菊陽町地域公共交通活性化協議会 (熊本県菊陽町) 概 要 【菊陽町巡回バスの概要】 中央循環線:日∼金曜日、光の森や役場など中心部を運行 東部循環線:月・水・金曜日、戸次や熊本リハビリテーションなど東部地区を運行 南部循環線:日・火・木曜日、井口や三里木など南部地区を運行 北部循環線:月・水・金曜日、沖野や古閑原など北部地区を運行 西部線:月・水・金曜日、光の森や武蔵ヶ丘、花立など西部地区を運行 南部線:月∼金曜日(祝日、学校休業日は運休)南小児童の登下校に利用 平成14年に菊陽町巡回バスを運行開始したが、近年は利用者が一定数で推移し ていること、人口の増加に伴い光の森地区の形成や菊陽第二土地区画事業の進 展により町の姿が変わっていることから巡回バスなどの公共交通の見直しが必要 になった。そのことから、平成25年10月より巡回バスの大幅な見直しを行った。 運行の主体:産交バス株式会社、熊本電気鉄道株式会社 ※参考資料 菊陽町地域公共交通ネットワーク計画 事業名:25年度地域内フィーダー系統 計画、目標(Plan) 本町では、住宅団地「光の森」や、菊陽第二区画整理事業の進展により人口が増加し、町の姿が変化し ている。一方では、開発から40年以上経過した「武蔵ヶ丘団地」、町の北部・南部地区では高齢化率が比 較的高く、移動手段に困る高齢者の居る地域がある。 誰もが安心して移動できる地域公共交通システムの構築の一環として、交通弱者の買い物を中心に通院 にも配慮した移動手段確保を目的とし、平成25年度の目標利用者数を12,000人とする。 ・菊陽町地域公共交通ネットワーク計画(平成25年度∼平成27年度):町民等の生活利便性向上 ネットワーク計画等の取組み(Do) 全世帯アンケート調査や住民意見交換会等を行い得たデータの分析結果を基に路線・運行の見直しを 実施 巡回バスの周知を図るため、車両のラッピングやバス停のデザイン変更、案内パンフレットを全世帯に 配布、利用方法について出前講座を実施 また、利用者の希望に合わせた時刻表「マイ時刻表」を作成 実施状況、目標の達成(Check) 巡回バス全路線(南部線を除く)の平成25年度延べ利用人数目標値12,000人に対して17,994人 であった。 目標値を上回った理由として、町内全域をカバーする路線網に再編したことや便数を増やしたこと、車両 のラッピングやバス停のデザイン変更等で周知を図った結果、住民への認知が広まったことが考えられ る。 基礎データ 人 口:3,9300人 (平成25年4月現在) 面 積:37.57平方キロメートル 高齢化率:17.4% 補助対象の系統数:地域内フィーダー系統 自治体負担額:H25 24,604千円(確保維持事業のみ) 協議会開催数:協議会1回、書面審議1回 今後の課題、対応(Action) 地域、老人会、子ども会などのグループを対象に利用方法の説明する出前講座を行うことで、バスの認 知を高め、日常的に利用する意識づくりに取り組む。 バスに関する適切な情報発信を行い、利用者の増加に努めるため、案内パンフレットの配布や広報紙、 町ホームページを活用する。また、バスロケーションシステムを導入し、現在のバス位置や到着予定時 刻の情報発信を行い、利用しやすい環境づくりを行う。
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