肥満関連遺伝子検査(PDF) - タカラバイオ株式会社 遺伝子工学研究

遺伝子検査支援サービス No.1
SNPタイピング
肥満関連遺伝子解析
肥満に関連する3種の遺伝子を解析することにより、その人の体質を把握することができます。解析は適切な品質管理体制がとら
れた国内の自社遺伝子検査施設(バイオメディカルセンター)で行い、検査品質や個人情報保護も万全な態勢で実施いたします。
β3アドレナリン受容体遺伝子
β3-アドレナリンレセプター(β3-AR)は、脂肪細胞に多く分布しているタンパク質です。ノルアドレナリンが脂肪細胞のβ3-ARを刺激
すると、貯蔵脂肪の分解を亢進させます。β3-ARは、野生型(WT)と変異型(Trp64Arg)が知られており、変異型は脂肪を分解しづ
らくなり、野生型よりも基礎代謝量が低下することが報告されています。
UCP1遺伝子
UCP1は主に褐色脂肪細胞に存在し、ミトコンドリア内での脂肪燃焼(熱産生)に必要なタンパク質です。野生型(WT)と変異型
(Met229Leu)が知られており、変異型は脂肪燃焼しづらくなり、野生型よりも基礎代謝量が低下することが報告されています。
β2アドレナリン受容体遺伝子
β2-アドレナリンレセプター(β2-AR)は、心臓や気管支平滑筋、脂肪細胞に分布しているタンパク質です。β2-ARへの刺激が心拍
や気管支拡張のエネルギー需要に関与し、脂肪分解・エネルギー供給を亢進させます。β2-ARは、野生(WT)と変異型(Arg16Gly)
が知られています。 変異型は脂肪を分解しやすく、野生型よりも基礎代謝量が増えるとともに、タンパク質の代謝も亢進し、筋肉も
衰えやすいことが報告されて います。筋肉が衰えた状態は、基礎代謝も低下しています。結果、脂肪がついても燃焼しづらくなり、
ダイエット効果も得にくくなります。
β3-AR
野生型遺伝子
UCP1
β2-AR
変異型遺伝子
太りにくい
標準
安静時基礎代謝量
標準
-200 kcal
-100 kcal
標準
+300 kcal
太りやすい
<参考文献>
・ Yoshida T, et al (1995) Mutation of β3-adrenergic-receptor gene and response to treatment
of obesity. Lancet 346:1433-1434.
・ Sakane N, et al (1999) β2-adrenoceptor gene polymorphism and obesity. Lancet 353:1976.
・ Kogure A, et al (1998) Synergic effect of polymorphisms in uncoupling protein 1 and β3adrenergic receptor genes on weight loss in obese Japanese. Diabetologia 41:1399.
受託サービスの流れ
【受入サンプル】
【サンプル送付方法】
唾液、口腔内粘膜(スワブ)、血液、
ゲノムDNA等
サンプル、解析依頼書の送付
ゲノムDNA抽出
平日着指定にて下記住所宛にお送りください。
検体の送付方法については、必ず事前にお問合せください。
タカラバイオ株式会社 バイオメディカルセンター
〒525-0058 滋賀県草津市野路東七丁目2番62号
TEL: 077-567-6230
mail : [email protected]
ヒト臨床検体の場合、事前に臨床検体情報提をご提出いただく必要があ
ります。必ずサンプル送付前にお問合せください。
詳細はウェブサイトをご覧ください。
【参考価格】 ¥10,000
SNP検出、情報解析
(税別)
※検体数や作業仕様に依存しますので、お気軽に
お問い合わせください。
【参考納期】 10日程度
納品
【納 品 物】 解析レポート
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ウェブサイト http://catalog.takara-bio.co.jp/jutaku/