営農 稲作管理情報(土づくり

平成 27 年3月25日
稲作管理情報 (土づくり)
高岡市農業協同組合
高岡 農林振興セ ンター
高品質で安全・安心な米づくりは、元気な土づくりと育苗から!!
気象変動に負けない丈夫な稲を作り、高品質で美味しいお米を生産するためには、
継続的な土づくりが重要です。土づくりを行うとともに健苗づくりを行いましょう。
ケイ酸質資材の施用
~ケイ酸分の補給と酸性土壌の改善を~
○昨年秋に土壌改良資材を散布されていないほ場では、春施用をしましょう。
○ケイ酸質資材は、葉や根を丈夫にし、病気や倒伏に強い稲体になります。
○ケイ酸は、水稲に多く吸収されることから、毎年の施用が必要です。
土づくり資材の施用量の目安
資材名
施用量
(kg/10a)
有機加里入りシリカロマン2号★
シ リ カ ロ マ ン
砂 状 ケ イ カ ル
80kg以上
80kg以上
200kg
成分含有量(%)
ケイ酸 アルカリ分
加里
20
34
4
25
45
-
31
48
-
★印はカリ入りなので、エスアイ加里(中間追肥)の施用を省けます。
たいひ
有機物の施用
~堆肥散布で地力を高めよう~
有機物の施用量の目安(10a 当たり)
堆肥の種類
施用量
発酵鶏ふん
牛ふん堆肥
有機物
パワー
75~100kg
1~2t
堆肥を 施用す る と
土壌の保水性や
通気性が良くなり、
根張 り が 向上し ま
す。
肥効を 持続さ せ る
効果もあります。
注)春に牛ふん・豚ぷん堆肥、発酵鶏ふんを施用したほ場では基肥チッソを1~2kg/10a 減肥しましょう。
深耕の実施
~春は深起こしで作土深の拡大を図ろう~
○プラウやスタブルカルチ等の活用により、現状プラス 3 ㎝の深起こしをしましょう。
○春耕時はトラクターの速度を落とし、作土深 15cm 以上を確保しましょう。
育苗作業の目安
~コシヒカリの田植は 5 月 15 日を中心に~
○田植日に合わせて育苗計画を立てましょう。
○育苗日数の目安は20日間とし、ガッチリ苗に仕上げましょう。
(育苗日数は播種した日からの日数です。
)
品種
田植日
浸種開始
催芽
播種
ハウス
搬出
田植
育苗日数(注)
てんたかく
てんこもり
5/5
4/1
4/12
4/13
4/17
5/5
23 日程度
5/10
4/8
4/18
4/19
4/22
5/10
22 日程度
5/15
4/16
4/24
4/25
4/28
5/15
20 日程度
コシヒカリ
○ご不明な点は JA 高岡 担当営農指導員 または 高岡農林振興センター 高岡班(26-8477) までお尋ねください。