131学校給食でマナーを指導 あいち県政を考える『うめむら順一HP情報』 学校給食を通じて子供たちに食事のマナーを教える動きが広がってい るそうです。生活習慣の変化などによって、家族が一緒に食事をする機 会が減る中で、学校給食には、社会性を培ったり、食事マナーを学んだり する効果があるそうです。栄養を取るだけでなく、豊かな心を育むことにも つながるようです。全国各地で様々な取り組みが始まっているようです。 【学校給食の目標】(学校給食法第2条) 学校給食の目標の概要は、適切な栄養を取り健康増進を図ることとして います。また、日常生活での食事の大切さを理解し、望ましい食習慣を身につけることにあります。また、食生 活が自然の恩恵の上に成り立つことを理解し、生命や自然を尊重する精神や態度を養う。我が国の伝統的な 食文化への理解。食料の生産流通及び消費の理解を深めることとしています。 【学校における食育の推進】 近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問 題が深刻化しています。また、食を通じて地域等を理解することや、食文化の継承を図ること、自然の恵みや 勤労の大切さなどを理解することも重要です。 こうした現状を踏まえ、平成17年に食育基本法が、平成18年 に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることがで きるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。 文部科学省では、学校 における食育の生きた教材となる学校給食の充実を図るため、より一層の地場産物の活用や米飯給食の充 実を進めています。 【東京都葛飾区細田小学校のマナー給食】(食育を通して健康教育 を推進)平成21年度からスタートした細田小学校のマナー給食 ○5年生の取り組み「和食マナー」 和食マナー給食は、最初にテーブルの上へ箸、箸置き、湯飲み茶わ んをセットします。料理は、栄養士、家庭科教諭、調理員がテーブル の上に順番に並べ、すべての料理がセットされてからスタートします。 主菜は、日常の給食ではお目にかかることのない「尾頭付きの鰺の 姿焼き」です。子ども達は授業で習ったばかりの正しい箸の持ち方を実践しながら食べていました。 ○6年生の取り組み「洋食マナー」 洋食のマナー給食は、最初に食器の配置について、ナプキンの使い 方、カトラリーの並べ方、使い方について家庭科教諭より説明を受け ます。そのあと、各テーブルの当番が、当日使用するカトラリーを給食 室へ取りに行きます。消毒されてラップがかけられたカトラリーを班ご とに自分たちのテーブルにセットします。 カトラリーをセットしたら、ナプキンをかけて料理が配られるのを待ち ます。クラシック音楽が流れるおごそかな雰囲気の中、マナー給食が スタートしました。担任、家庭科教諭、栄養士、調理スタッフがお揃いのユニホームでウエイトレスに扮し、最初 に前菜の野菜サラダとアイスティーが配られ、次にスープとパン、その次がメインディッシュのチキンのトマトソー ス、最後にデザートが順番に各テーブルへ配られました。 フォークやナイフを使い慣れていない子どもも見受 けられましたが、スムーズに使いこなし食事を楽しんでいる子どももいました。どの子も、家庭科の時間に学んだ 「マナー」を意識しながら、丁寧に味わって食べていました。 頒布責任者:梅村順一 印刷者:有限会社梅金 岡崎市石原町字市場 78 番地1
© Copyright 2024