4. i-Newsのあゆみ

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i-Newsのあゆみ
クリス鳥生・藤倉晶子
今治の皆さまに愛されているi-Newsが、2014年10/11月号で100号を迎えることになりました!i-Newsは今から16年あ
まり前、1998年4月に創刊されました。i-Newsグループの前身である今治ヘルピング ハンド アソシエーションという
グループが、自分たちの活動を通じて、今治市とその周辺に住む方や外国人に、地域社会にとけ込み親しんでもら
うことを目的として活動を始めたのがきっかけでした。今治ヘルピング ハンド アソシエーションは、最初の活動と
して、1997年に日本語と英語を併記した市内地図i-map(イマップ)を作成しました。そしてその1年後に、今治市や周
辺部で行われる余暇や行事、市役所の業務、地域の情報、映画やコンサートなどの案内を掲載した、日英併記の情
報誌i-Newsが創刊される運びとなりました。
!設立者である佐々木さんの素晴らしいリーダーシップのもと、今治市・今治市国際交流協会の援助を得て、日本
人・外国人合わせて13名のスタッフが創刊に向けて力を合わせました。当時はスタッフの中でパソコンを持ってい
る人もほとんどいなかったので、慣れないタイピング作業も、1号分をたった1人のスタッフでこなさなければなら
ないような状況でした。もちろん、まだ今治ではインターネットも普及していなかったので、例えば、手書きの原
稿をもらって、時にはほぼ判読不能といったこともあったのですが、翻訳者に届けて、訳してもらったものをまた
取りに行き、(もしくはコンビニ前とかで待ち合わせし)それをタイピストに届け、タイプしたテキストと画像など
をフロッピ―ディスクに入れて、レイアウト担当者に届けて、といったように、一つひとつの記事に大変な手間をか
けていました。何かを決めるときには必ず集まって、夜遅くまで相談したことも何度もありました。今では楽しく
懐かしい思い出です。(A.T.)
!このようにメンバー手作りで始まったi-Newsですが、このi-Newsという名前の由来をお話しましょう。まず、i-News
はニュース( N e w s )を掲載しています。そして、 i という文字には3つの意味があります。 i m a b a r i (今治)、
information(情報)、そしてinternational(国際的)のiです。創刊から3号くらいまでは、今治やその周辺の行事・イベ
ント情報を、地元在住の外国人と日本人のどちらにも読んでもらえるように、英語と日本語で掲載していました。
その後、6号を出版する頃には、地元の情報だけでなく、興味深い読み物も掲載されるようになり現在まで続いて
います。記事のテーマも、近場や海外への旅行記をはじめ、日本の習慣などにまで及び、とにかくみんな書きたい
ことを書いてくれています!
!i-Newsは創刊以来、いくつかの変化を経てきています。そのうちの一つは、サイズです。2003年4
/5号まではB5サイ
ズでしたが、現在はA4サイズです。1999年6月からは、長年親しまれたロゴを使用していましたが、それも2013年
12月から現在のものに変わりました。大勢の人が表紙のデザインをしてくれました。中でも多くの表紙を提供してく
れた方が3名いて、当時高校生だった曽我部亜野さん、地元在住の画家、井畑慎二さん、昨年からは、大西町ALT
井畑信次
のウィル・チャンさんです。みんなそれぞれ個性的な表紙をデザインしてくれますので、毎回次号の表紙が楽しみで
す。
!表紙のデザイナーたちの貢献ももちろんですが、毎号記事を集めるのも、手間がかかります。執筆をお願いした
り、後押ししたり、時には懇願したりして記事を集める編集長も、大変な仕事です。これまでに6名が編集長をし
ました。佐々木みな子さん(1998年∼2000年)、アップル社のパソコンを駆使したレイアウトで八塚卓也さんがサポー
トしました。神村伸子さん(2001年∼2003年)、藤倉晶子さん(2003年∼2004年)、谷口ゆかりさん(2005年∼
2009年)、柳原美智恵さん(2009年∼2013年)、そして、私、クリス鳥生(2013年∼現在)です。マーチン・サモア
さんがレイアウトをしてくれています。これらの方々の他にも、数えきれない日本人と外国人の記事ライター、翻訳
ボランティアがi-News作成のために時間や労力を提供してくれました。皆さんの助けがなければ、i-Newsは100号を
迎えることはなかったでしょう!
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i-Newsグループは、i-News作成だけではなく、1999年には数名の外国人スピーカーを迎え、最初のティーパーティを
開催しました。それからずっと、春と秋に数名ずつの英語ネイティブを迎え、様々なテーマでスピーチをしてもらう
ティーパーティを開催していました。(私もスピーカ―になったことがきっかけでi-Newsに加わりました。)自慢の
イベントであるハロウィーンパーティを含め、子ども対象のパーティも人気がありますし、チャリティーイベント
や、ダンスパーティまでも、2度ほど開催しました。
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i-Newsは、もう始まった頃の手作りニュースレターではありません。私たちの活動は、形を変え確実に発展していま
す。そして、進歩している!と思います。この場をお借りして、ご協力いただいているボランティアの方々、以前に
メンバーだった方々、現在のメンバーの方々、そしてi-Newsを読んで下さっている読者の皆様、全てにお礼を申し上
げたいと思います。本当にありがとうございます!次は200号を迎えられますよう、これからも頑張ります!(K.T.)
I-News October/November 2014 The 100th Issue 4