平成27 年3月4日 No.12(3月号) 発行 東大和市立第三中学校 〒207-0016 東大和市仲原2−7 ℡ 042-564-5411∼2 e-mail hy-3[email protected] http://www.m-net.ne.jp/~hyama3c http://www.m-net.ne.jp/~hyama3c 「 我が家が一番 」 校長 志田 裕治 「北風と太陽」というお話しがあります。北風 っと冷めた給食と違って、温かくておいしい夕ご と太陽が、人の着ているコートをどちらが脱がせ 飯が食べられたり、家族とゆっくり話ができたり られるかという競争をしたお話です。北風はヒゥ することで、また明日の元気を回復できるので ーヒゥーと強い風を吹きかけて、コートを吹き飛 す。こうした家庭でのよい生活こそ、中学生とい ばしてしまおうとします。でも人は寒いので、強 うまだこれから発達していく子供たちにとって い北風に吹かれるほどコートをしっかりと着てし 欠かせない時間です。 まいますから、北風がどんなに一生懸命吹き飛ば そうとしても、結局コートを脱がせることはでき 学校ではちょっと元気がなかったり、悩みがあ ませんでした。次に太陽が、ぽかぽかと暖かい日 りそうな子供たちに話を聞くことが毎日のよう 差しを送ると、着ていた人 にあります。元気のない時の原因は様々ですが、 は空を見上げて、「ああ、 なかでちょっと気になるのは、家庭での悩みを抱 暖かくなったな」と嬉しそ えた子がここのところ多くなっている点です。前 うにコートを脱いだので 述したように、困ったことを親に相談したりする 太陽の勝ちになった、とい ことはもちろんですが、他愛のない学校での出来 う童話です。やはり人間に 事や友達には話せないことなどを、ふんふんと親 は暖かさが必要なのだと に聞いてもらったりすることで、自然に気持ちを いうことでしょう。 整理して落ち着かせることができるのです。その 聞いてくれる相手がいなかったり、十分に聞いて 生徒たちにとっても、暖かさは必要です。朝か もらえなかったらどうでしょう。だんだんストレ ら学校に来て、1日5∼6時間の授業を受け、そ スがたまると思います。また、食事を自分たちだ の後委員会活動や部活動を夕方遅くまでやって帰 けで食べなければならないことが続くことは、子 ります。自分とは違う大勢の同級生の中での生活 供にとって楽しいこととは言えないでしょう。 ですから、マイペースでできることは少なく、様々 な場面で自分をみんなに合わせていかなければな 3年生の入試面接練習で、「毎日遅くまで働いて りません。大人になっても社会で生きていく以上、 いる親に感謝しています」と話した三中生が何人 同じことを続けなければならないのですから、そ もいて感心しました。生徒たちは親が苦労して働 の訓練の場としての学校生活の体験は大切です。 いていることを、十分にわかっています。そうし でも、私たち大人もそうですが、生徒が学校で気 た中で、我が子を見てちょっと元気がないな、と を遣い、頭を働かせ、体を使って疲れて帰っても、 思ったら、家庭で暖かく接してあげるようにして 自分の家に帰って、ほっと一息付くことができる ください。また、気になる様子や変化が見られた ことが大切です。家に帰れば誰にも邪魔されずに ら、担任にもご相談いただき、早めに解決できる 自分の好きなことができる時間がとれたり、ちょ ようにしていきましょう。 1 学力向上に向けて 小中一貫教育に向けて∼三中グループ∼ ―進路選択― 24日(火)小学生体験授業 進路選択と毎日の学習 三小・五小・六小の6年生が体験授業にやっ 進路指導主任 主幹教諭 嶋津 弘興 てきました。始めは少し緊張した顔が見られま 「どんなふうに進路を決めていったらいいのか?」と したが、中学校に入学する不安が少し解消され たようです。 か「なぜ勉強するの?」といった漠然とした疑問や不安 社会 国語 を感じている人も少なくないと思います。少しでもそん な疑問のヒントになればと思い、ページをいただきまし た。 まず、3年生になったらどのようにして進路を決定し ていくかということについて簡単に説明します。 卒業後の進路は大きく分けると、進学と就職です。現 体育 状では多くの生徒が進学を希望しています。進学にも、 高等学校、高等専門学校、専修学校などの選択肢があり ますが、ほとんど高等学校に進学しています。高等学校 は、都立高校・私立高校があり、経済的な負担の少ない 都立高校への希望が多いのですが、私立高校には部活や 理科 進学指導などに非常に力を入れている学校や授業や校 技術 風に特徴がある独自の教育を行っている学校が多数あ 国語・社会・理科・ ります。 体育・技術の授業を 受けました。 3年生になると、年間3回の「進路面談」、年に5回 ほど実施される「進路学習会」・「進路希望調査」、自分 感想の一部 の現在の学力を判定する「復習確認テスト」などが行わ れ、夏休みや2学期などを利用しての「学校説明会」「体 ・三中がどんな学校でどんな授業をやるのかも分かっ 験授業・体験入部」「文化祭」への参加など、突然忙し て良かったです。早く中学校に行きたいという気持 くなります。 ちになりました。 ・中学校の授業はとても難しいというイメージがあり では、進路について考えるのは3年生になってからで ましたが、優しく教えていただいたので楽しかった いいのでしょうか? です。 それぞれの高校では、独自の目標をもっています。例 ・中学校で体験授業を受けてとても緊張したけど、先 えば、難関大学への高い進学率を目指す高校は学力の高 生の話が分かりやすくて良かったです。 い生徒を求めます。運動部や文化部の全国や都での活躍 を目標とする高校は、その能力の高い生徒を希望しま 第2回三中グループ講演会 す。学習でも、部活でも求める水準が高い高校に進学し たければ、早い時期からの思い入れと相当な努力が必要 2月21日(土)第三小学校を です。 会場に野菜ソムリエの「立原 瑞穂 3学期の始業式に3年生の代表が、「早い時期からま じめに勉強しておいたほうがよい。」という言葉を伝え 先生」による講演会を行いました。 ていましたが、1年生、2年生のうちから自分の進路に 子供がすくすく育つとっておきの 興味をもち、目標をもって努力してこそ、自分の力を伸 レシピ紹介など、とても参考にな ばすことができ、希望の進路に進むことができます。毎 り参加してよかった、といった感 日の勉強や定期考査への学習の積み重ねが、自分の進路 想をたくさんいただきました。 を切り拓くことになることを忘れないでください。 2 連載2 しっぽのどんちゃんの変身 学校運営連絡協議会が 行われました 美術科 新海 貴子 教諭 2月27日(金)、今年度最後の学校運営連絡協議会が行われました。 委員の方々には、展示見学・授業見学、そして、給食を食べていただ きました。参加された委員の方から、 「全体的に落ちついた雰囲気ですね」 「1,2年生移動教室や職場体験 の新聞など、とてもよくまとめられていました」 「3年生の修学旅行コーナーではいろいろな形の表現があ りよかった」とおっしゃっていただきました。不登校生徒の地域での見守りの必要性についてや、避難場所 として機能するように「三中と地域の防災マニュアル」の策定や「防災訓練」の必要性についても話し合わ れました。委員の皆様、1年間ありがとうございました。 3 展示会・授業公開 2月27日(金)3月1日(月)、展示会・授業公開を行 いました。2日間の開催でしたが、大勢の保護者、地域の 方にご来校いただきました。ありがとうございました。 小中一貫に向けて 日 新入生説明会 2日(月) 2月24日の体験授業につづいて、三小・五小・六小の 6年生が新入生説明会にやってきました。入学前に何度も 中学校を訪れるのは不安の解消にきっと役立つはずです。 生徒会による三中の説明と展示見学、部活見学をしました。 曜 1 日 2 月 3 火 4 行 事 生徒会朝礼・展示会、授業公開終 了小学生三中説明会 1年生保護者会 SC 水 5 木 2年生保護者会 SC 6 金 安全指導 7 土 校庭整備 8 日 9 月 学年朝礼(3年生) 10 火 3年生球技大会 SC 11 水 専門・中央委員会 12 木 SC 13 金 3年生救急救命講習 14 土 15 日 16 月 「書き初め展」で、1年明才地茉弥さんの作品 17 火 が特選に選ばれました。 18 水 19 木 卒業式前日準備 SC 20 金 第42回卒業式 21 土 春分の日 22 日 23 月 24 火 大掃除 25 水 修了式 す。20日の 26 木 春季休業 始 卒業式は、き 27 金 れいになった 28 土 学校で迎えら 29 日 ることと思い 30 月 ます。 31 火 三中説明会 先輩の案内で展示見学、部活見学をしました。 平成26年度 東京都中学校書写研究会主催 校庭整備が行われます PTA 主催の校庭整備が7日(土) に行われます。1、2年生は卒業式 に向けての校庭整備。3年生は生徒 机の天板張り替え作業や卒業式で 使う「ひな壇」を新たに6台組み立 てます。この作業は東三会の方にご 協力いただきます。 今年最後のボランティア活動で 4 全校朝礼 卒業式予行 3年生を送る会 多摩湖駅伝 学年朝礼(2年生) 給食終了 避難訓練 SC…スクールカウンセラー
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