平成27年2月24日 社会福祉法人 大磯恒道会 理事長 永井 弘隆 殿 湘南ユニオン 大磯恒道会労働組合 組合からの質問および要求 次の質問および要求に対して、平成27年3月2日までに文書にて回答および情報提示を お願い致します。 1.賞与について (1)「事業所評価」について、冬季賞与の評価対象となった平成25年と平成26年の 4月~10月の各月の各事業所別収入金額を提示して下さい。 (2)「事業所評価」は各事業所の「収入金額」により評価しているそうですが、 「収入金 額」だけでは、支出の削減に努力した事業所が評価されません。 「事業所評価」は「収支金額」で評価するべきだと考えます。 法人の考えをお示し下さい。 (3)「事業所評価」は「全ての職員に反映した」そうですが、事業所の経営状況の評価 を全ての職員に反映するのは、法人内の人事異動や人材交流の妨げになります。 「事業所評価」の反映対象は管理職までに留めるべきだと考えます。 法人の考えをお示し下さい。 (4)「処遇改善加算」については「各事業所内で分配した」そうですが、事業所によっ て一職員の支給金額に数万円の差が出ています。 「処遇改善加算」のサービス毎の交付率は「サービス毎の常勤換算職員数(全国計) ÷サービス毎の総費用額(全国計) 」を元に算出されていますが、恒道会の各サービ スの比率は必ずしも全国計の比率と同じではない為、支給金額に大きな差が出てしま うものと考えられます。 このように「処遇改善加算」を各事業所で分配することにより、事業所によって 支給金額に大きな差が出てしまうことは、法人内の人事異動や人材交流の妨げになり ます。 「処遇改善加算」は事業所内で分配するのではなく、各事業所で得た加算金を法人 全体で分配するべきだと考えます。 法人の考えをお示し下さい。 1 (5)「処遇改善加算」の支給を受けるためには、処遇改善計画書を全ての介護職員に 周知しなければなりません。平成26年度の処遇改善計画書はいつ、どのような 方法で職員へ周知しましたか? (6)平成27年2月5日の団体交渉にて、永井理事長は「平成27年1月から3月の処 遇改善加算については、平成27年4月に支給する」と約束されましたが、処遇改善 加算による賃金改善実施期間は「原則4月から翌年の3月まで」と定められています。 平成26年度分の処遇改善加算は平成27年3月までに支給する必要があるので はないでしょうか? 2.就業規則内規(定年後雇用に関する規程)の改正について (1)新内規の中で「継続雇用」 「勤務延長」 「再雇用」という言葉が混同されています。 言葉を正確に使用した規程に訂正して下さい。 (2) 「高年齢者雇用安定法」の改正により「原則、希望者全員を継続雇用しなければならない」 ということになりました。新内規の「再雇用の要件」を削除して下さい。 (3)新内規では60歳以降の給与の減額を「80%」に限定していますが、これでは最低 賃金を下回る場合の調整もできません。 「80%を目安とする」 「80%を上限とする」等に変更して下さい。 (4)新内規では「他の手当については従来どおりとする」とされていますが、現状では 調整手当も80%に減額されています。調整手当は減額しないで下さい。 (5)就業規則の変更について組合の意見を聞かずに施行することは、労働基準法第90条 に違反する行為です。組合の意見を厳粛に受け止め、誠実に協議に応じて下さい。 3.総務業務の誤りと責任の所在について(雇用保険の加入もれ、給与計算の誤り等の多発) (1)雇用保険の加入もれについて ①こゆるぎの里の職員2名についての雇用保険の加入もれの原因は何ですか? ②加入もれを防ぐ方策を示して下さい。 ③法人内の他の職員について加入もれはないか、確認した結果を示して下さい。 (2)給与計算の誤りについて ①給与計算の誤りが多発していますが、その原因は何ですか? ②給与計算の誤りを防ぐ方策を示して下さい。 (3)○○○○(給与計算委託業者)への委託について ①平成26年1月より給与計算を〇〇〇〇へ委託していますが、その理由は 何ですか? ②○○○○への委託費用はいくらですか? 2 (4)平成27年2月5日の団体交渉にて、永井理事長は「総務や本部職員の役割分担および 責任者を明確にして文書で提示する」と約束しましたが、未だ実行されていません。 速やかに文書で提示して下さい。 4.決算書について (1)平成25年度決算書について ①単年度で「当期活動収支差額」が1億円近い赤字になった理由は何ですか? ②赤字を改善するための具体的な方策を示して下さい。 ③「本部」について ア.職員俸給は計上されていますが、法定福利費がゼロなのはなぜですか? イ.報酬の70万円は何の費用ですか? ウ.広報費の30万円は何の費用ですか? ④「恒道園(入所)」について ア.職員俸給が前年度より600万円減っていますが、法定福利費(退職共済 掛金を含む)が前年度より800万円増えているのはなぜですか? イ.報酬が前年度より700万円増えているのはなぜですか? ウ.○○○○クリニック(嘱託医)の費用はどこに計上されていますか? 恒道園・こゆるぎの里・もとまちの家にはどのように振り分けていますか? エ.委託費が前年度より600万円増えているのはなぜですか? オ.給食費が前年度より680万円増えているのはなぜですか? カ.特殊浴槽(約500万円)の費用はどこに計上されていますか? ⑤「恒道園(短期入所) 」について ア.事務費と事業費がゼロなのはなぜですか? ⑥「こゆるぎの里(短期入所) 」について ア.事務費と事業費がゼロなのはなぜですか? ⑦「もとまちの家(入所)」について ア.介護用品費(オムツ代など)がゼロなのはなぜですか? ⑧「ヘルパーステーションもとまち」について ア.事業費の賃借料の21万円は何の費用ですか? (通常、ヘルパーステーションの賃借料は事業費には計上しません) ⑨「相談センターこゆるぎ」について ア.修繕費の29万円は何の費用ですか? イ.賃借料が前年度より47万円増えているのはなぜですか? ⑩「法人全体」について ア.基本金を取り崩して450万円にしたのはなぜですか? イ.法人全体の経理や人事を担当している総務職員の人件費はどのように振り 分けていますか? ウ.○○弁護士の費用はどこに計上されていますか? エ.○○○○(給与計算委託業者)の委託費用はどこに計上されていますか? オ.労働保険料はどのように各事業所に振り分けて計上していますか? カ.燃料費を削減する為に業者を変更したそうですが、法人全体で燃料費が 前年度よりも180万円増えているのはなぜですか? 3 (2)工事および業者の変更について 次の費用について、「実際に支出した明細書(または契約書) 」と「比較検討した 他の業者の見積もり資料」を提示して下さい。 ①「ヘルパーステーションもとまち」と「相談センターもとまち」の移転に伴う 改修工事 (平成25年11月頃) ②「相談センターこゆるぎ」と「相談センターもとまち」の統合に伴う改修工事 (平成26年3月頃) ③「恒道園」および「もとまちの家」の給食業者の変更 (平成26年4月) ④「グループホームかわわの家」の床改修工事 (平成26年5月頃) (3)相談センターの統合について ①相談センターを統合した理由は何ですか? ②統合することは、誰が、いつ、どのような手続きを経て決定しましたか? ③次の点について、統合前と統合後の状況がわかる資料を提示して下さい。 ア.相談センターの収支状況の変化がわかる資料 イ.相談件数(市町村別)の変化がわかる資料 ウ.統合作業にかかった費用を提示して下さい。 (改修費用、引越し費用、備品等の購入費用 等) (4)平成25年度決算書の「決算付属明細書(本部会計・一般会計・公益事業会計)」を 提示して下さい。 (5)平成26年度上期決算書を提示して下さい。 5.介護報酬請求ソフトについて 介護報酬請求ソフトの選定に関しては、昨年から各事業所より「○○○○」を継続 して欲しいという希望を出していますが、その後、法人からは一切報告がありません。 4月の介護保険改正に向けて、新制度に対応したソフトの導入が早急に必要です。 介護報酬請求ソフトの導入時期を明確に示して下さい。 6.医療体制について 医療体制の説明の為、平成27年2月5日の団体交渉には木島豪氏の出席または文 書の提示をお願いしましたが、どちらも実行されませんでした。 大磯恒道会の特別養護老人ホームの医療体制について、ご家族でも理解できるよう 明確な文書を提示して下さい。 4
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