conductive Graphene/Silica Composite Films with High Mechanical Strength 優れた電気特性を有するグラフェン薄膜の機械的強度を向 上させることを目的として、酸化グラフェンを経由したグ ラフェンとシリカの複合膜を作製した。 A4 http://www.mep.titech.ac.jp/˜saitos A2 A3 10:40∼11:10 ナノ粒子の簡易配列技術 ∼たんぱくが作るナノ構造∼ Biological Nanofabrication Process 13:40∼14:10 上沼 睦典(奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 情報機能素子科学研究室 助教) Mutsunori UENUMA, Nara Institute of Science and Technology http://mswebs.naist.jp/LABs/uraoka/index.html フェリチンなどの生体超分子の周囲にポリマー鎖(PEGな ど)を結合させたナノ粒子を含むナノ粒子溶液を、種々基板 上に塗布することにより、ナノ粒子を所望の間隔、かつ、 略等間隔に配列させ得ることを可能とした。 新技術の特徴 ● SiO2基板に制限されず、種々の基板上において、ナノ粒子 を所望の間隔、かつ、略等間隔に基板上に配列させる。 ● 隣接するナノ粒子の中心間距離が12∼100nmの範囲に おいて、基板上に自在に配列させる。 ● 基板上の特定の位置を帯電させることを必要としない。 従来技術・競合技術との比較 本技術で作製された金属などを含むナノ粒子を表面上に高 い精度で配列した基板をナノデバイスに用いることで、従 来の3次元的なバルク状半導体とは異なる物性や機能が発 揮されると考えられており、熱電変換素子、太陽電池、デ ィスプレイ、メモリ、薄膜トランジスタ、LSIなどの半 導体分野のナノデバイスへの応用が大いに期待される。 想定される用途 A6 製造技術 ● ● ● 半導体ナノデバイス センサーデバイス エネルギーデバイス 関連情報 展示品あり(ナノ粒子溶液サンプル) 鏡面反射の有る球面上の刻印及び傷・欠損の知的認識技術 Intelligent recognition technology for a carved seal and scar on the curved surface with the mirror reflection 14:10∼14:40 竹田 史章(高知工科大学 システム工学群 教授) Fumiaki TAKEDA, Kochi University of Technology http://www.lab.kochi-tech.ac.jp/maitake/index2.html 本件は球面上の傷、欠損を含む模様の認識技術であり、鋼 球の刻印という鏡面反射に対処し、さらに、刻印という強 制的に陰を作ることで得られる模様の認識である。単なる 球面上の塗布模様に比較して撮像及び認識において高度技 術を要する内容である。 新技術の特徴 従来技術・競合技術との比較 想定される用途 本件は画像の始点、終点が限定できない球面上の画像の認 識であり、かつ、鏡面反射のある鋼球上の刻印・傷の認識 である。また、刻印は陰により初めて画像として認識でき るのであり、現状は60%程度であるのに対し、90%以上 を達成した世の中にない高度な認識技術である。 ● ● ● ● ● ● 鏡面反射のある傷検査 ガラス玉などの気泡混入、欠けの認識 卵類の割れ、汚れ検査 ボールベアリングなどの傷検査 球面模様・印刷などの良否検査 工業製品或いは青果物(球形、楕円形)の表面状態の良否 状態検査 関連情報 サンプルの提供可能(シミュレーション動画による認識状況の提示。) 展示品あり(認識シミュレーションによるデモンストレーション。) 木 2015年1月22日 ● キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 導電性高分子ファイバー成長と導電体ネットワーク形成 A7 Growth of Conducting Polymer Fiber and Its Formation of Conductive Networks 材 料 稲木 信介(東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物質電子化学専攻 講師) 14:40∼15:10 B1 製造技術 http://www.echem.titech.ac.jp/˜inagi/index.html Shinsuke INAGI, Tokyo Institute of Technology 本技術は、ワイヤレスな導電体端点における電解重合法に より導電性高分子ファイバーの自発的成長を可能とする技 術であり、これにより導電体および導電性高分子ファイバー のネットワークの構築が可能となる。 新技術の特徴 従来技術・競合技術との比較 従来の電解重合技術は導電性高分子膜を与えるのに対し、 本技術ではファイバー状に成長するという特徴を有する。 導電性高分子ファイバーの新しい合成法であるのに加え、 導電体のネットワーク構築を簡便に行うことができる。 想定される用途 ● 有機エレクトロニクス用電極材料 ● 導電性塗料や接着性被覆素材 ● 導電性高分子コンデンサ等デバイス用途 センサ・アクチュエータの電極機能の大面積化 ナノカーボンとの複合体 強化材料用素材などハイブリッド材料 ● ● ● 木本材料の任意部位の光透過性を向上させ高意匠性を付与する加工技術 Woody materials processing technology to improve the light-transmissive design 10:40∼11:10 杉元 宏行(愛媛大学 農学部 生物資源学科森林資源学専門教育コース森林資源利用システム学 准教授) http://web.agr.ehime-u.ac.jp/˜wood/ Hiroyuki SUGIMOTO, Ehime University 任意の部位の光透過性を向上させることにより、意匠性の ある木本材料加工技術を提供する。高い意匠性が求められ る家電外装や車両内装、高級建材など、従来木本材料が使 用されていないか使用されにくかった付加価値の高い用途 が考えられる。 新技術の特徴 従来技術・競合技術との比較 想定される用途 従来技術では任意の部分の光透過性を向上させ木本材料に 高意匠を持たせることが出来なかった。軟化温度や充填す る樹脂濃度、圧縮加工条件を管理することで、従来では不 可能であった光透過性による高意匠の付与を可能にした。 ● ● ● ● ● ● 処理樹脂量は少なく、任意の部分に透明性を付与 家電などのハウジングなど外装 プラスティック製品の木製代替品 LED照明と組み合わせた家具 LED照明意匠を有する木製手すり LED照明と組み合わせた壁材(パーティション) 関連情報 展示品あり(加飾した木片(5×5cm程度)サンプル) A8 医療・福祉 脳の光イメージングデバイス∼頭蓋骨で光を照らす∼ Implantable device system for brain imaging 15:10∼15:40 竹原 宏明(奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光機能素子科学研究室 特任助教) Hiroaki TAKEHARA, Nara Institute of Science and Technology 想定される用途 ● ● 生体イメージング技術分野 医療機器分野(光刺激用・光治療用の光源) 関連情報 展示品あり(デバイスサンプル(10cm以下の小さいもの)、ノートPC) A9 製造技術 アグリ・バイオ http://mswebs.naist.jp/LABs/pdslab/index-j.html 生体に埋め込み可能な超小型CMOSイメージセンサを用い、 新技術の特徴 生体内部の光イメージング技術を開発しました。頭蓋骨を ● 【低侵襲性】光源を生体組織外部に設置することにより、 透して脳組織に光を照らすことで、生体への侵襲性が小さ 生体への侵襲を抑える。 くかつ良好なイメージの取得が可能となりました。 ● 【均一性】頭頂骨を光導波路として利用し、脳全体を均一 に照明するため、イメージング時の照明ムラを解消する。 ● 【波長選択性】光源波長の選択により、多色イメージン グ(吸収波長や蛍光波長による塗り分け)が可能となる。 従来技術・競合技術との比較 研究用途に用いられる既存のイメージングデバイスと比較 して本技術は、撮像デバイスシステムが光学レンズを用い ないシンプルな構成のため、センサ部の使い捨てを含む低 コスト化に対応した技術となっています。 B2 ガラス中への金属粒子導入法の開発 Metal particle implantation in glass 15:40∼16:10 比田井 洋史(千葉大学 大学院工学研究科 機械系コース 准教授) レーザ照射によりガラス中の直径数10μmの金属球を加熱 することで、金属球を加熱し、周囲のガラスを局所的に軟化 させ、移動させることができる。この移動現象と、移動軌跡 への直径数100nmの金属微粒子がドープを行う技術を紹介 する。 新技術の特徴 ● ガラス加工への応用 ● 光計測デバイスへの利用 従来技術・競合技術との比較 レーザ照射方法、金属の種類を変えることで、ガラス中の 任意の位置に所望の金属の導入が期待できる。ガラス中の 任意の位置に任意の金属微粒子を導入できる方法は従来に なく、広範な応用が期待できる。 想定される用途 ● 光デバイス ● ガラス装飾品 11:10∼11:40 小林 慎吾(山形大学 大学院理工学研究科 フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院 講師) http://www.bio-material.jp Shingo KOBAYASHI, Yamagata University ビニルポリマーの発現する物性を決定づける構造因子であ る、側鎖官能基の①構造、②間隔、③配列、を精密に制御 しうる新規ポリマー合成技術を開発した。当該技術により、 ポリマーの一次構造制御を通じてその水和構造(中間水量) を制御し、発現する生体適合性の制御が達成可能である。 新技術の特徴 ● ポリマーに導入する側鎖官能基を等間隔に並べることができる。 ● ポリマーに導入する側鎖官能基の配列を制御することが可能である。 ● ポリマーに導入する官能基の化学構造に、事実上制限がない。 従来技術・競合技術との比較 ポリマー合成技術の開発において、導入する側鎖の配列制 御、すなわちモノマーの配列制御を達成する合成技術の開 発は、最も困難な課題の一つである。一般的なビニル重合 法では達成不可能とされる側鎖配列の制御を達成しうる点 で、本技術の応用範囲は幅広い。 想定される用途 B3 アグリ・バイオ http://www.cats-lab.com/ Hirofumi HIDAI, Chiba University 新規な医療用中間水含有ポリマーの精密合成技術 Novel precision polymer synthesis technology for medical devices based on intermediate water concept ● ● ● 医療用材料(血液適合性材料、癌細胞回収用材料、など) 高分子電解質 光学材料 微生物のDNA情報に基づいたメタン発酵の制御 Control of the anaerobic digestion producing methane gas using DNA information of microorganisms 11:40∼12:10 中崎 清彦(東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学 教授) Kiyohiko NAKASAKI, Tokyo Institute of Technology http://www-old.ide.titech.ac.jp/˜nakasaki/index.html メタン発酵は古くから用いられてきた技術であるが、複数 の微生物が共存する複合微生物の系であるため、最適操作 がいまだ十分に明らかになっていない。本技術は、微生物 のDNA情報に基づいてメタン発酵を制御する新しい方法を 提供する。 従来技術・競合技術との比較 メタン発酵は、従来、エキスパートの勘と経験による運転 がおこなわれてきたが、本技術では分子生物学的手法を適 用することでエキスパートの持つ貴重な暗黙知を形式知に 変換するばかりでなく、エキスパートを超えた最適化を可 能にする。 新技術の特徴 複合微生物系(水素発酵・コンポスト・バイオレメディ エーション他)の解析と制御 ● 複合微生物系の最適化 ● 微生物製剤の利用 想定される用途 ● ● ● ● メタン発酵における破綻の予測と安定的ガス生成のための制御 メタン発酵の高速立ち上げのための制御 メタン発酵の最適化 木 2015年1月22日 ● キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 B4 アグリ・バイオ イネの耐病性、耐乾性、耐塩性、光合成増をもたらすスーパー遺伝子 Super Seed gene that causes the disease resistance and high growth potential of the plant 13:10∼13:40 西口 正通(愛媛大学 農学部 生物資源学科生物生産システム学専門教育コース分子生物資源学 教授) Masamichi NISHIGUCHI, Ehime University 新技術の特徴 従来技術・競合技術との比較 病害耐性遺伝子組換え作物など、従来は一つの病原体に抵 抗性を持つ一遺伝子の導入が行われてきた。塩害耐性や耐 乾燥性についても、それぞれの遺伝子の導入により達成さ れてきた。このような多くの有用機能を示す単一の遺伝子 はこれまで知られていない。本遺伝子の導入により作物栽 培に不適であった土地での栽培も可能になる。 想定される用途 ● イネいもち病、イネ白葉枯れ病への耐性付与 ● 高耐塩性、高耐乾燥性の付与 ● 高生産性の付与 アグリ・バイオ ● ● ● 抗菌性、生分解性を付与した医療用生体適合性ポリマー 福島 和樹(山形大学 大学院理工学研究科 機能高分子工学専攻 助教) 本技術では、生分解性を示す脂肪族ポリエステル系の主鎖 骨格にカチオン性の機能団と血液適合性を示すエーテル基 を含む機能団を導入し、抗菌性と生体適合性を両立させる ことに成功した。 ● ● 従来技術・競合技術との比較 従来の生分解性抗菌ポリマーでは、大腸菌などのグラム陰 性菌に対する抗菌活性を向上させるため、疎水性構造を増 加させると赤血球の破壊(溶血)も増加していたが、本技術 では高い抗菌活性を維持しつつ、溶血性の軽減に成功して いる。 静電相互作用によって細菌細胞膜を破壊するため、薬剤 耐性菌に有効 非水溶型とすれば、抗菌性表面の構築が可能 更なる機能付加も可能 想定される用途 ● ● ● 抗生物質を補完または代替する抗菌薬 生体吸収性材料・組織工学材料の抗感染症対策表面処理 PEIに代わる遺伝子デリバリー用担体 Method for determination of resistant starch by the spectrophotometric measurement by the use of iodine staining 14:40∼15:10 大坪 研一(新潟大学 農学部 応用生物化学科 教授) 本発明は、米澱粉の分光特性に基づいて、アミロース含量 や糖鎖画分などの澱粉特性を簡易迅速かつ高精度で評価で きるという点にある。本発明者らの開発した重回帰式に当 てはめることで、米澱粉100mgの紫外可視分光測定によ って、難消化性澱粉および難消化性澱粉と関係の深いアミ ロペクチン糖鎖画分含量やアミロース含量などの評価を簡 易迅速、低コスト、かつ高精度で行うことが可能となる。 従来技術・競合技術との比較 従来の測定方法は、アミロペクチン鎖長分布などの正確な 測定値が得られるものの、米澱粉における疾病予防機能の 期待される難消化性澱粉含量を測定するものではない上に、 時間と労力を要し、高速液体クロマトグラフなどの高価な 装置を必要とするためにコストのかかる方法であり、育種 B8 アグリ・バイオ 新技術の特徴 ヨード比色分光測定による米澱粉特性の評価方法 Kenichi OHTSUBO, Niigata University http://polyweb.yz.yamagata-u.ac.jp/˜fukushimagroup/ ● アグリ・バイオ 単一遺伝子の導入による多機能付与 イネいもち病、イネ白葉枯れ病への耐性 干ばつ、塩害地域での農作物栽培 Biocompatible polymers with antimicrobial activity and biodegradability for medical applications 13:40∼14:10 Kazuki FUKUSHIMA, Yamagata University B6 アグリ・バイオ http://web.agr.ehime-u.ac.jp/˜bunshishigen/index.html イネのヘムアクチベータータンパク質遺伝子HAP2Eを過 剰発現させると、病原細菌やカビ、塩害、乾燥への抵抗性 が高まり、さらに光合成能力や分げつ数が増大する。 一つの遺伝子が多様な有用機能を持つことを世界で初めて 明らかにした。本遺伝子の利用により、植物病害に強く、 塩害や乾燥地での栽培が可能となる。 B5 B7 選抜や食品加工の分野で簡易迅速かつ低コストで高精度に 米澱粉の難消化性澱粉含量あるいは難消化性澱粉含量と関 係の深い糖鎖画分含量を評価するためには、新たな測定方 法が必要とされていた。 新技術の特徴 米などの食用澱粉に限らず、ハイアミロースコーン等の 産業用澱粉の特性評価にも適用が可能 想定される用途 ● ● ● ● 高品質米の育種選抜 市場における米の品質評価 澱粉特性を自動的に評価する分光分析装置の開発 関連情報 展示品あり(論文の別刷り) 中間水含有ポリマーを用いた細胞機能操作技術 Regulation of cell functions with polymers possessing intermediate water 干場 隆志(山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 准教授) Takashi HOSHIBA, Yamagata University http://www.bio-material.jp/ 簡便にかつ精密に細胞機能を操作する技術はバイオ産業に おいては必須である。高分子培養基板に水和した水(中間 水)による培養基板へのタンパク質吸着現象の制御を通じ て、肝細胞や幹細胞の機能を操作できた。 新技術の特徴 ● タンパク質吸着現象の制御 ● バイオ界面の制御 ● 細胞接着・機能の制御 従来技術・競合技術との比較 培養基板による細胞機能の制御は、生理活性物質を培養基 板表面に固定して行われることが多いが、本技術では生理 活性物質の固定をせずに細胞機能を操作できるため、より 簡便かつ廉価に培養基板を作製できる。 想定される用途 ● ● 15:10∼15:40 再生医療・組織工学 細胞培養基板 関連情報 サンプルの提供可能 美味しくて健康によいペットフード製造装置 Pet food production device and method of pet food production 14:10∼14:40 岡本 芳晴(鳥取大学 農学部 共同獣医学科 教授) B9 アグリ・バイオ Yoshiharu OKAMOTO, Tottori University ペットフードはこれまで工場で大量製造されてきた。その ため、様々な防腐剤等が使用されている。今回、動物の体 に優しい防腐剤を使用しないペットフードを家庭で製造可 能なペットフード製造装置を開発した。 新技術の特徴 ● 家庭でペットフードが製造可能 ● 防腐剤を含有しないペットフードが製造可能 ● 腎臓病等の病気を持った動物に対する療法食を自宅で製 造可能 従来技術・競合技術との比較 これまで、家庭用ペットフード製造器は開発されていない。 家庭で体に優しいペットフードを製造することが可能とな り、これまでの市販ペットフードを購入していた飼い主の 興味を引きつけるものと考える。 想定される用途 ● 家庭でのペットフード製造 ● 実験用ペットフードの製造 ● 展示動物(動物園など)での特殊フードの製造 関連情報 外国出願特許あり きのこ由来揮発性抗菌物質の探索とその利活用 Development of an antifungal volatile compound from the mushroom 15:40∼16:10 岡 久美子(鳥取大学 農学部 附属菌類きのこ遺伝資源研究センター 助教) Kumiko OKA, Tottri University http://muses.muses.tottori-u.ac.jp/facilities/FMRC/index.htm 各種きのこが生産する揮発性物質の中から抗菌性を有する 新規な物質を同定し、安全性および収益性の高い農作物の 生産を目的とした農業用資材としての抗菌剤の開発を行う。 新技術の特徴 ● ● ● 家庭用の抗菌様商品 建材等との複合 種子消毒 従来技術・競合技術との比較 想定される用途 従来の殺菌剤の多くは微生物に対して殺菌様抗菌作用を示 すため、しばしば耐性菌の出現という問題に悩まされる。 一方、本剤はこれまでの研究成果より静菌様抗菌作用を示 すことから、耐性菌の出現する可能性は低い。 ● ● 輸送時の収穫農産物の保護 施設栽培(植物工場)での病害防除資材 木 2015年1月22日 ● キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 お問い合わせ Contact Us 新技術説明会について 独立行政法人科学技術振興機構 産学連携支援グループ 0120-679-005 tel. 03-5214-7519 fax. 03-5214-8399 [email protected] http://jstshingi.jp 相談予約 連携・ライセンスについて B2,B5,B8 山形大学 国際事業化研究センター tel. 0238-26-3024 fax. 0238-26-3633 [email protected] A9 千葉大学 産学連携・知的財産機構 tel. 043-290-3833 fax. 043-290-3519 [email protected] A1,A7,B3 東京工業大学 産学連携推進本部 tel. 03-5734-2445 fax. 03-5734-7694 [email protected] B7 新潟大学 産学地域連携推進機構 tel. 025-262-7554 fax. 025-262-7513 [email protected] A5,A8 奈良先端科学技術大学院大学 研究協力課 産官学推進係 tel. 0743-72-5930 fax. 0743-72-5015 [email protected] A4,B6,B9 鳥取大学 産学・地域連携推進機構 知的財産管理運用部門 tel. 0857-31-6000 fax. 0857-31-5474 [email protected] A2 広島大学 産学・地域連携センター 国際・産学連携部門 tel. 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