複方オキシコドン・アトロピン注射液

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複方オキシコドン・アトロピン注射液
定量法(1)の項を次のように改める.
定量法
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(1) オキシコドン塩酸塩水和物及びヒドロコタルニン塩酸
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塩水和物
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確に加え,試料溶液とする.別に定量用オキシコドン塩酸塩
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水和物(別途「オキシコドン塩酸塩水和物」と同様の方法で
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水分〈2.48〉を測定しておく)約0.4 g及び105 ℃で3時間乾燥
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した定量用ヒドロコタルニン塩酸塩水和物約0.1 gを精密に
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量り,水に溶かし,正確に50 mLとする.この液2 mLを正
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確に量り,内標準溶液10 mLを正確に加え,標準溶液とする.
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試料溶液及び標準溶液10 μLにつき,次の条件で液体クロマ
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トグラフィー 〈2.01〉により試験を行い,試料溶液の内標準
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物質のピーク面積に対するオキシコドン及びヒドロコタルニ
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ンのピーク面積の比 QTa及び QTb並びに標準溶液の内標準物
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質のピーク面積に対するオキシコドン及びヒドロコタルニン
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のピーク面積の比QSa及びQSbを求める.
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オキシコドン塩酸塩水和物(C18H21NO4 ・HCl・3H2O)の量
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(mg)
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本品2 mLを正確に量り,内標準溶液10 mLを正
=MSa × QTa/QSa × 1/25 × 1.154
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ヒドロコタルニン塩酸塩水和物(C12H15NO3・HCl・H2O)の
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量(mg)
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=MSb × QTb/QSb× 1/25 × 1.070
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MSa:脱水物に換算した定量用オキシコドン塩酸塩水和物
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の秤取量(mg)
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MSb:定量用ヒドロコタルニン塩酸塩水和物の秤取量(mg)
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内標準溶液 フェナセチン0.02 gをエタノール(95) 10 mL
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に溶かし,水を加えて100 mLとする.
操作条件
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検出器:紫外吸光光度計(測定波長:285 nm)
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カラム:内径約4 mm,長さ約15 cmのステンレス管に5
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μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル
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化ポリビニルアルコールゲルポリマーを充塡する.
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カラム温度:25 ℃付近の一定温度
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移動相:0.05 mol/Lリン酸水素二ナトリウム試液500
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mLに0.05 mol/Lリン酸二水素ナトリウム試液を加え
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てpH 8.0に調整する.この液300 mLにアセトニトリ
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ル200 mLを加えて混和する.
流量:オキシコドンの保持時間が約8分になるように調
整する.
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カラムの選定:標準溶液10 μLにつき,上記の条件で操
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作するとき,内標準物質,オキシコドン,ヒドロコタ
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ルニンの順に溶出し,それぞれのピークが完全に分離
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するものを用いる.
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