NWからのAP制御により無線LANのスループットを向上

サービス共創
ネットワーク
柔軟な制御・連携強化
ああああああ
N-17
無線LANシステムの無線リソース利用効率を最適化する制御技術およびツール
WLAN Management Technology and Tool for Optimizing Radio Resource Utilization Efficiency
NWからのAP制御により無線LANのスループットを向上
High-throughput WLAN by AP Management through NW
無線LANアクセスポイント(AP)をネットワークから制御することによって、APが高密度に設置された環境において、同時送信可能なAP数を
増加して無線リソースの利用効率を改善し、エリア当たりの収容トラヒックを増大させる技術です。本技術のうち、最適なチャネルの自動算
出を行う技術を先行して適用し、無線LAN設計・構築作業を簡易に可能とする「無線AP自律制御システム」を実現しました。
高効率無線LAN技術(IEEE技術標準)
AP
無線リソース制御技術
無線環境
情報
無線リソース
制御エンジン
AP
パラメータ
制御
AP毎の最適チャネルや帯域幅、
CCA閾値の算出
同一周波数・同一時間帯
で同時送信
●「無線AP自律制御システム」 (本技術の一部具現化 【成果提供中】)
・フロア図面にAPを仮配置
・シミュレーションによる
AP設置場所設計
AP
AP
※1
※2
AP
・AP同士の通信による環境推定
・効果的な出力強度/最適なチャネル
の自動算出、APへの設定
出力強度:
無線LANの有効領域が
最大/重複領域が最小
となる組合せ
出力:100% Ch:1
チャネル:
出力:50% Ch:6 干渉を防ぐ最も効率的
出力:50% Ch:11
な組合せ
RATOP: Resource Allocation based on area Throughput Optimization Policy
CCA: Clear Channel Assessment
特
徴
■ ネットワーク上の無線リソース制御エンジンによる、複数APの
無線リソース(チャネル・帯域幅や干渉検出レベル)の集中制御
■ 制御エンジン上で動作する複数局同時送信対応RATOP※1
アルゴリズムによる、各APの最適なチャネルや帯域幅、干渉検
出レベル(CCA※2閾値)の算出
■ 「無線AP自律制御システム」における、フロア構造情報を基に
したAP設置場所の設計シミュレーション、AP同士の信号による
効果的な出力強度/最適なチャネルの自動算出、APへの設定
利用シーン
■ APが高密度に設置されたスタジアムや集合住宅等において、
高品質な無線LANサービスを提供
■ オフィスやホテルのWi-Fi化における無線AP置局設計や保守運
用ツールとしての活用
2020をめざして
高 密 度 環 境 に 適 し た 無 線 LAN を 実 現 す る た め 、 IEEE
802.11axにおいて複数局同時送信技術の標準化に取り組ん
でいます。また、大きなイベント等へ向けて、「無線AP自律制御
システム」の活用により、宿泊されるお客様がホテル内で自由
にWi-Fi環境を利用可能にすることをめざします。
〈問い合わせ先〉[email protected][email protected]
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