能代工業高校84-94〇福岡大学附属大濠高校(インターハイ1位)

ゲームレポート
福岡大学附属大濠
94
18
1st
19
26
2nd
8
22
3rd
30
28
4th
27
84
県立能代工業
全国高校総体覇者、福岡大大濠と2007年以来のベスト8となった県立能代工業とのベスト4をかけた伝
統校同士の戦い。3回戦でシード校の東海大四を逆転で勝利した能代工業が、チーム初の3冠を狙う福
大大濠にどう戦いを挑むか注目が集まる一戦。
第1ピリオド、両チームともにマンツーマンディフェンスでスタートする。先制は能代工業、しかし福
大大濠の#9増田が入れ返す。能代工業は開始から#9小室のドライブ、#4長谷川、#10斉藤のジャン
プシュートと思い切り良くシュートを決めていく。一方、福大大濠は#9増田を中心に得点を重ねてい
く。序盤、点の取り合いとなり互角の展開19‒18と能代工業1点リードで第1ピリオド終了する。
第2ピリオド、福大大濠#9、#4鳥羽、#8牧の4連続ゴールでスタート。26‒19となったところで能代
工業1回目のタイムアウトを請求する。タイムアウト後、3‒2のゾーンに変えるが、福大大濠は上手く
ゾーンを崩し、能代工業に反撃の展開を作らせない。能代工業は我慢の時間帯。ゲームが動いたのは5
分過ぎ、福大大濠#8のゴール下、#9の連続ゴールで36‒25と11点差ついたところで能代工業2回目の
タイムアウト。その後も流れは福大大濠、#8のダンクシュート、#13津山の連続3Pで44‒27と福大大
濠17点リードで前半を終了する。
第3ピリオド、能代工業ボール。#4のジャンプシュート、#6中村のバスケットカウントワンスロー、
#9のドライブと連続得点で反撃する。8分50秒 44‒34福大大濠たまらずタイムアウト。その後、福
大大濠#8のジャンプシュート、#4のフリースロー、#13の3Pで再び17点差に戻す。8分16秒、能代
工業#6が4つ目のファールとなるが、必死で食らいついていく。5分33秒、能代工業後半1回目のタイ
ムアウト後、#4のドライブ、ジャンプシュート、3Pと怒涛の攻撃が始まり、66‒57と9点差まで縮め
て第3ピリオドを終了する。
第4ピリオド、能代#9のジャンプシュートが決まり66‒59の7点差とするが、福大大濠#13のドライブ
で入れ返す。能代工業が入れれば、福大大濠#13が突き放す展開。能代工業#9の3Pで76‒70と6点差
に迫るが、福大大濠#13の3Pで79‒70とまたしても福大大濠#13。能代工業#10の3Pで81‒75となる
が、福大大濠#4の3P、#15野口のリバウンドシュートで86‒75と11点差となる。残り2分25秒、能代
工業3回目のタイムアウト。能代工業はファウルゲームを仕掛けるが、福大大濠はフリースローを落ち
着いて決める。結局94‒84で伝統校対決は福大大濠が準決勝にコマを進めた。2007年以来のベスト8
となった能代工業、ここで姿を消してしまうが名門復活を感じさせる選手の姿は、観客から大きな拍
手が送られた。