1.認知症を地域で支えるまちづくり連携協定の締結 高齢化の進展に伴い、認知症高齢者が増加する中、先般、国において2025 年には認知症高齢者が最大で約730万人(65歳以上の5人に1人)に上ると の推計を公表するとともに、認知症対策を強化する新たな国家戦略を掲げるなど、 認知症対策が重要性を増しています。 本市でも認知症の支援を全市的に広げていくため、認知症を正しく理解し、認 知症の人やその家族を見守り、支えていく応援者である「認知症サポーター」5 万人の早期実現を目指して取り組みを進めています。 これまで2万人を超えるサポーターが誕生していますが、認知症の支援をさら に広めるため、今回、認知症治療薬の研究開発や全国各地で認知症に関連した地 域づくりなどの支援を行っているエーザイ株式会社(東京都文京区小石川四丁目 6番10号)と「認知症を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結し、認知症 サポーター養成講座を通じた疾患啓発、認知症支援に関わる地域の医療保健福祉 関係者の研修会を通じたネットワークづくりなどに対する協力をいただきます。 なお、製薬会社との認知症に関する協定の締結は、九州で初めてとなります。 1.協定名 認知症を地域で支えるまちづくり連携協定 2.調印式 日 時:2月5日(木) 午前11時40分~正午 場 所:本庁舎3階 特別会議室 出席者:釘宮 磐 大分市長 松前 謙司 エーザイ株式会社 エーザイジャパンプレジデント執行役 ほか 3.経 緯 ・エーザイ株式会社は、国内事業活動の主要テーマの一つとして、平成20年 から、認知症になっても安心して暮らせるまちづくり活動を推進し、全国各 地で認知症に関連した地域づくりなどの支援を行っている。 ・これまでに本市が「オレンジリング・イベント」 (認知症対策に係る普及啓発 行事)等の活動を実施する際、エーザイ株式会社から認知症関連資料(認知 症について解説するパネル等)の貸与を受けるなどの協力関係にあり、この たび、同社から協定締結の申し出があったものである。 ・こうした同社の認知症に対する積極的な取り組みは、本市が行う認知症施策 を民間サイドから支援する取り組みとして大きな効果が期待できるものであ り、今回の協定締結によって、研修事業等への情報提供をはじめ、本市の認 知症対策のさらなる推進に寄与するものと考えられる。 4.協定の主な内容 ◎認知症に対する理解促進および認知症の人の人権等に関する意識啓発に関す ること ◎医療・介護関係者等の専門職種や市民への認知症に関する情報提供に関する こと 【長寿福祉課 内線2188】 1
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