資料1 平成27年度三重支部事業計画(案)

平成26年度 第4回
評議会資料 #1
平成27年度三重支部事業計画(案)
平成27年2月3日
平成26年度事業課題
平成26年度は協会けんぽにとって、以下3項目の重要事項に取り組む非常に重要な年度である。
(1)財政基盤強化
(2)データヘルス計画策定
(3)業務・システム刷新
その中で可能な限り「やれることはすべてやる」という強い意気込みで前年に実施出来なかった事業、前年実施した事業
の中で更に強化する事業等各種の新規及び強化事業を含めて取り組んでいる。
課題
1
刷新に向けて
システム刷新にとどまらず、業務刷新の浸透
事務処理業務から創造的業務への移行
(一人ひとりの生産性向上/従来の仕事の仕方からの脱却)
2
連携強化
自治体、関係団体を含めたあらゆる関係先との協働事業の推進
1保険者から最大規模保険者への転換による各種団体への更なる働きかけと影響力の発揮
(自治体、経済団体、年金機構、社労士会、社保協会、三師会、柔整師会、他保険者等)
3
情報発信
営業力、訴求力、発信力の発揮
加入事業所23千事業所に向けた3つの力の発揮により、加入者の利益実現
(マスメディア、パーソナルメディア、マスコミ、個別訪問等の使い分けにより幅広い情報発信)
1
全国健康保険協会三重支部
平成27年度重点テーマ
不安定な社会環境の中で協会けんぽ加入事業所の多くは、非常に厳しい状況にある。その中で重くのしかかる社会保
険料を負担いただいている加入者の皆様の利益実現を図るために「連携」「協働」を軸とした医療費適正化事業及び健
康増進事業に重点を置いた取り組みを行う。
【支
部
内】
■全国健康保険協会の理念に基づいた<行動規範>を全職員で再徹底します。
①法令遵守
③サービス向上
⑤業務の改善
②安心と信頼
④個人情報保護
⑥コスト意識
⑦人材育成
何故ならば、この<行動規範>に我々職員の働く基本姿勢が盛り込まれているからです。
平成27年3月16日(予定)に業務・システム刷新がサービスインし、新たな協会けんぽがスタートします。今後は更に
この行動規範に沿って業務を遂行します。
【対 外 的】
■ 加入者の皆様と接する機会を増やし、より多くの御意見をお聞きします。
2
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(1)
【Ⅰ】保険運営の企画
保険者機能の発揮による総合的な取
り組みの推進
〇「保険者機能強化アクションプラン(第3期)」による「データヘルス計画」
の確実な実施
〇医療に関する情報の収集と分析
〇医療に関する情報の加入者・患者への提供
〇都道府県など関係方面への積極的な発言
〇他の保険者との連携や共同事業の実施
〇保健事業の効果的な推進
〇ジェネリック医薬品の使用促進
〇ソーシャルネットワークサービスを活用した広報
〇サービス向上を含む適正な給付業務の推進
〇効果的なレセプトの推進
〇傷病手当金・出産手当金、柔道整復施術療養費、海外療養費等の審査
強化
地域の実情に応じた医療費適正化の
総合的な対策
〇レセプト点検、ジェネリック医薬品の使用促進の継続実施
〇医療機関における資格確認事業の実施
〇事業主に対する調査権を積極的に活用した現金給付の審査強化
〇データヘルス計画の確実な実施
3
ジェネリック医薬品の更なる使用促進
〇自己負担軽減額通知の対象範囲の拡大及び年度内2回通知の実施
〇ジェネリック医薬品希望シールの配付
〇医療機関関係者、薬局関係者とのセミナー等開催による積極的な啓蒙活動の推進
4
地域医療への関与
〇地域医療構想の協議の場や保険者協議会での意見発信
5
調査研究の推進等
〇地域医療費の分析
〇地域医療構想策定に係る意見発信のあり方にかかる調査研究
1
2
3
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(2)
【Ⅰ】保険運営の企画
広報の推進
〇ホームページ、けんぽだより、メールマガジンを活用した積極的広報の実施
〇都道府県、市町村、関係団体との連携による広報の強化
〇テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアの発信力の強化
〇ソーシャルネットワークを活用した広く一般の方々への広報の推進
〇地方自治体、中小企業団体連合会、医療関係団体(医師会等)が行う健康セミナー
の積極的な共同開催
〇モニター制度や対話集会、アンケート等による加入者から直接ご意見を伺う取組み
の推進し、これらの方々のご意見を踏まえ、創意工夫を活かし、わかりやすく、迅速
に加入者・事業主に響く広報の実施
7
的確な財政運営
〇財政運営の状況を日次・月次で適切に把握・検証するともに、直近の経済情勢や医
療費の動向を踏まえ、財政運営を図る
〇財政状況の厳しさ、他の被用者保険との保険料率の格差、高齢者医療の公平かつ
適正な負担の在り方等について、広く理解を得るための情報発信を行う。
8
健康保険委員の活動強化と委嘱者数
拡大
〇健康保険委員への研修の実施、広報活動の強化
〇健康保険委員の活動や功績に対しての表彰
〇健康保険委員委嘱者数のさらなる拡大
6
【Ⅱ】組織運営及び業務改革
1
2
新しい業務・システムの定着
〇業務・システムの刷新による創造的な活動の拡大により、データヘルス計画の推進
や事業所の健康づくり、保健指導の勧奨など、加入者・事業主へのサービスの充実
を図る
組織や人事制度の適切な運営と改革
〇組織運営体制の強化
〇実績や能力本位の人事の推進
〇協会の理念を実践できる組織風土・文化の更なる定着
〇コンプライアンス・個人情報保護等の徹底
〇リスク管理体制の整備
4
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(3)
【Ⅱ】組織運営及び業務改革
3
人材育成の推進
〇階層別研修、業務別研修の実施
〇ジョブローテーションの定期的実施
〇若手職員への能力や知識の向上
4
業務改革・改善の推進
〇業務改革委員会や作業部会により、現場の創意工夫や発想を活かした
改善策を検討する
経費の節減等の推進
〇競争入札の実施
〇適切な在庫管理
〇経費削減推進部会による取組みの実施
5
【Ⅲ】保健事業
1
保健事業の総合的かつ効果的な推
進
〇健診結果データ、レセプトデータ、受診状況等に関する情報分析を踏まえた加入者特
性や課題の把握した効果的な保健事業の推進
〇加入者の疾病予防や健康増進を目指した特定健康診査及び特定保健指導の目標管
理及び実施体制の一層の強化
〇生活習慣病の重症化を防ぐため、要治療域と判定されながら治療をしていない者に
対して、確実に医療に繋がる取組みの推進
〇健康づくり推進協議会等の意見を聞きながら、自治体との連携・協定を活かし、地域
の実情に応じた保健事業の取組みの強化
5
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(4)
【Ⅲ】保健事業
2
3
特定健診及び特定保健指導の推進
〇より多くの加入者が健診、保健指導を受けることができるよう、データヘルス計画によ
る協働業務を通じた事業主への積極的な働きかけの実施
〇受診者の利便向上を図るための市町の行う「がん検診」との連携強化
〇協会主催の集団健診や「オプショナル健診」の拡大
〇事業者健診データの取得促進
〇健診データの分析結果から明らかになった保健指導の改善効果を事業主や保健指導
対象者に周知広報による保健指導利用者の拡大
〇業種・業態別健康課題の特性や市町別健診データ分析結果を活用した事業主、業種
団体、市町等との連携強化による保健指導の推進
各種業務の展開
〇業務・システム刷新による新機能を活用した受診勧奨の実施
〇加入者の疾病予防や健康増進のための自治体との覚書、協定の締結等に基づく、具
体的な事業の連携・協働の推進
〇保険者協議会や地域・職域連携推進協議会等を通じた行政機関や他保険者との連
携強化の推進
6
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(5)
【Ⅳ】健康保険給付等
1
サービス向上のための取組み
〇お客様満足度調査等の実施
〇傷病手当金等の現金給付の支給申請の受付から給付金の支払いまでの期間を、
サービススタンダード(10営業日)と定め、正確かつ確実な支給の実施
〇郵送による申請促進
〇任意継続被保険者保険料の口座振替や前納の利用促進
2
窓口サービスの展開
〇年金事務所への職員の配置によるサービスの提供
〇効率化の観点からの年金事務所窓口の職員配置の見直し
3
被扶養者資格の再確認
〇日本年金機構及び事業主の強力体制の構築
柔道整復施術療養費の照会業務の
強化
〇多部位(施術箇所が3部位以上)かつ頻回(施術日数が月に15日以上)
の申請への加入者に対する文書照会の強化
〇文書照会結果、内容に疑義があるものについての施術者照会の実施
〇文書照会時におけるパンフレット等を同封した適正受診の促進
5
傷病手当金・出産手当金の審査の強
化
〇標準報酬月額83万円以上、資格取得直後、増額改定直後の申請につ
いての審査の強化
〇審査で疑義が生じたものは、保険給付プロジェクト会議においての適否の判断の実
施
〇事業主への立入検査が必要な場合の積極的な調査の実施
6
海外療養費支給申請における重点審
査
〇添付書類である診療明細等の精査
〇海外医療機関等に対する文書照会の実施
効果的なレセプト点検の推進
〇資格点検、外傷点検、内容点検の実施
〇内容点検は、点検効果向上計画を引き続き策定・実施、点検効果額の向上を目指す
〇内容点検業務の一部外部委託の実施
4
7
7
全国健康保険協会三重支部
平成27年度協会けんぽ共通事業計画(6)
【Ⅳ】健康保険給付等
8
9
資格喪失後受診等における債権の発
生防止のための保険証の回収強化
〇日本年金機構による一次催告後の協会けんぽによる文書による二次催告、電話や
訪問を取り混ぜた三次催告の積極的な実施
〇保険証回収業務の外部委託の実施の拡大
積極的な債権管理回収業務の推進
〇返納金の早期回収のための文書催告、電話や訪問による催告の実施、及び法的手
続きによる積極的な債権回収の強化
〇損害賠償金債権の確実な回収のための損害保険会社への早期の折衝の実施
〇債権回収担当者会議での債権回収進捗管理及び困難案件の協議の実施
8
全国健康保険協会三重支部
平成27年度三重支部重点事項(企画)
項 目
主 な 取 組 み
平成27年度取り組み方針
■総務部門・・・コンプライアンス・情報保護の徹底、研修・人事異動による人材育成等やらなくてはいけない事を変わらずきちんとやる。
■財務部門・・・規程、細則に則った契約及び経理を正確にこなす。調達においては見積競争・入札を行い、加え て在庫管理を徹底し経費の
削減を図る。
■企画部門・・・データヘルス計画の実行、各種広報を含む情報発信等の保険者機能を発揮する事により加入者及び事業主の利益の実現を図る。
これらを更に進めるため以下の3点にも取組む。
① 地方自治体及び関係各所との連携
② 多角的な情報収集および分析
③ 事業所における健康保険委員の委嘱拡大
重点取り組み項目
医療費適正化
調査研究
■【新規】 新生児出生世帯へのジェネリック医薬品使用促進
支払基金及び国保連から到着する連名簿データを活用し、ジェネリック医薬品の使用促進の案内を行う。(27/8開始 3,200件)
■【新規】外国人向けジェネリック医薬品周知用リーフレット作成
外国人就労者が多い三重県内において、外国語(葡語、西語)で記載されたチラシを事業所等に配付する。(28/1開始 3,000部)
■【新規】プロジェクトチームによる医療費分析
県、三師会等への情報提供や、菰野町や津市等の重点地域の医療費動向分析を行い、関係機関への発信力強化や地域医療へ貢献を
図るもの。(通年実施 支部メンバー7名及び外部有識者4名体制)
広報・意見発信
(定期広報以外)
■【新規】マンガを活用した制度周知パンフレットの作成
わかりやすい広報を推進すべく、マンガを活用した広報物を作成し、イベントや研修会で配布する。(27/7配付 5,000部)
■【新規】特定健診実施機関用ミニのぼりの配付(28/1配付)
■路線バスへのペイント(通年)、フリーペーパーを利用した情報発信(27/12配布)
■【新規】新任事務講習会の開催(27/5実施)、新規適用事業所説明会の開催(27/8~実施)
その他の取組み
(支部独自の取組み等)
■健康増進普及月間(27/9実施)
事業提携をしている三重県と健康セミナーや街頭宣伝活動を協働し、喫煙防止、がん対策、健診受診等を推進するもの
■健康保険委員の拡充(通年実施)
年金委員と健保委員との突合、健診機関への勧奨等により、委嘱者数等について全国平均値以上の獲得を目指すもの
■【新規】事業連携に向けた働きかけ(三重県いなべ市、三重県医師会、三重県薬剤師会との協定締結を企画)
9
全国健康保険協会三重支部
平成27年度三重支部重点事項(保健)
項 目
平成27年度取り組み方針
主 な 取 組 み
■データヘルス計画の円滑な実施のため、事業主や関連団体と連携し、意見を聴き、計画の詳細を再考する。
■健診、保健指導率の実施率向上のため、事業団体や事業所への訪問を行う。
■協会けんぽの知名度と特定健診受診率向上のため、市町主催のイベントにおいて啓発活動を実施する。
重点取り組み項目
医療費適正化
■【新規】データヘルス計画の実施(27/4開始 3か年計画)
■【強化】集団健診の実施・がん検診同時実施
集合契約A機関のない地域への健診者を配車し、500円で健診を受けられる機会を設定する(7市町 27/9実施)
■来所による被保険者休日保健指導
保健指導の実施が困難であったり、キャンセルとなった対象者に対し、休日の保健指導の場を提供し、実施率の向上を図る
(27/8-28/2実施 400名)
加入者等との接点
■【新規】出張健康保険相談
協会けんぽ事業に協力的な事業所に対して、出張事務相談を行い連携を深め、意見を伺い、事業に反映させる。(27/4開始 月350件文書送付)
■健康セミナーの開催
事業所健康保険担当者等に健康についての知識を普及するとともに、協会けんぽの事業について理解を図る
関係団体との連携
■【新規】事業団体やその加入事業所への勧奨活動
各種事業団体(トラック協会等)を通じ所属事業所に健診受診や事業者健診データの提供依頼することにより健診率の向上を図る(27/8訪問)
広報の推進
■イベントブースの出展
市町等が開催するイベントブースに出展し、骨密度や肌年齢等を計測することで集客を図り、協会けんぽの知名度向上と健診の必要性を広報する
10
全国健康保険協会三重支部
平成27年度三重支部重点事項(給付等)
項 目
平成27年度取り組み方針
主 な 取 組 み
■ 接骨院、整骨院の正しいかかり方のチラシを使った周知
■傷病手当金の申請における慢性疾患(内部・整形外科)の審査基準を策定
■ 海外療養費の審査の強化
■ 任意継続の資格喪失者に対する保険証回収の強化
■事業所への立入調査の実施
■債権回収にかかる法的手続きの実施後の訴訟移行後の対応策の検討
■資格喪失後受診に係る返還金に係る負担の軽減
■損害賠償請求権債権の確認方法の拡充の早期回収対策
重点取り組み項目
医療費適正化
業務改革
■療養費(柔整、あんま・マッサージ、はりきゅう)の審査業務の強化
申請内容に疑義があるものの、患者への文書照会、頻回受診者へ訪問調査、患者への訪問調査を施行
■【強化】傷病手当金の審査基準の策定
慢性疾患を内部疾患、精神疾患、整形外科疾患に分類した審査基準を設定し、傷病手当金の支給適正化を図る
■海外療養費の審査強化
「海外療養費取扱要領」に基づく厳格な審査の実施と申請内容に疑義がある場合の返戻の励行
■任意継続の資格喪失者に対する保険証回収の強化
資格喪失・資格取消通知後の電話での2度の催告、1.5か月後の文書催告の実施
■事業主に対する立入調査
資格取得直後の申請、役員で高額報酬者の申請、申請直前の増額改定者の申請等の際の事業所立入調査の実施による給付適正化
■【強化】扶養者状況リスト提出率向上
26年度未提出事業所で27年度被扶養者数30名以上事業所に対する提出勧奨、督促の強化
■レセプト資格点検、外傷点検、内容点検の実施方法の改善
■債権管理回収
少額債権の回収率向上のため法的手続き等の実施範囲の拡大、訴訟に至った際の対応策の構築
■【新規】保険者間調整の実施
協会けんぽと国保の間における資格喪失後受診等にかかる返還金の険者間調整の実施
■求償業務の充実
対象債権の確認方法の拡充及び損害賠償請求権債権の早期回収対策の実施
■お客様の声を業務改革に生かす
「お客様の声受付票」を改良し起票しやすい用紙に変更し、「業務改革及びサービス部会」を定期的に開催、改善策を検討し、
全職員に情報共有する
11
全国健康保険協会三重支部
三重支部データヘルス計画(1)
着目した三重支部の
健康課題
●健診受診者のうち空腹時血糖100mg/dl以上の者の割合が全国平均よりも多い。
…2012年、2010年Zスコアデータより
●菰野町在住の男性で、空腹時血糖100mg/dl以上の者の割合が、三重県平均よりも高い。
…平成24年度健診受診者リストより
菰野町は健康に関する事業協定を結んでおり、自治体と密接に連携を取って地域の健康づ
くりに取り組める。また、国民健康保険と協会のデータを合わせて多角的な分析ができるた
め、菰野町での取り組みを選定した。
菰野町で取り組み手法を確立できれば、他の自治体にも展開することができる。
上位は3年後を意識した長期目標
目標達成時期
(最終評価時期)
平成
30 年
3月
上位目標
(成果目標)
○糖尿病への移行を防ぎ、糖尿病と診断される者が減る
○血糖のコントロールをできる者が増え、重症化を防ぐ
12
全国健康保険協会 三重支部
三重支部データヘルス計画(2)
下位目標(手段目標)
1
2
評価指標
○ 商工会等が発行する機関誌等へ
の健康づくり関連話題掲載の有無と
頻度
健康づくりを意識し、運動をする男性
○ 協会けんぽの取り組みに関わる
が増える。
共催機会の増加
○ 一緒に取り組みを行う関係組織
の増加
下位目標の実現のための具体策
・事業所に対して健康づくりを訴えやすい環境を作るため、支部長や部長以下職員が商工会、事業団
体(例:温泉旅館組合、女将の会、観光協会等)、菰野町、三重県、労働局等の各種組織に出向き、
「働く人の健康づくりの重要性・メリット」についてプレゼンテーションを行う。
それと同時に、「働く人の健康を維持するにはどうすればいいか」話を持ちかけ、一緒に健康づくりにつ
いて考えてもらう。それにより、関係組織の意識を変え、今後の事業連携につなげる。
・事業主、商工会や事業団体、経営者の会等に、「働く人の健康を維持するにはどうすればいいか」「ど
うすれば、啓発の場に人を集めることができるか。また、どのような内容を求めているのか」意見を聞き
(また、意見を交換する場を設け)、健康づくりについて考えてもらう。さらに、出された意見を集約し、
○ 研修会・セミナー等の参加事業所 「働く人の健康づくりを意識する事業主を増やすための啓発事業(例:セミナー等)」を実施する。
数の増加
その結果、働く人の健康を維持することが事業所の活力につながることを、事業主に理解してもらう。ま
た、取り組みを推進してくれる健康保険委員を増やす。
○ 健康保険委員の増加
・「労働局、菰野町、三重県等」と連名で、「事業所の健康づくり(健康経営)に関する文書」、「菰野町長、
○ 運動に取り組む事業所(登録制) 商工会会長等の写真や依頼文が載ったチラシ」を作成。支部職員が事業所を訪問し、それらを使って
数の増加
事業所での健康づくり協力依頼を行う。
また、事業所を訪問し、「事業所の健診結果、問診結果」を見える化して事業所の健康度や健康づくり
働く人の健康を意識し、健康づくりに ○ 健診受診率・保健指導実施率の の重要性についてプレゼンテーションを行う。
増加
上記により、協力事業所を増やす。
取り組む事業所が増える。
・健康づくりに協力した事業所は、三重県の「健康づくり推進事業者」への登録が行われるような仕組
みづくりを行い、事業所のイメージアップに繋がるようにする。また、事業主にリサーチしたうえで、熱心
に取り組みを進める事業所は新聞広告、広報誌で宣伝される等のメリットを与える。
・事業主や商工会等と意見を交換し、事業所での「運動の開始、継続」を促進するために有効な施策を
決める。事業所と連携しながら、その施策を推進する。
・菰野町職員と連携しながら、未受診事業所を訪問し、健診受診率の向上を図る。また、訪問による保
健指導回数の増加、保健指導キャンセル事業所訪問により、保健指導実施率を上げる。
13
全国健康保険協会三重支部
三重支部データヘルス計画(3)
下位目標(手段目標)
評価指標
下位目標の実現のための具体策
【被保険者】
・事業主に、「健診を受けずに病気になった場合の損失、恐ろしさ」について説明するとと
もに、「どのようにすれば健診を受けてもらえるか」意見を求める。一緒に健康づくりにつ
いて考えてもらうことで、健診を受けて健康づくりをするよう従業員に働きかける事業主
を増やす。
その結果、健診受診者、保健指導利用者を増やし、健康づくりに取り組む者を増やす。
・休日保健指導時には、被保険者だけではなく家族も一緒に参加してもらえるようにし、
○ 健診受診者の問診票データ 家族と一緒に取り組むよう意識づけをする。
における「1日30分以上の軽く
汗をかく運動を週2回以上、1年 【被扶養者】
以上実施している」「日常生活 ・受診率向上のために、菰野町で無料集団健診を実施する。(広報誌等での周知はもち
において歩行または同等の身 ろんのこと、地域の有線放送で「がん検診と特定健診」での呼びかけ等を菰野町に実施
健康づくりを意識し、運動をす 体活動を1日1時間以上実施し してもらう)
3 る男性が増える。
ている」者の割合の増加
その結果、男性被扶養者の健康に対する意識を高める。また、女性被扶養者から男性
(協会及び菰野町データから算 被保険者に健康づくりをするよう働きかけてもらう。
出)
○ 健診受診率・保健指導実施 ・運動をするメリット、生活習慣病リスクを放置する危険性を理解してもらうため、菰野町
率の増加
の広報誌に記事掲載、チラシ同封をさせてもらう。(その際には運動に取り組んでいる者
の「声」「体験談」を掲載してもらう)
・菰野町役場、事業主、商工会、各種団体等の関係組織と意見交換をしたうえで、「運動
をはじめるきっかけとなる、あるいは運動を継続させるためのツール(例:スタンプラリー
等)」を展開する。
・菰野町と健康イベントを共催し、健康づくり意識の向上に繋げる。また、参加者に「健康
づくりに関するアンケートやインタビュー」を実施し、今後の健康づくり推進の参考とする。
14
全国健康保険協会三重支部
三重支部データヘルス計画(4)
下位目標(手段目標)
評価指標
下位目標の実現のための具体策
【空腹時血糖値126mg/dl以上で要治療の未受診者】
・ 菰野町役場や四日市地区医師会に、「未受診者を受診させるためのアプローチ方法
等」について意見を聴取し、その意見を参考にしつつ、受診勧奨を実施する。
・未受診者データをもとに、菰野町での対象者を抽出。菰野町等の関係組織と連携
○ 空腹時血糖の数値改善者 (例:共同での訪問等)しながら、事業所訪問(保健指導キャンセル事業所を含む)・戸
数の増加
別訪問による保健指導の利用勧奨を強化し、保健指導実施率を上げる。その取り組み
の中で、「空腹時血糖が高い状態で治療を行わなかった場合のリスク等」について訴え、
○ 空腹時血糖のリスク保有者 受診するよう促す。
数の減少
4
空腹時血糖126mg/dl以上の
男性について、数値が改善す
○ 未受診者数の減少
る者が増える
【空腹時血糖値126mg/dl以上で治療中であるが、コントロール不良の者】
・菰野町役場、菰野厚生病院、温泉施設のある事業所、温泉旅館組合等と協議のうえ
○ コントロール不良者の場合、で、温泉施設での運動・食事指導、管理栄養士による血糖値を下げるような食事の提
コントロールができるようになり 供、その後の温泉利用(菰野町は温泉を用いた健康事業を推進したい)といった総合的
血糖値が高い者の減少
な健康づくりプランを作成。
対象者のいる事業所を訪問し、そのプランの利用勧奨を行う。なお、その際には家族も
利用できるようにする。また、継続して利用してもらうようにフォローも実施する。
・対象者に医療機関の糖尿病教室を利用してもらい、その中で「なぜうまく改善ができな
いのか」を議論してもらう。それによって意識を変えてもらう。
15
全国健康保険協会三重支部
三重支部データヘルス計画(5)
下位目標(手段目標)
評価指標
下位目標の実現のための具体策
・菰野町の教育関係部署、教育委員会を訪問し、「健康づくりに対する子どもの意識
啓発、保護者(働く人)の健康づくりの大切さ」を訴える。それと同時に、「子どもから家
族に運動するよう働きかけてもらうための良い方法」について、一緒に考え、アイディ
アを出してもらい、関係機関の意識変化を促す。
5
○ 健康づくり啓発活動の受け
入れ学校の増加
・各学校の養護教諭・栄養教諭の会にアプローチして、「子どもとその家族の健康啓発
に有効な方法」について、意見を交換する。その結果、啓発活動を進めるための協力
関係を構築する。
働く男性に対して、「運動しよ ○ 成果物の配布先数
う」という子どもが増える
○ 家族に健康に対する話題 ・教育委員会や養護教諭等から吸い上げた意見を踏まえ、「子どもを通じて家族に運
を話した子どもの数(課題提出 動するよう働きかけてもらうための取り組み(例:メッセージカード、ポスターコンクール
数等)
等)」を実施する。
その際には、家族と協力して取り組めるような課題にする。
また、菰野町内で広報するための有効な手段を関係組織に相談したうえで、その「成
果物」を利用し、菰野町関連施設、商業施設、医療機関、店舗、事業所等に展開する。
それにより、町全体での健康づくり啓発を推進していく。
16
全国健康保険協会三重支部
平成27年上期広報計画
4月
5月
6月
7月
9月
受診勧奨
受診案内
任継前納
被扶養者再確認
広報機会
8月
決算
集団健診
保険料率
(改定時強化)
ジェネリック使用促進
新任事務講習会
歯と口の
健康週間
肝臓週間
新規適用事業所
説明会
結核予防週間
禁煙週間
けんぽだより
(納告同封)
社会保険みえ
(社保協会)
メールマガジン
・健診案内
・新任事務講習会
・保険料率
・こものウォーキング
・刷新関連広報
・被扶養者資格再確認
・保険料率
・海外療養費
・個人向け制度案内小冊
子の送付依頼書
・被扶養者資格再確認
・新任事務講習会
・保険料率
・申請書作成支援サー
ビス
・保険料率
・健診案内
・健康づくり話題(保健
師コラム等)
・こものウォーキング
・保険料率
・禁煙週間
・被扶養者資格再確認
・健康づくり話題(保健師
コラム等)
健康増進普及月
間/がん征圧月
間
・被扶養者資格再確認
・協会けんぽのしおり改
訂版送付依頼書
・負傷原因届
・ジェネリック軽減額通知
・決算報告
・セミナー案内
・出産手当金
・被扶養者資格再確認
・セミナー案内
・集団健診
・保健指導勧奨(効果検
証結果も掲載)
・被扶養者資格再確認
・限度額適用認定証
・歯と口の健康週間(歯
科医師コラム等)
・被扶養者資格再確認
・埋葬料
・健康づくり話題(保健師
コラム等)
・肝臓週間
・セミナー案内
・第三者行為
・ジェネリック医薬品軽減
額通知
・決算報告
健康づくり話題(保健師
コラム等)
・健康増進普及月間取り
組み
・セミナーについて
健康づくり話題(保健師
コラム等)
・健康保険委員への広報
その他
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全国健康保険協会三重支部