食 中 毒 発 生 概 況 に つ い て

平成 27年2月25日(水)午後5時30分
照会先:保健福祉部生活衛生課食の安全対策室
担当者:室長補佐 石島 三千雄
連絡先:029-301-3424(内線)3421,3424
資料提供
食 中 毒 発 生 概 況 に つ い て
平成27年2月23日(月)午後5時頃,千葉県健康福祉部衛生指導課から本
1 探知
県生活衛生課食の安全対策室へ「神栖市内の飲食店で食事をしたグループのうち
複数名が食中毒様症状を呈し,3名が千葉県内の医療機関を受診している。」旨
の連絡があった。
千葉県の調査によると,2月21日(土)午後6時から神栖市内の飲食店「鳥
2 事件の概況
ふく」で食事をした1グループ45名のうち10名が,2月22日(日)午前1
0時頃から,下痢,腹痛,発熱,嘔吐等の食中毒様症状を呈しており,患者らの
共通食は,当該飲食店での食事のみであることが判明した。
施設を管轄する潮来保健所は,本日,当該飲食店が提供した食事を原因とする
食中毒と断定した。
なお,入院した者はなく,いずれの患者も快方に向かっている。
3 原因施設
屋 号:鳥ふく(とりふく)
営業者:原 隆之(はら たかゆき)
所在地:神栖市土合東(どあいひがし)1-8-7
業
4 原因となっ
種:飲食店営業
2月21日(土)に提供された食事
寄せ鍋(白菜,ネギ,水菜,エノキ,シイタケ,焼き豆腐,ブリ,サケ),
た食事
刺身(マグロ,カンパチ,甘えび),鶏の唐揚げ,茶わん蒸し,酢がき,
焼鳥(モモ,皮,つくね)
5 原因物質
調査中
6 発生日時
平成27年2月22日(日)午前10時頃(初発)
7 摂食者数
45名(男性:22名「18歳~51歳」,女性:23名「20歳~68歳」)
8 患者数
10名(男性:7名「30歳~42歳」,女性:3名「32歳~61歳」)
9 主症状
下痢,腹痛,発熱(37.0~39.0℃),嘔吐 等
10 検査状況
11 その他
調理器具等:5検体(拭き取り)
検
便:21検体(患者:9検体,従業員:12検体)
食
材:1検体
結
果:検査中
行政処分(潮来保健所)
営業種別:飲食店営業
営業禁止(食品衛生法第55条):平成27年2月25日(水)から
※平成27年2月24日(火)から自主休業
【参考】 茨城県内の食中毒発生状況(平成 27年,平成 26年)
事件数
患者数
平成27年の発生状況(本件を含む)
6件
223名
(平成27年1月1日~平成27年2月25日)
平成26年の発生状況
2件
234名
(平成26年1月1日~平成26年2月25日)
(平成26年1月1日~平成26年12月31日)
16件
475名
死者数
0名
0名
0名
県民の皆様へ
食中毒予防の三原則は、
食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」です。
○食品に食中毒菌を付けない
- 清潔
・調理前には手を良く洗いましょう
・使用後の調理器具等は十分に洗浄・消毒しましょう
○食中毒菌を増やさない
- 冷却・迅速
・生鮮材料等は、10℃以下で保存しましょう
・調理したものは早く食べましょう
・長時間の室温放置はさけましょう
○食中毒菌をやっつける
- 殺菌
・中心部まで十分に加熱しましょう
食中毒を含む食品に関する情報は
『いばらき食の安全情報Web Site』に掲載しております。
アドレスは、http://www.shoku.pref.ibaraki.jp/ です。
※
その他食中毒に関する詳細情報は,以下のホームページをご覧下さい。
・厚生労働省ホームページ「食中毒」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
・政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」
http://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html