講義概要 統計的仮説検定 仮説検定の考え方(帰無仮説と対立仮説) 第1種・第2種の過誤、検定力 t検定 / カイ2乗検定 / F検定 平均値の差の検定 講義概要/前期の復習 分散分析(ANOVA) 回帰分析/重回帰分析 時系列分析 記述統計 平均: 分散: 主な分布 1 x x1 x2 xn n 1 2 2 s 2 x1 x xn x n 標準偏差: s average( ) varp( ) stdevp( ) s2 cf. 推測統計で用いる分散 1 2 x1 x n 1 不偏分散: v2 標準偏差: v v2 xn x 2 二項分布: X~B(n, p) 二者択一試行を独立にn回繰り返す時、注目して いる方の事象(確率p)が発生する回数Xの分布 P( X k ) n Ck p k (1 p)n k , E[ X ] np, k 0,1 n V [ X ] np(1 p) 正規分布: X~N(m,s2) var( ) stdev( ) n 2 2 分散と不偏分散の関係: v n 1 s – 統計学で最も良く使われる分布 – 平均を中心とした左右対称のベル型 – 標準正規分布と正規分布表: Z= E[ X ] , 無作為抽出した標本の分布は母集団と類似 標本平均・(不偏)分散・標準偏差・・・母数の推定 大数の法則 標本サイズが大きくなるに従って標本平均は真の平 均に近づく 例)サイコロを多数回投げると各目が出る確率は1/6に近ずく 中心極限定理 標本平均の分布は標本サイズが大きくなるに従って 正規分布に近づく 例)ある母集団から100個の標本を抽出し平均を求める操作を 繰り返したとき、標本平均の分布は正規分布となる 区間推定 母集団と標本 標本抽出・分布 V[ X ] 2 X t分布: T X X S S S , X t0.975 0.975 n 1 n 1 ˆˆ ˆˆ pq pq 母比率の区間推定: pˆ 1.96 n , pˆ 1.96 n 母平均の区間推定: X t 母数が範囲内にある(推定が当たり)確率は95% 推定精度(e)と標本サイズ(n)の関係 2 母平均推定: 母比率推定: 1.96S n e 2 1.96 ˆˆn pq e 1 二項分布(1) 確率分布 次の確率分布を持つXについて問に答えよ。 X P(X) 1 1/10 2 1/5 3 2/5 4 1/5 5 1/10 (1)Xの期待値を求めよ 1 1 1 2 1 1 2 3 4 5 3 10 5 5 5 10 (2) Xの分散を求めよ 2 (1 3)2 1 1 1 1 (2 3)2 (4 3)2 (5 3)2 1.2 10 5 5 10 二項分布(2) 確率変数Xが二項分布B(n,p) に従うとき, Xの 期待値は np ,分散は np(1-p) となる。 nが大きい場合,二項分布は正規分布で近似で きる。例えば,不良率が2%の製品を無作為に 400個抽出するとき含まれる不良品の個数Xは 二項分布B(400, 0.02)に従う。これは正規分布 N( 8 , 7.84 )で近似できる。 コインを5回投げ表の出た回数をXとするとき、 Xの確率分布を求めよ。 X P(X) 0 1/32 1 5/32 2 5/16 3 5/16 4 5/32 5 1/32 P(0) 5 C0 1/ 2 1/ 2 1/ 2 1/ 32 0 5 5 P(1) 5 C1 1/ 2 1/ 2 5 1/ 2 5 / 32 1 4 5 P(2) 5 C2 1/ 2 1/ 2 10 1/ 2 10 / 32 5 / 16 2 3 5 P(3) P(2), P(4) P(1), P(5) P(0) 二項分布(3) 不良品率が10%の製品から無作為に4個を抜き 取り検査するとき次の値を求めよ。 (1)不良品が1個も含まれない確率 P(0) 4 C0 0.10 0.94 0.6561 (2)不良品が2個含まれる確率 P(2) 4 C2 0.12 0.92 6 0.0081 0.0486 (3) 4個中に含まれる不良品の数の平均と分散 E ( X ) 4 0.1 0.4 V ( X ) 2 4 0.1 0.9 0.36 2
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