北上市みちのく民俗村整備基本計画策定業務仕様書 1 はじめに この仕様書は、北上市みちのく民俗村(以下「みちのく民俗村」という。)の整 備基本計画(以下「計画」という。)の策定を行う業務について、必要な事項と 取りまとめたものである。 なお、業務を実施するにあたっては、次の事項に留意願います。 (1) 本業務は、本仕様書に基づき実施すること。 (2) 受 託 者 は 、 本 業 務 の 実 施 に あ た っ て は 、 関 係 法 令 及 び 条 例 等 を 遵 守 す る こ と。 (3) 受託者は、発注者と行う協議の意図や目的を十分に理解したうえで適切な人 員配置のもとで本業務を実施すること。 (4) 本 業 務 の 実 施 に あ た っ て は 、 常 に コ ン サ ル タ ン ト と し て の 中 立 性 を 堅 持 する ように努めなければならない。 (5) 受 託 者 は 、 本 業 務 に 関 す る す べ て の 情 報 に つ い て 、 受 託 者 の 許 可 な く 外 部に 漏らしたり、転用してはならない。 (6) 本 業 務 の 全 部 を 一 括 し て 、 又 は 主 た る 部 分 を 第 三 者 に 委 託 し 、 又 は 請 け 負わ せ る こ と は で き な い 。 な お 、 「 主 た る 部 分 」 と は 、 本 業 務 に お け る 総 合 的 企 画、 業務遂行管理、手法の決定及び技術的判断をいうものとする。 (7) 本 業 務 を 実 施 す る 上 で 必 要 な 資 料 に つ い て 、 委 託 者 が 貸 与 し た 資 料 は 使 用目 的が完了した後は速やかに返却しなければならない。 2 業務の目的 み ち の く 民 俗 村 は 、 平 成 27年 4 月 1 日 か ら 商 工 部 に 移 管 し 、 指 定 管 理 者 制 度 によ る施設の活用を図ることとした。今後、施設により多くの方々に来場していただ くためには、既存の施設を有効活用し、歴史文化施設としての価値を高め、トー タルデザインに配慮しながら周辺の景観との調和を図りつつ、展勝地 ・国見山一 帯の中心的な施設として、利用者の利便性に配慮した魅力ある施設として整備す る必要がある。 こ の こ と か ら 、 本 業 務 は 整 備 に お け る 方 向 性 や 整 備 内 容 に 関 す る 計 画 を 策 定 する ことを目的とする。 3 策定に向けた基本的な考え方 発 注 者 が 定 め た 「 み ち の く 民 俗 村 の 活 用 基 本 方 針 」 に 基 づ き 、 委 託 者 、 指 定 管理 者及び受託者の3者による協議を進めながら整備基本計画を策定する。 4 業務の内容 (1)施 設 の 現 状 分 析 と 課 題 の 整 理 み ち の く 民 俗 村 に 関 す る 資 料 や 関 連 計 画 等 に 関 す る 資 料 を 収 集 す る と と も に、 現 地 の 踏 査 や 関 係 者 か ら の 聞 き 取 り 調 査 を 行 い 、 施 設 の 現 状 分 析 と 課 題 を 整 理す る。 (2)施 設 整 備 の 基 本 的 な 考 え 方 の 検 討 現 状 分 析 と 課 題 の 整 理 に 基 づ き 、 地 形 条 件 や 周 囲 か ら の ア ク セ ス 等 に つ い て分 析 す る と と も に 、 施 設 内 の 動 線 の あ り 方 を 検 証 し 、 施 設 整 備 の 基 本 的 な 考 え 方や 目指すべき方向性等を検討する。 (3)整 備 基 本 計 画 の 策 定 (1)及 び (2)の 結 果 に 基 づ き 、 整 備 内 容 を 検 討 し 、 事 業 期 間 等 を 含 め た 適 正 な 事 業計画及び概算工事費等を記載した計画を策定する。 (4)成 果 品 の 作 成 庁 内 外 か ら の 意 見 を 聴 取 し 、 必 要 な 修 正 を 行 っ た う え で 整 備 基 本 計 画 書 (A 4版)を作成する。 (5)3 者 合 同 会 議 の 実 施 受 託 者 は 、 計 画 を 策 定 す る 際 に は 、 委 託 者 で あ る 市 及 び 指 定 管 理 者 で あ る㈱ 展 勝 地 か ら 意 見 や 要 望 等 を 聞 き 取 り 、 ア イ デ ア を 提 供 す る と と も に 、 定 期 的に 3 者 に よ る 合 同 会 議 を 開 催 す る 。 な お 、 そ の 内 容 に つ い て は 、 受 託 者 が そ の都 度記録し、委託者に提出する。 5 施設整備における留意事項 (1)原 則 と し て 、 既 存 施 設 を 有 効 活 用 し ま す 。 (2)国 指 定 重 要 文 化 財 及 び 市 指 定 有 形 文 化 財 の 古 民 家 に つ い て は 、 増 築 や 間 取 り を 変 更 し た り 、 畳 を フ ロ ー リ ン グ に す る な ど 、 既 存 の 施 設 の 変 更 を す る こ と は でき ません。 (3)国 登 録 有 形 文 化 財 で あ る 旧 黒 沢 尻 実 科 高 等 女 学 校 校 舎 は 、 外 観 を 変 更 す る こ と はできませんが、施設内部については改修が可能です。 (4)み ち の く 民 俗 村 に は 下 水 道 は 入 っ て い ま せ ん 。 6 成果品 本業務の成果品は、電子媒体及び製本とする。提出部数は次のとおりとする。 な お 、 電 子 媒 体 は 、 M icrosoftoffice2010形 式 を 基 本 と し 、 C D - R ま た は DV D-Rに書き込みの上、提出すること。 成果品 北上市みちのく民俗村整備基本計画書 電子媒体 1部 簡易製本 10部 7 費用の負担 本 業 務 の 執 行 等 に 伴 う 必 要 な 費 用 は 、 本 仕 様 書 に 明 記 の な い も の で あ っ て も 、原 則として受託者の負担とする。 8 引き渡し 受 託 者 は 、 本 仕 様 書 に 指 定 さ れ た 成 果 品 一 式 を 納 品 し 、 委 託 者 の 検 査 を 持 っ て、 業務完了とする。 9 疑義の解釈 本 仕 様 書 に 定 め る 事 項 に つ い て 、 疑 義 が 生 じ た 場 合 、 ま た は 本 仕 様 書 に 定 め のな い事項については、委託者と受託者の協議の上、これを定める。
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