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2015 年 1 月 9 日
文具・事務用品市場に関する調査結果 2014
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の文具・事務用品市場の調査を実施した。
1.調査期間:2014 年 10 月~12 月
2.調査対象:文具・事務用品関連事業者等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに文献調査併用
<文具・事務用品とは>
本調査における文具・事務用品とは、筆記具(鉛筆、万年筆、油性ボールペン、水性ボールペン、シャー
プペンシル、油性マーカー、水性マーカー)、紙製品(ノート、学習帳、手帳類、封筒、アルバム、ルーズリー
フ、レポート用紙)、事務用品(ファイル類、粘着テープ、印章類、ラベル類、事務用のり、黒板類〔ボード
他〕、修正用品、カッター、ステープラー、消しゴム、文具はさみ、電子文具、電子辞書)の 3 分野 27 品目を
対象とする。なお、水性ボールペンにはゲルインキボールペンを含む。
【調査結果サマリー】
2013 年度の国内文具・事務用品市場は前年度比 0.6%増の 4,704 億円と推計
2013 年度の国内文具・事務用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年度比 0.6%増の 4,704
億円と推計した。2011 年度まで縮小基調で推移していた当該市場であるが、パーソナルユースの高
機能・高付加価値商品が浸透している筆記具市場が復調に貢献している。一方で、紙製品市場は横
ばい、事務用品市場は依然として法人需要での経費削減の流れが強く、縮小基調で推移している。
‹
‹ 2013 年度は水性ボールペンが引き続き大きく伸長し、
油性ボールペンの市場規模を上回る
2013 年度の国内ボールペン(水性ボールペンおよび油性ボールペンの合算値)市場規模は、前
年度比 10.4%増の 415 億円(メーカー出荷金額ベース)となり、水性ボールペン、油性ボールペンとも
プラス成長で推移したと推計する。
水性ボールペンでは“消せる”ボールペンが引き続き大きく伸長し、当該市場の拡大を牽引し、筆
記具市場において最も構成比の高かった油性ボールペンの市場規模を上回った。一方、油性ボー
ルペンも個人需要に対応した“滑らかな書き味”の油性ボールペンが好調に推移するとともに、ノベル
ティ商品などの法人需要にも活発化が見られている。
◆ 資料体裁
資料名:「文具・事務用品マーケティング総覧 2014 年版」
発刊日:2014 年 12 月 24 日
体 裁:A4 判 391 頁
定 価:110,000 円(税別)
‹ 株式会社 矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越 孝
設 立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/
本件に関するお問合せ先(当社 HP からも承っております http://www.yano.co.jp/)
㈱矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム TEL:03-5371-6912 E-mail:[email protected]
本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。
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2015 年 1 月 9 日
【 調査結果の概要 】
1. 市場概況
2013 年度の国内文具・事務用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年度比 0.6%増の
4,704 億円と推計する。文具・事務用品市場は、景気後退の影響を受け、2011 年度まで縮小基調で
推移を続けたが、2012 年度にわずかながらも上向きに転じ、2013 年度も引き続き微増にて推移した。
2012 年度以降、当該市場の復調に貢献しているのは、個人需要に対応したパーソナルユースの高
機能・高付加価値商品が浸透している筆記具市場である。一方で、オフィス需要を主体とする事務用
品市場は、依然として経費削減の流れを強く受けている状況にあり、縮小基調の推移となっている。
分野別に 2013 年度の市場規模(同ベース)を見ると、筆記具が前年度比 6.0%増の 894 億円、紙
製品が横ばいの 1,667 億円、事務用品が同 1.0%減の 2,143 億円であり、筆記具市場が前年度に続き
プラス成長となった。筆記具市場は、水性ボールペンが引き続き大きく伸長し、その他の 6 品目も堅調
に推移した。紙製品では、数少ない成長品目であったノートが新規の話題に乏しく頭打ちとなった。
事務用品は、電子文具、黒板類(ボード他)の 2 品目が大きく伸びたものの、引き続き前年度を下回っ
た。なお、調査対象 13 品目のうち、前年度を上回ったのは 6 品目、横ばいが 1 品目で、残りの 6 品目
はマイナス成長であった。
図 1.国内文具・事務用品分野別市場規模推移
(単位:億円)
6,000
5,000
4,730
4,747
4,666
4,674
4,704
2,234
2,194
2,164
2,143
2,140
1,693
1,675
1,667
1,667
1,664
803
797
843
894
943
2010 年度
2011 年度
2012 年度
2013 年度
2014 年度(予)
4,000
3,000
2,000
事務用品
紙製品
筆記具
1,000
0
矢野経済研究所推計
注 1.メーカー出荷金額ベース
注 2.(予)は予測値
注 3.筆記具(鉛筆、万年筆、油性ボールペン、水性ボールペン、シャープペンシル、油性マーカー、水性マーカー)、
紙製品(ノート、学習帳、手帳類、封筒、アルバム、ルーズリーフ、レポート用紙)、事務用品(ファイル類、粘着テープ、
印章類、ラベル類、事務用のり、黒板類〔ボード他〕、修正用品、カッター、ステープラー、消しゴム、文具はさみ、電子
文具、電子辞書)の 3 分野 27 品目を対象とする。
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2015 年 1 月 9 日
2. 注目すべき動向~成長続ける国内ボールペン市場
2013 年度の国内ボールペン(水性ボールペンと油性ボールペンの合算値)市場規模は、前年度比
10.4%増の 415 億円(メーカー出荷金額ベース)となり、水性ボールペン、油性ボールペンともにプラ
ス成長で推移したものと推計する。
2013 年度の水性ボールペン(ゲルインキ含む)市場は、前年度に続き、“消せる”ボールペンが市
場規模拡大を牽引し、前年度比 15.2%増の 212 億円(同ベース)と大きく伸長したものと推計する。
2013 年度は、これまで筆記具 7 品目において最も構成比率が大きかった油性ボールペンの市場規
模を水性ボールペンが上回った。2014 年度も“消せる”ボールペンは好調を維持しており、引き続き
水性ボールペン市場の拡大を牽引していくものと予測する。
油性ボールペンの 2013 年度市場規模は、前年度比 5.7%増の 203 億円(同ベース)と推計する。
油性ボールペンは、学生や一般ユーザーなどの個人需要のほか、オフィス需要、別注品(名入れ商
品等)やノベルティ商品需要、流通小売業むけPB(プライベートブランド)商品需要など多岐に渡る分
野で使用されており、常に激戦状態にある。当該市場は、“滑らかな書き味”の油性ボールペンが
次々と上市されたことによって活性化した。個人需要の高まりに応じて、メーカー各社が投入する“滑
らかな書き味”の油性ボールペンは堅調に推移していることに加え、ノベルティ商品などの法人需要も
活発化が見られている。
2014 年度においても、引き続き水性ボールペン、油性ボールペンとも好調な推移が見られており、
国内ボールペン市場規模は、前年度比 9.2%増の 453 億円(同ベース)と大きく伸長するものと予測す
る。
図 2.国内ボールペン市場規模推移
(単位:億円)
水性ボールペン(ゲルインキ含む)
油性ボールペン
500
376
453
415
400
339
345
240
212
300
184
149
158
190
187
192
203
213
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度(予)
200
100
0
矢野経済研究所推計
注 4.メーカー出荷金額ベース
注 5.(予)は予測値
注 6.水性ボールペンにゲルインキボールペンを含む。
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