操縦性及び安定性用語

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J I S 原 案
J A S O 案
テクニカルペーパ案
審議報告書
制
改
定
正
小改正※:1~5 項のみ記載
1.規格番号・規格名称
JASO Z208 操縦性及び安定性用語
2.適用範囲(スコープ)
この規格は,自動車(二輪自動車を除く)の操縦性及び安定性に関する用語及び定義について規定する。
3.審議経過
分科会: 操安性 分科会 活動期間: 2013年 5月 ~ 2014年 12月( 9回開催)
分科会長: 平田 直 (マツダ)
幹事: 木戸 孝二 (マツダ)
部
会:
アクティブセーフティ 部会審議
2015年 1月
規格委員会審議:
2015年 2月
4.制定・改正の目的
この規格は,操縦性及び安定性用語の標準化を図るための用語規格(1994年改正)であるが,近年の技術の
動向を反映させ,大型車用語を取り込んだものに更新することが望まれていた。日本としてその改正に協力
してきた関連する国際規格ISO 8855が2011年に発行されたことを受けて,その技術的内容を包括しJASO
として国内に展開する。
5.制定・改正の主眼点(ポイント)
近年の技術動向(4輪操だ車両の実用化など)を反映させるとともに,大型車及び連結車両を適用範囲に含
めることによって,新しい用語を追加する。また,現行用語についても,最新の業界の実状に合わせて定義
内容を見直す。規格改正にあたり,できる限りISO関連規格との整合性を確保させた。
6.制定・改正の期待効果(ベネフィット)
操縦性及び安定性用語を規定するこの規格は,業界内での有用性が非常に高く,その標準化によって,国際
的に通用する品質及び業界技術力の向上が期待できる。
7.制定・改正の緊急性・必要性
この規格は前回の改正から19年が経過しており,近年の技術動向を反映し,また最新の国際規格と整合し
た用語規格に改正することが必要となっている。
8.規格の構成(本文、附属書(規定)、附属書(参考)、解説等)
本文:序文,1.適用範囲,2.分類,3.用語及び定義,解説,索引
9.関連する規格
(1) JISの場合:対応国際規格番号・整合性コード(IDT, MOD, NEQ)
なし
(2) 国内規格:JIS, JASO 他、業界規格等
なし
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規格委員会資料 No.67
(3) 外国規格:DIN, SAEなど
なし
(4) 国際規格:(1)以外のISO, IEC
ISO 8855
10.関連する法規
(1) 1958年協定(UN ECE)
なし
(2) 1998年協定(UN GTR)
なし
(3) 国内法規との関連:
なし
(4) 海外法規との関連:
なし
11.関連分野との連携・協業 (自工会、部工会、車工会、及び規格協会以外の団体等)
なし
12.審議中の問題点/課題
(1) 体系及び分類について
現行規格を踏襲するか,ISOに準じたものにするかについて審議した結果,用語体系の分かりやすさを図る
ために,現行規格ではコンポーネント(シャシ部品)の順番に用語が並べられていたものに対して,“操
縦性及び安定性”の技術の体系に沿ったISO 8855に準じたものに変更した。
(2) 番号,用語,及び用語の定義について
・番号については,前項のとおり体系及び分類を大きく変更したことから,現行規格で付与されている番
号を踏襲するか,新規に付与し直すかについて審議した。その結果,分かりやすさを図るために,新し
い体系及び分類に合わせて用語の並び順を変更し,新たに番号を付与することとした。この用語の並び
順としては,分かりやすく整理して並べられているISO8855にできる限り準じるようにした。
・用語については,次の考え方により選択した:①ISO8855で定義されている用語は基本的にすべて採用
する,②従来からある定義でSAEにある項目は採用する,③日本独自で慣用的に使われているものは採
用する,④時代的に又は一般的に使われなくなったものは削除する。
・用語の定義については,技術の国際標準化の視点から,ISO 8855で使用されている定義は基本的に踏襲
し,一部従来の定義を変更した。ただし,内容が実情に適さず,日本的な定義の定着しているものは,
それを採用するか併記とした。
・参考用語及び慣用語は廃止することとし,必要なものについては同じ内容を正式な用語として定義した。
13.国際提案(規格/基準)の可能性
なし
14.規格の要旨/アブストラクト(500文字以内)
この規格は,操縦性及び安定性用語の標準化を図るための用語規格である。前回の改正から19年が経過し
ていることから,近年の技術動向を反映させ,かつ大型車用語を取り込んだものに更新する目的で,新し
い用語の追加(125語),及び現行用語の定義内容の見直しを行うことによって,業界内での有用性が非常
に高い用語規格とした。また,最新の国際規格と整合させ,国際的に通用する品質及び業界技術力の向上
が期待できる。
以上
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