第164号(2015 年 1 月 1 日号) 発行責任者 編集/発行 事 務 部 長 JR仙 台 病 院 地域医療連携室 TEL 022−266−9671 院 是 高度で良質な医療と心のこもった患者サービスで地域社会に貢献し、 調和のとれた企業立病院をめざします。 調 和 ∼ 基本方針∼ 1.高度かつ良質な医療を提供し、地域医療機関との機能連携を強化して企業立病院として社会貢献します。 当院は医療機能評価の 認定を受けています 2.プライバシーの尊重と最善のアメニティに配慮し、安心と満足が得られる快適な療養環境を整備します。 3.全スタッフが一丸となって心のこもった患者サービスを提供します。 4.日々研鑽に努め、責任を持って仕事に携わる質の高い医療人を育成します。 5.医療環境の変化に対応できる健全な医療経営に努めます。 泌尿器科 鶴谷 善昭 医師 寒い冬の季節がやってまいりましたが、皆様はおしっこが近くなったり漏れたりしていないでしょうか? おしっこが漏れることを正式には尿失禁と言います。自分の意志とは無関係に漏れてしまうことで、社会的・衛 生的に支障が出るものと定義されています。実際に悩んでおられる方は大変に多く、年を重ねるほど増えていき ます。普段の生活に影響があっても、年のせいだから、恥ずかしいからと我慢している方がほとんどだと言われ ています。 さて、尿失禁といっても様々なタイプがあります。咳やくしゃみなど、お腹に力が入った時に尿 が漏れてしまう腹圧性尿失禁、突然おしっこがしたくなりトイレまで我慢できずに漏れてしまう切 迫性尿失禁、自分で尿を出したいのに出せなくて少しずつもれてしまう溢流性(いつりゅうせい) 尿失禁、身体機能や認知症等が原因の機能性尿失禁などがあります。 原因としては前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症などの泌尿器疾患や脳梗塞等 の脳神経障害などがあって、 尿検査や超音波検査などをもちいて診断していきます。 まれですが悪性の病気が隠れている場合もあります。 治療はそれぞれの尿失禁のタイプによって異なります。骨盤底筋体操など自分で気軽におこ なえる治療法もありますし、薬物治療で良くなる失禁もあります。前立腺肥大症の場合、身体 に負担の少ないレーザー手術をすることもあります。 尿漏れの多くは命にかかわる病気ではありませんが、いわゆる生活の質を低下させてしまいます。 症状を軽くできるいろいろな治療法がありますので、困ったなと思ったら恥ずかしがったりあきらめたりせずに 気軽に泌尿器科までご相談下さい。 JR仙台病院では、当院の診療のご案内やドック健診等に関する情報 ホームページで配信しております。 ホームページアドレス http://www.jr-hospital.aoba.sendai.jp/ JRほすぴたる第 164 号 『咳エチケット』を守りましょう インフルエンザや結核に代表される呼吸器感染症は、咳やくしゃみなどで空気中に飛ばされた飛沫 を吸い込むことにより感染します。1回の咳やくしゃみで体外に放出される病原体は1万∼10万個 ともいわれており、また飛沫の届く範囲も1∼2mに及ぶとされています。インフルエンザなどの呼 吸器感染症を他の方にうつさないために、咳などの症状のある方は、以下の「咳エチケット」の実施をお願いします。 咳やくしゃみなどの呼吸器感染症症状がある方は、マスクを着用する。また、咳をしている人に、マスクの着用を 促す。マスクは、説明書をよく読んで正しく着用する。 咳やくしゃみをする時には、ハンカチやティッシュなどで口と鼻を覆い、他人から顔を背け、1m以上離れる。 呼吸器系分泌物(鼻汁・痰など)を含んだハンカチ等は他人に触れないように注意するとともに、ティッシュはす 【宮城県ホームページより】 ぐにゴミ箱に捨てる。 『AED(自動体外式除細動器)の安全使用』研修会報告 12月2日(火)3日(水)の両日、リスクマネジメント部会主催によるAEDの研修会(参加129名)が開催されま した。AEDは人が倒れており、意識が無く普段通りの正常呼吸が無い場合に使用します。 新型のAEDは電極パットを貼ると自動的に心電図の解析が始まり、電気ショックが必要な場合の み自動で充電が行われ、ボタンを押すだけで除細動ができ、この一連の流れは音声案内に従って操 作をする手順になるという情報がありました。AEDを緊急時に問題なく使用するためには日常の 点検が大切との説明があり、講習の後、2名一組で実技指導を受けながら実施訓練を行いました。 防災訓練を実施 12月11日(木) 午後4時15分、震度6強の地震が発生し、電気・ガスの供給停止および エレベータ−の全機停止という想定で訓練を実施しました。 事務部に対策本部を設置し各病棟、外来から状況報告を受けて患者・建物の被害状況を把握、担 送誘導が必要な方に対して本部が指示を出し看護師が救護に向い、エアーストレッチャーで救出・ 避難・誘導・報告の一連の訓練を行いました。 12月 17 日(水)午後4時30分より入院中の患者さまの一日も早い回復を願い、病院スタッフが『サンタの夕べ』 を開催しました。やさしい音色を奏でるハンドベル隊が病棟を回り演奏を披露し、そのあと聖歌隊やトナカイを率いて、 サンタクロースが、入院されている患者さまにプレゼントをお届けしました。 今年のサンタクロース役は放射線科の 松橋医師、トナカイ役は臨床検査科の佐藤技師でした。患者さまの笑顔溢れるひとときでした。 新 新任 任ス スタ タッ ッフ フの の紹 紹介 介 岡田 久美( おかだ くみ ) 看護部:看護師 出身地: 宮城県石巻市 趣味特技:スポーツ 紹 介 : 患者様にとって安全・安楽な看護を提供できるように一生懸命努めていきますので 宜しくお願い致します。
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