学校だより No.8

学校だより
No.8
平成26年12月22日
よく学び、よく遊び、
さわやかで元気な
福岡市立那珂南小学校
文責
末 吉 久 則
あいさつができる子
5
12 月 25 日から 1 月 7 日までの 14 日間の冬休みに入ります。とても短い休みですが、年末年始と大
人にとって忙しいときでもあります。子どもたちと一緒に過ごしながら子どもが社会で力強く生きて行
くことを、少しでいいですので、考えてみませんか。
まず、体を強くするためには寒い冬は肌を寒風にさらすことが大切といわれています。学校でもけが
防止のためポケットに手を入れて歩かないように教えています。子どもの体は大人と違い体温が高く、
肌を冷たい風に当てると血行がよくなり、すぐに温まります。ポケットの中では指先も動かないため、
脳の活性化にもつながりません。
また、ホッカイロも学校では使わないように指導しています。自分の体温で自分の体を温めることも
大切なことです。
「強い体にするには薄着をさせよ」とよく言われます。厚着をさせることにより運動
量も減ります。冷たい風に当たることで自律神経も発達します。是非「子どもは風の子」をこの冬休みか
らでもいいですので、実践してみてください。
《心が強く、めげない子にするためのコツ》
1)楽観的なものの見方を身につける
ものごとがうまくいく人は、根拠なく楽観的なものです。では、楽観的な姿勢はどうして身につくの
か。子どもは、親をモデルとして、親のものの見方を自然に取り入れているのです。それを「モデリン
グ」と言います。そこで重要なのは、親自身が楽観的なものの見方を身につけることです。親があれこ
れ心配することを少なくしていき、何かあったときには子どもに「大丈夫だよ」といいながら、子どもの
不安を減らして行くようにしてみましょう。
人生の展望を開くには「何とかなるさ」という楽観的姿勢が大切です。失敗することで落ち込む人間
と失敗から学ぶ人間。その分かれ道もここにあります。
2)挫折経験のチャンスを奪わない
子どもにかかわりすぎることによる過干渉になることで、子どもから貴重な体験を奪うことにつなが
ります。人間が動物と違うのは、本能だけでは生きられないことです。私たち人間は、経験から学ぶこ
とで社会適応力が身についていくのです。
挫折や失敗は学びの大きなチャンスです。失敗を繰り返すことが生きる力を高めてくれます。大事な
のは、挫折や失敗から逃げることではなく、その挫折や失敗を乗り越えることです。乗り越えた経験が
自信になります。
忍耐力やがんばる力をつけさせようと思ったら、先回りして失敗を未然に防ごうなどと思わずに、子
ども自身の試行錯誤をのんびり見守る姿勢が大切ではないでしょうか。
3)わが子の力を信じる
私たちには、人の期待に応えるという性質があります。これを「ピグマリオン効果」と言います。親
や教師から「この子は自分できちんとやる子だ」と信頼されれば、その期待を裏切るようないい加減な
ことはやりにくくなります。反対に、
「この子はどうしようもない子だ」と見限られれば、開き直って
さぼることもできるし、ずるいこともやりやすくなります。正の期待にも負の期待にも応えるのが人間
なのです。
親が子の力を信じることで、子どもはその期待を肌で感じて、期待を裏切らないようにがんばります。
子どもに自覚もでき、自分の力を信じることができるようになります。親が子の力を信じることができ
ず、不安でいれば、子どもも自信がもてず不安になります。
だからこそ、親がわが子の力を信じることが重要なのです。
12/1(月)
2(火)
3(水)
8(月)
9(火)
11(水)
17(水)
18(木)
22(月)
23(火)
24(水)
25(木)
30(火)
31(水)
1/1(木) 祝日:元日
8(木) 3学期始業式
11(日) 那珂南校区どんど焼き(運動場)
12(月) 祝日:成人の日
13(火) 給食開始
15(木) 地震火災津波避難訓練
16(金) 6 年租税教室
19(月) 給食週間(~23日)
20(火) 5 年社会科見学(NHK、美術館)
26(月) 校内書写展(~30 日)
27(火) 6 年法律教室
29(木) 授業参観・懇談会、4 年 1/2 成人式
30(金) 6 年国際理解教育推進事業
全校放送朝会
4 年伝統工芸教室
PTA 地区委員会講演会
学期末懇談会
くすのき学級・三筑小交流遠足
姉妹校交流保護者説明会
5 年社会科見学(自動車工場他)
学期末大掃除
給食終了
祝日:天皇誕生日
終業式
台湾訪問団出発
台湾訪問団帰国
大晦日
博多人形絵付け体験
《4 年伝統工芸教室》
2 日(火)に博多の伝統工芸である博多人形の絵付け体験をしました。毎年来ていた
だいている博多人形を作っておられる柴田先生に教えていただきました。同じ人形で
も作る人によって色合いが違ったり、模様がそれぞれ違ったり、伝統工芸のよさを味
わいながらとてもいい作品ができていたようです。
《5 年社会科見学》
17 日(水)に 5 年生は社会科見学で小雪の舞う中、北九州に行ってきました。初めに「いのちの旅の博
物館」では恐竜の化石や生き物の命をたくさん学習してきました。恐竜や貝殻、昆虫、木などが石にな
ったのが化石です。長い年月を経て貝殻などに含まれている白いカルシウムが石の成分と入れ替わって
化石はできています。化石は昔のことを教えてくれる大切な本のようですね。
いのちのたび
博物館
そのあとニッサンの自動車工場を見学して、車が出来上がるまでの工程では、
さまざまなロボットが溶接したり、色をつけたり、人とともに働き、すばらしい
車を作っていることに驚きました。校長先生はもっとゆっくり見たかったです。
《スティーブ・ジョブズ》
3日(水)に PTA の地区委員会の講演会が多目的教室で行われました。「スマホ社会の子どもたち」とい
う内容でお話をしていただき、とても役に立つお話でした。その資料の中にコンピュータでは世界の最
先端を走っていたアップル社のスティーブジョブズ(2011 年に死去)は自分の子どもには iPad や iPhone
を使わせなかったそうです。忙しいときや長距離のドライブなどで、親の代わりとなって子どもたちを
喜ばせ、静かにさせてくれる。このような便利な機器に感謝する前に、これではいけな
いと真っ先に感じたそうです。ステーブの家庭は毎晩、長いテーブルで一緒に夕食をと
り、本や歴史のこと、さまざまな話題について話し合っていたそうです。
アメリカの大学(UCLA)の研究者たちが最近発表した研究によると、数日間、電子機器
利用を禁止しただけで、子どもたちのコミュニケーション能力が格段に上がったそうです。
ぜひ今、PTA が促進している「スマホ、携帯夜 10 時電源オフ運動」を大人が率先して実践しませんか。
ちなみに私の家では電源は切っていませんが、夜 9 時からは家族の時間ということで電話しないように
しています。
き
学校だよりの返信(12.22 号)
り
年
と
り
線
組 氏名(
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