保健だより 3月号

発行:2015 年 2 月 25 日
保健だより
3月号
3月は、冬の寒さから春の暖かさへと、移り変わりを感じ取れるきせつです。外遊びでは自然に触れながら、春の日だまりの暖
かさや回りの木々などにも目を向け、子ども達が自然の不思議さに気づけるように努めたいと思います。元気に今年度最後の月
を過ごしたいと思います。
就学前に早寝、早起き、朝ごはんの習慣を
就学前までには規則正しい生活を身につけておきたいものですが、家庭によっては仕事先から帰るのが遅く、子どもが待ってい
るなど、難しい場合があります。それでも夜更かし、朝寝坊、朝食ぬきがいつものようになってしまうとボーッとしたり元気が
なくなったりと子どももつらくなります。
★朝起きたらやる順番を決めて練習しましょう
起きる →→→ トイレに行く →→→ 顔を洗う →→→ 着替える →→→ ご飯を食べる →→→
はじめは 1 人で出来ないので家族が一緒に声かけや見本を示します。
就学前には簡単な時刻や絵を入れてわかり易い表を貼ってみましょう。
また、小学校入学に向けて
・ハンカチ、ティシュはポケットにいれておく
・自ら手洗い、うがいを行う
・和式トイレにも慣れておく
・傘をさしたり、傘をたたんでしまう
・排泄の意志を自分で手を挙げて伝えられるように練習しておく
…などを確認しましょう。
歯磨きする
新聞記事より
保育園に入る際の健康管理
(神奈川新聞 2015 年 2 月 25 日)
新入園の季節がやってきた。幼稚園や保育園は友達をつくり、集団でせいかつしていくことに慣れていく場だが、多くの友達に
触れ合う中で、細菌やウイルスに感染することも多い。対処法を聞いた。
製薬会社のファイザー(東京都渋谷区)が今年 1 月、0~5 歳の子どもを持つ約 2500 人の母親を対象に行なった調査では、昨
年 4 月から 12 月の間に通院経験があるとの回答は、入園前の子は 67%だったのに対し、入園後は 80%に増加。通院回数も平
均で 4.4 回から 7.2 回に増加した。こうしたことは入園前の子どもを持つ母親にも理解されているようで、心配事として「トイ
レに自分で行けるか」
「友達ができるか」などに次いで、
「病気をもらってこないか」を挙げる母親が約 6 割いた。保育園に通わ
せる予定の母親に限ると、
「早起きができるか」
「好き嫌いなく食事ができるか」などを抑え、71.5%と心配事の 1 位を占めた。
◆対策について
対策としてはワクチンの摂取やうがい、手洗いの励行、しっ
かりとした睡眠などが挙げられた。しかし、これらの対策を
心がけているとの回答は 17.5%にとどまり、理解と対応の
間にずれがあった。
さいたま市内で小児科診療所を開業している峯真人医師は
「同じ年代の子どもが長い時間集まって過ごし、遊具などを
共有する幼稚園や保育園などでは、どうしても感染症のリス
クは高くなる」と話す。保護者は感染することを前提に、早
めの対処を考えて欲しいという。入園前後の子どもたちは自
分の体調の変化を上手に説明できない。峯医師は、せきや鼻
水など目立った症状はもちろん、「いつもより元気がない」
「食欲が衰えている」など、ちょっとした体調の変化を見逃
さず、医療機関を受診させたり、休ませたりするなどの対応
が大切、とアドバイスする。
《当園における健康管理について》
園においては、登園時に子どもの健康状態を把握し、記録す
ると共に、日々の生活の中でのうがい・手洗いを実施してお
ります。また、薄着を奨励し、長距離散歩を実施する他、午
前・午後ともに戸外活動の時間を十分に設け、子どもの体力
づくりに励んでおります。感染症の予防につきましては、衛
生管理マニュアルに基づき、予防に努めております。
予防接種の受け忘れ大丈夫?
風疹で障害の赤ちゃん42人に
(2015 年 2 月 23 日 19 時 08 分 NHK ニュース)
風疹は熱や発疹が出る病気で、妊娠初期の女性が感染すると生
まれてくる赤ちゃんの耳や心臓などに障害が出るおそれがあ
り、平成24年から25年にかけての流行では45人の赤ちゃ
んに障害が出ました。豊橋市保健所によりますと、先週、30
代から40代の男性4人が風疹と診断されたと市内の医療機関
から報告があったということです。また、隣接する静岡県の西
部保健所や浜松市保健所の管内でも、今月15日までの1週間
に30代から50代の男性10人が風疹と診断さ
れたと報告がありました。愛知県衛生研究所の皆
川洋子所長は「子どものころワクチンを接種する
機会がなかった男性の間で感染が広がったとみら
れる。風疹は今の時期から夏にかけて流
行することが多いので、特に妊婦
の夫、それに妊娠を希望する女性
とパートナーはワクチンの接種を
受けてほしい」と話しています。