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2015年（平成26年）2月7日（土）
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■いまさらですが、無頼派宣言。（海堂尊、宝島社）2007年3月7 文 ぞ 。
日から、7年7か月7日間。「物議を醸す」をモットーに、実際物議 化 れ 幼
を醸した野放図ブログ「海堂ニュース」がついに書籍化。「作家は 大 。 な
無頼者。お仲間同士肩を寄せ合い、言いたいことを自主規制する 国 日 じ
ようになったらおしまいです」。『チームバチスタの栄光』のベス に 中 み
トセラー作家にして医学博士の著者が、医学と歯学の問題に斬り 日 関 同
込む。■オネスティ（石田衣良、集英社）丘の上に立つ２軒の家。本 係 士
それぞれに住む同い年のカイとミノリは、幼なじみとして育つ。を を の
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家のそばにそびえるケヤキの木の下が、ふたりにとって大切な場
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所だった。「お互い大好きだけど、恋愛も結婚もしない。どんな秘
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密も作らない」。究極の愛を描く長編。■おまえじゃなきゃだめな
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んだ（角田光代、文春文庫）ジュエリーショップで婚約指輪を見
つけるカップルたち。親に反対されて現実を見始めた若いふたりと、離婚を決めた
大人のふたり。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」ほか23編。
人を好きになって味わう無上の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるものは
…。すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集。■チャイナ インベイジョン　中
国日本侵蝕（芝田哲孝、講談社文庫）「北海道が危ない」と主張した大物政治家が突
然死んだ。それから間もなくして中国資本による北海道の土地買収が続々と始まる。
一方、尖閣諸島には中国船が我が物顔で侵入、中国国防動員法発動で、日本滞在
150万人の中国人がゲリラ兵として襲いかかる。その陰で高笑いするのは次期主席
と目される朱洪平だった。恐怖のシュミレーションを描くクライシスノベル。■柔
らかな犀の角（　、文春文庫）老年へのギアチェンジいまだ完了せず。生と死
の節理などちんぷんかんぷん。朝起きて虫になっていたとしてもちっとも不思議じ
ゃない…。特異な存在感を放つ俳優・　が、膨大な読書歴から出会った書物を
通じて人生を観照する。思いつくまま気の向くまま、自然体の老境がなんとも心憎
い、名品随想ノート64編。今年79歳となる読書家のエッセイ。■うるわしき戦後日
本（ドナルド・キーン、堤清二、ＰＨＰ新書）戦後70年となる2015年。焼け野原か
ら復興を遂げ、経済のみならず再び文化大国としても認められる日本。その歩みの
なかで日本文化を広めた当事者こそ、コロンビア大学で教鞭を執り日本通を輩出し
たドナルド・キーン氏。セゾングループを率いて無印良品を興した堤清二氏だ。ク
ールジャパンの源流にある東山文化の神髄から、三島由紀夫をはじめ才能ひしめく
戦後作家の人物評、先の大戦を経て昭和から平成にいたる精神史までもが語られる。
■書籍データ／資料提供・紀伊國屋書店ＮＹ本店
（小味かおる）