食中毒の発生について(第2報) 2月5日(木)に情報提供した 食中毒(疑い)の第2報 アンダーライン部は変更箇所 (平成27年2月8日 18:00現在) 南区保健福祉センター衛生課 (南保健所) 担当:石津,池尻 Tel 541-2234 保健福祉局食品安全推進課食品衛生係 担当:甲斐,山﨑 Tel 711-4277 (内線2258,2259) 1 探知 平成27年2月5日(木)9時頃,南区在住の市民から南区保健福祉センター(南保健所) に,「南区の飲食店で会食したところ,発熱,下痢等の食中毒様症状を呈した」との連絡が あった。 2 概要 平成27年1月31日(土)19時30分頃から南区の飲食店で喫食した1グループ13名 のうち8名が,2月2日(月)10時頃から発熱,下痢等の食中毒様症状を呈した。南区保 健福祉センター(南保健所)は下記飲食店が提供した食事が原因のカンピロバクターによる 食中毒と断定し,2月8日(日)18時から2月9日(月)18時までの1日間の営業停止 処分とした。 3 摂食者数(判明分) 13名(10歳代男性3名,10歳代女性3名,40歳代女性6名,50歳代女性1名) 4 症状 発熱,下痢等 5 有症者(判明分) 8名 (10歳代男性3名,10歳代女性3名,40歳代女性2名) ※受診者 4名(10歳代男性2名,10歳代女性2名),入院者なし ※全員快方に向かっている。 6 検査 ・・・・福岡市保健環境研究所で検査中 (1)有症者便 ・・・・6検体中3検体からカンピロバクター・ジェジュニを検出 (2)施設ふきとり・・・・4検体(冷蔵庫取手,水道蛇口,まな板,包丁) 検査中 (3)従業員検便 ・・・・2検体 検査中 (4)参考品 ・・・・1検体(鶏肉) 検査中 7 原因施設 (1)営業所所在地 (2)営業者氏名 (3)屋 号 (4)業 種 8 福岡市南区高宮二丁目1番40号 兼本 輝彦 大金星 飲食店営業 9 原因食品 上記施設で平成27年1月31日(土)に提供された食事 焼鳥(鶏つくね,鳥皮,豚バラ),サツマイモフライ,唐揚げ,ささみチーズ揚げ,ササ ミとムネ肉のカルパッチョ,鶏すき鍋,水たき鍋 原因施設に対する指導 (1)鶏肉の生での提供自粛 (2)食材の十分な加熱 (3)食品の衛生的な取り扱い (4)食器・器具等の洗浄・消毒の徹底 (5)施設の清掃,消毒の徹底 (6)手洗いの励行 (7)施設従事者の健康管理の徹底 10 措置処分 南区保健福祉センター(南保健所)は,以下の理由により,当該施設が平成27年1月31 日(土)に提供した食品を原因とするカンピロバクター食中毒と断定し,2月8日(日)18 時から2月9日(月)18時までの1日間の営業停止処分とした。 (1)有症者の共通食は,上記施設で1月31日(土)に提供された食事のみであること。 (2)有症者3名の検便から,カンピロバクター・ジェジュニが検出されたこと。 (3)疫学調査の結果,有症者の症状がカンピロバクター食中毒と一致していること。 (4)医師から食中毒患者等届出票が出されたこと。 報道機関の皆様へ 鶏刺しや鶏レバ刺しが原因と疑われるカンピロバクターによる食中毒事件は毎年多数発生 しています。報道機関の皆様におかれましては,別添資料を参考にカンピロバクター食中毒 の危険性について,市民の方へ広く注意喚起していただきますよう,お願いします。 〈参考〉福岡市における平成 26 年及び平成 27 年食中毒発生状況 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計 (件数) 2 0 0 3 1 2 2 1 2 1 0 0 14 (患者数) 18 0 0 10 4 7 2 11 21 3 0 0 76 (件数) 1 1 (患者数) 51 51 平成 26 年 平成 27 年 (注)現在調査中の件及び本件を含まない。
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