高見の森保育園からの再評価コメント(PDF形式96KB)

「第三者評価に参加して~事業者からのコメント~」
高見の森保育園
園長 杉園弘充
平成19年に第三者評価に参加して、それなりの良い評価をいただいたが、私たちの気づかな
かった点も多々あり、それらの改善に努めてきました。
その後、数年経って再評価の参加の要請がありましたが、保育士にかける負担が大きいことで
参加を躊躇していました。しかし7年たち定員も増え職場環境も変わり、また職員も新しい人が
増え、自己満足があるのではないかと、初心に帰り、評価いただくため参加を決めました。今回
の評価項目は前回指摘された①子どもの発達援助②地域の子育て支援③地域の住民や関係機関と
の連携④運営管理の4項目であったが、特に地域との関係は地域住民の反対の声があった中での
開園だったので最初は地域住民から種々のクレームがありましたが、保育園の行事に参加してい
ただくことや逆に地域の行事に積極的に参加することなどで、時間をかけて理解していただき、
今回の評価では良好な関係が出来ていることが認められたと思います。このようなことが第三者
評価の効果の一例と思います。
私の個人的な見解ですが、今の第三者評価制度は全国的に広がりを見せていません。
北九州市ではほとんどの園が実施していますが、他の市町村では実施園は少ないようです。これ
は費用が掛かる(北九州市は無料)ことと、待機児が多いところでは保護者が保育園を選別する余
裕がないからだと思います。また制度にも問題があるかもしれません。
平成27年度から「子ども・子育て支援新制度」が始まります。この中でも、株式会社などの
参入に対して良好な保育園、保育の質を確保するための手段の一つとして第三者評価が行われる
ようになっています。現在のやり方と同じかどうか分かりませんが、実のある第三者評価制度が
できることを期待しています。