杭基礎のトラブルとその対策

トラブルと対策シリーズ①
杭基礎のトラブルとその対策
に同書の改訂版を発刊いたします。加えて,改訂版の編集を担当された方々によって,
その内容を詳しく解説する講習会を開催いたします。
(第一回改訂版)
この貴重な機会に,多くの皆様方のご参
22 年ぶりの大幅改訂!
杭基礎の設計・施工にあたって、同じ
失敗やトラブルを繰り返さないことを目的
として、1992 年 4 月に本書の初版が発刊
されました。
しかし、初版の刊行から 22 年経過し、
その間に新工法の開発、施工方法の変
化など、杭基礎工法は大きく様変わりし
ました。そこで、これらの変化に対応する
ように、新たにトラブル事例を収集し、解
説も充実させたのが、「第一回改訂版」
の本書です。
杭基礎を扱う設計者・施工者はもちろ
ん、発注者にも必携の一冊です。
B5 判 252 ページ 平成 26 年 11 月発行
ISBN 978-4-88644-554-4
会員価格:3,240 円 定価:4,750 円(税込み)
送料 450 円 発行:公益社団法人地盤工学会
FAX:03-3946-8678
主な特徴
・ 公表されないことが多いトラブルの事例を、アンケートにより延べ210件収集
・ アンケート結果を分析して、トラブルの種類と要因について考察
・ 具体的なトラブル事例を紹介したページを、大幅に増加
事例数 初版:57件 → 改訂版:78件(うち新規の事例56件)
・ トラブルが生じた例だけではなく、トラブルを予知して未然に防いだ事例も掲載
・ 最近20年間に新たに開発された施工法も、新たに掲載
鋼管ソイルセメント杭工法 ・回転貫入杭工法 ・振動工法
・マイクロパイル ・住宅用小口径杭
本書のお申し込みは地盤工学会ショッピングカートを是非ご利用ください(http://www.jgs-shopping.net/)
公益社団法人 地盤工学会 書籍販売係 Fax 03-3946-8678
目
第1章
次
杭基礎におけるトラブルの概要
1.1
概要
1.2
調査・試験に起因するトラブル
1.3
計画・設計に起因するトラブル
1.4
施工段階におけるトラブル
既存杭
撤去後
ケーシング
崩壊
個所
鋼管
新設杭
1.5 供用段階におけるトラブル
第2章 場所打ちコンクリート杭のトラブルとその対策
2.1 概説
2.2 アンケートにみるトラブルの現状
2.3 トラブルの対処と防止対策
コンクリート
打設後
2.4 場所打ちコンクリート杭のトラブル事例(23事例)
例:・杭頭部のコンクリート強度不足
・杭頭部の鋼管の共上がり・落下
・杭頭部の形状不良
ケーシング
引抜き後
・杭頭部からの湧水
・支持層の不陸・傾斜の調査と掘削工法の変更
・既存杭撤去後の埋戻し不良による掘削孔の傾斜・崩壊と鋼管の傾斜
第3章 既製コンクリート杭のトラブルとその対策
3.1 概説
3.2 アンケートにみるトラブルの現状
3.3 トラブルの防止と対策
3.4 既製コンクリート杭のトラブル事例(24事例)
例:・既存杭撤去孔の埋戻し不良による杭心ずれ
・掘削部材摩耗による杭の高止まり
・新設杭が既存杭撤去孔に干渉
・簡易杭打機による事前の支持層深度調査
・軟弱な表層地盤と排土不良による杭心ずれ
第4章 鋼管杭のトラブルとその対策
・砂礫地盤における杭の縦割れ
リブ付鋼管
▽GL(施工基面)
4.1 概説
シラス地盤
ソイルセメント
4.2 中掘り工法
4.3 鋼管ソイルセメント杭工法
4.4 回転貫入杭工法
▽GL-30m
4.5 打撃工法
4.6 振動工法
ソイルセメント中
の水分が脱水
4.7 鋼管杭のトラブル事例(21事例)
例:・残存構造物(基礎)による杭の高止まり
・回転力の集中による金具の破断
激しい逸水が
生じたシラス地盤
・施工地盤の強度不足による杭の偏心
・支持層の不陸に伴う杭長変更への対応例
・地耐力不足による杭の傾斜・偏心
・開端鋼管杭の支持力不足
第5章 小径杭のトラブルとその対策
ボーリング
マシン
5.1 マイクロパイル
5.2 マイクロパイルのトラブル事例(3事例)
注入範囲
盛土
例:・二重管削孔時のボイリングによる孔底からの土砂流入
5.3 住宅用小口径杭
鋼管
5.4 住宅用小口径杭のトラブル事例(7事例)
例:・施工管理不足による支持地盤の貫通
14m
粘土
支持地盤
・擁壁下部地盤の支持力不足
・造成盛土による不同沈下(小口径鋼管杭)
・小口径RC杭の浮上り現象