BYKの「表面・界面のコントロール」 BYK 添加剤により「表面・界面」をコントロールできます。また耐スリキズ性向上や手触り感などの機能付 与にも役立ちます。 固体(粒子)と液体の界面を制御する分散剤 DISPERBYK-2152 分子の立体構造制御によるあらたな特性DISPERBYK-2152で用いられた超分岐テクノロジー 核: アミン系顔料親和性ブロック o 顔料に吸着 内殻: 超分岐構造によりアミンをカプセル化 o 柔軟性が非常に高い → マトリクス樹脂との反応を抑制 外殻: 極性の調整 o 追加的な立体障害 分散特性も高く、マトリクス樹脂と不要な増粘 反応を抑制し貯蔵安定性に優れる分散剤 三次元的立体構造により、無溶剤、固形分100%の分散剤 ・DISPERBYK-2152 膜の表面張力を制御できます。 BYK-3560 ◎添加するだけで、膜の表面張力が 「上がる」 「下がる」ともに可能です。 塗膜の表面エネルギーアップ(極性項増加) BYK-3560を添加した自動車用水系中塗の例 塗膜に超親水性を付与:BYK‐3560 水接触角が大幅に低下 ポリエステル/メラミン 無添加 極性項 分散項 ターペン可溶アクリル BYK-3560 10sec. Very hydrophilic !! 5min. Very hydrophilic !! 無添加 BYK-3560 Effective Effective 中塗りA 水の接触角が小さくなり、自己洗浄性や防曇性が向上します。 また塗液の濡れ性も上がります。 撥水機能付与により汚れ防止・易洗浄性の向上 BYK-SILCLEAN 3700 /-3720 中塗りB 極性が高くなり、 この上に 塗る液の濡れ性が向上する。 多層カーボンナノチューブディスパージョン : CARBOBYK-9810 表面に局在化したポリシロキサンにより撥水性・撥油性が向上する。 OH基により架橋しているので効果が持続 ◎今まで取り扱いが困難だったCNTも分散体で供給します。 多層カーボンナノチューブディスパージョン : CARBOBYK-9810添加で塗膜の導電性向上 水系ポリエステル/メラミン焼き付け塗料 O O O O I O O I O I O I O O O I O [Ohm] O 架橋 架橋 表面に配向 表面に配向 溶剤型 BYK-SILCLEAN 3700 塗 膜 水系 BYK-SILCLEAN 3720 下 地 試料 表面張力 分散項 極性項 添加剤なし 26,6 21,8 4,8 4%* BYK-SILCLEAN 3720 22,5 22,3 0,2 1.00E+13 1.00E+12 1.00E+11 1.00E+10 1.00E+09 1.00E+08 1.00E+07 1.00E+06 1.00E+05 1.00E+04 1.00E+03 1.00E+02 1.00E+01 1.00E+00 導電性カーボン > 109 Ω ‒ 静電絶縁 105-109 Ω ‒ 静電消散 < 105 Ω ‒ 静電気導電性 CARBOBYK-9810 低濃度で導電性発現 0 0.5 1 2 CARBOBYK-9810 - 23 - 4 固形分に対して CNT(wt%)固形分 6 8 導電性カーボン BYKの「表面・界面のコントロール」 人の感触にも提案があります。 グリーンなツヤ消し剤 CERAFLOUR 1000 CERAFLOUR 1000: バイオ製品 再生可能資源 変性 CERAFLOUR 1000 マイクロナイズド 100% 再生可能 100% 生分解性 0% 合成 • バイオポリマーをベースとするマイクロナイズド添加剤 • 疎水性物質, 結晶性 • 加水分解に安定 • UV耐性 • 融点:175℃ • 代表的な粒子径:d10:1μm d50:4μm d99:20μm 下記、コーティング膜に添加したときの感触を調べてみました。 アンケート結果より コーテイング膜を触った心地よさ 各種ツヤ消し材料での手触り感アンケート結果‐1 コーテイング膜を触った心地よさ 各種ツヤ消し材料での手触り感アンケート結果‐2 2液ウレタンクリヤー ワックスのソフトフィールが評価される 2液ウレタンクリヤー 表面のすべりが評価される 融点℃ d50:μm どちらが心地よいですか? どちらが心地よいですか? Silica 115 8 Silica CF929 135 9 CF929 160 9 CF950 160 18 CF970 175 5 CF950 CF970 CF913 CF1000 0 5 10 15 20 これのみシリ コン系スリッ プ剤を添加 CF913 CF1000 人 25 0 10 20 30 40 人 50 機能付与では、二つの異なるアイデアの耐スリキズ性向上技術があります。 ナノ粒子ディスパージョン 「再フローモデル」 「架橋密度アップモデル」 ナノ粒子ディスパージョン:再フローモデル 傷負荷 修飾鎖 ナノ シリカ ナノ粒子ディスパージョン:架橋密度アップモデル 表面 通常のマトリクス 硬化 一般的な架橋密度 オリゴマー樹脂 架橋密度上げると クラッキング 拡大図 収縮応力 マトリクス樹脂 ナノ粒子添加 ナノ粒子有 SiO2 傷拡大 ナノ粒子無 浅くてなめらか 硬化 修飾鎖末端の二重 結合によりオリゴ マーと架橋 アクリル官能基 オリゴマー樹脂 深くてぎざぎざ 架橋密度の向上 NANOBYK®-3605 - 24 -
© Copyright 2024